【クリスティアン・キヴ】フリーキックが蹴れる左利きのセンターバック【伝説サッカー選手紹介#106】

好きなサッカー選手

どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。

今回紹介する伝説のサッカー選手はルーマニアの【クリスティアン・キヴ】です。

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生徒
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「 クリスティアン・キヴってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」

「クリスティアン・キヴの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」

と思ったあなたへお届けします。

この記事を読んでいただければ、【クリスティアン・キヴ】のプレースタイルと数値化された6つの能力(オフェンス、ディフェンス、テクニック、パワー、スピード、スタミナ)を知ることが出来ます。

さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。

選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。

  1. プレースタイルと能力【パラメータ】
  2. 死のグループに翻弄されるユーロ【代表チーム】
  3. アヤックスの盟友とともに達成したとインテル三冠【クラブチーム】

四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。

プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。

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選手プロフィール

  • 名前:クリスティアン・キヴ
  • 国籍:ルーマニア
  • 生年月日:1980年10月26日
  • 身長・体重:184cm81kg
  • 利き足:左足
  • ポジション:ディフェンダー、ミッドフィルダー
  • 代表歴:75試合(3得点)
  • ワールドカップ出場:無し

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』クリスティアン・キヴ

クラブ出場(得点)
1996-1998レシツァ23(2)
1998-2000ウニヴェルシタテア32(3)
2000-2003アヤックス107(13)
2003-2007ローマ85(6)
2007-2014インテル115(3)
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プレースタイルと能力【パラメータ】

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【クリスティアン・キヴ】の能力を表すパラメータがこちらです。

  • オフェンス:12
  • ディフェンス:18
  • テクニック:16
  • パワー:16
  • スピード:15
  • スタミナ:15
  • 総合力:92

出典: WORLD CLUB Champion Football セガ

【クリスティアン・キヴ】は希少種です。

世界でも重宝される左利きのセンターバック。

しかも、高精度のフリーキックも蹴れます。

サイドバックやボランチもできるところも同じです。

なぜ、左利きのセンターバックが重宝されるのか?

現代サッカーではフィールドプレーヤー全員でボール回しできることを要求されます。

ゴールキーパーが大きく前に蹴ることは少なくなり、ディフェンスラインからボールをつなぎます。

右利き二人のセンターバックだとボールを右足に持ちがちのため、パスコースがせまくなります。

右センターバックに右利き、左センターバックに左利きを配置すると対角線のパスコースがうまれます。

それだけならあまり効果がないのですが、高精度のキックを蹴れるとなると話は別です。

最終ラインからのゲームメイクが可能になるからです。

【キヴ】はそれだけでは満足しませんし、チームも満足しません。

高精度のキックがあるならフリーキックのキッカーにするのは当然の流れです。

ディフェンダーでも関係ありません。

アヤックスの先輩である【フランク・デ・ブール】を彷彿とさせます。

【フランク・デ・ブール】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

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死のグループに翻弄されるユーロ【代表チーム】

死のグループを突破したユーロ2000

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【クリスティアン・キヴ】はワールドカップに出場できませんでしたが、2度のユーロに出場しています。

一度目はユーロ2000です。

ユーロ2000の出場チームは16チームでワールドカップ32チームに対して半分です。

ユーロ(欧州選手権)はヨーロッパの強豪が集まるため、ある意味ワールドカップよりレベルが高いとも言われています。

そのため、死のグループと言われる強豪国がかたまるグループが必ずといっていいほど存在します。

ユーロ2000で言うとグループAです。

【キヴ】がいるルーマニア以外に、ドイツ、イングランド、ポルトガルの3チームです。

ドイツには【オリバー・カーン】【ローター・マテウス】【ミヒャエル・バラック】などの闘将が多数います。

【オリバー・カーン】【ローター・マテウス】【ミヒャエル・バラック】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

イングランドには【デビッド・ベッカム】【ガリー・ネビル】【フィル・ネビル】【ポール・スコールズ】のマンチェスター・ユナイテッド黄金世代と【マイケル・オーウェン】と【アラン・シアラー】の新旧ストライカーがいます。

【デビッド・ベッカム】【ポール・スコールズ】【マイケル・オーウェン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

ポルトガルにはゴールデンエイジ【ルイス・フィーゴ】【マヌエル・ルイ・コスタ】【パウロ・ソウザ】などがいます。

【ルイス・フィーゴ】【マヌエル・ルイ・コスタ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

そんなグループに入ってしまったルーマニアには波乱を起こすエース【ゲオルゲ・ハジ】と守備のリーダー【ゲオルゲ・ポペスク】がいます。

のちに【中田英寿】のチームメイトとなる若き【アドリアン・ムトゥ】もいます。

19歳の【キヴ】はキッカーとしては【ハジ】から、守備のリーダーとしての心得は【ポペスク】から試合を通して学んだのだと思います。

【中田英寿】【ゲオルゲ・ハジ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

初戦のドイツ戦は1対1の引き分け。

2戦目のポルトガル戦は1対0で負けました。

勝つしかないイングランド戦で【キブ】が魅せます。

先制点のゴールを決めます。

3対2で勝利をおさめ、グループリーグ2位で突破します。

ベスト8の相手は【キヴ】のあこがれの選手【パオロ・マルディーニ】率いるイタリアです。

他にも【ファビオ・カンナバーロ】【アレッサンドロ・ネスタ】【アレッサンドロ・デル・ピエーロ】【フィリッポ・インザーギ】などがいます。

グループリーグでの激戦の疲弊は大きく、ルーマニアの快進撃はイタリアにストップされます。

優勝チームはイタリアを決勝で倒した【ジネディーヌ・ジダン】率いるフランスです。

【パオロ・マルディーニ】【ファビオ・カンナバーロ】【アレッサンドロ・ネスタ】【アレッサンドロ・デルピエロ】【フィリッポ・インザーギ】【ジネディーヌ・ジダン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

死のグループを突破できなかったユーロ2008

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【クリスティアン・キヴ】が出場した二度目のユーロはユーロ2008です。

ここでも前回同様に死の組に入ることとなります。

ルーマニア以外にフランス、イタリア、オランダです。

フランスは【ジダン】は引退しましたが、【ティエリ・アンリ】【クロード・マケレレ】【パトリック・ヴィエラ】【リリアン・テュラム】【フランク・リベリー】【カリム・ベンゼマ】などがいます。

【ティエリ・アンリ】【クロード・マケレレ】【パトリック・ヴィエラ】【リリアン・テュラム】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

イタリアには【ジャンルイジ・ブッフォン】【ジャンルカ・ザンブロッタ】【アンドレア・ピルロ】【ジェンナーロ・ガットゥーゾ】【アレッサンドロ・デルピエロ】など2006年ドイツワールドカップ優勝メンバーがいます。

【ジャンルイジ・ブッフォン】【ジャンルカ・ザンブロッタ】【アンドレア・ピルロ】【ジェンナーロ・ガットゥーゾ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

オランダにはゴールデンエイジ【ヴェスレイ・スナイデル】【ラファエル・ファン・デル・ファールト】【ロビー・ファンペルシー】【アリエン・ロッベン】などに加えベテランの【ファン・デル・サール】や【ファン・ニステルローイ】がいます。

【ヴェスレイ・スナイデル】【ラファエル・ファン・デル・ファールト】【ロビーファン・ペルシ】【アリエン・ロッベン】【ファン・デル・サール】【ファン・ニステルローイ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

初戦のフランス戦は0対0の引き分け。

2戦目のイタリア戦は1対1の引き分け。

2000ユーロと同様に勝つしかない3戦目のオランダ戦は勝つしかない状況です。

アヤックスで著しく成長した【キヴ】ですが、その時のチームメイトやライバルに屈することとなります。

優勝チームは純粋なサイドアタッカーを置かない黄金の中盤【シャビ・エルナンデス】【アンドレス・イニエスタ】【セスク・ファブレガス】【ダビド・シルバ】と【フェルナンド・トーレス】がいるスペインです。

【シャビ・エルナンデス】【セスク・ファブレガス】【ダビド・シルバ】【フェルナンド・トーレス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

アヤックスの盟友とともに達成したとインテル三冠【クラブチーム】

才能の開花【アヤックス】

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【クリスティアン・キヴ】を知ったきっかけは【小野伸二】がフェイエノールトへ移籍し、マイナーなオランダリーグ「エールディビジ」の試合をテレビで見れるようになったことと無関係ではありません。

ちなみにぼくが一番好きなクラブチーム「アヤックス」です。

※好きになったいきさつはプロフィールで語っています。

1995年のチャンピオンズリーグ優勝をピークに選手移籍により解体されましたが、若手育成が得意なアヤックスは不死鳥のごとく蘇り、新たな世代が台頭してきました。

アヤックスの試合が【小野伸二】の移籍により、身近にみれるようになったため、すかさずアヤックスの試合を見ました。

アヤックスは若手の育成に定評がありますが、時に才能が固まっている世代があります。

この時もまさにそうです。

  • スナイデル
  • ファン・デル・ファールト
  • ナイジェル・デ・ヨング
  • ライアン・バベル
  • イブラヒモビッチ
  • ハイティンハ
  • マックスウェル
  • フェルマーレン

【キヴ】は加入2年目の2001-2002年シーズンに国内リーグ戦と国内カップ戦の優勝をします。

そして色々なメンツをおさえて【キヴ】はオランダリーグの年間最優秀選手に輝きます。

攻撃的な選手の【スナイデル】【ファン・デル・ファールト】【イブラヒモビッチ】などをおさえて。

しかも21歳の若さで。

【小野伸二】【ヨン・ハイティンハ】【マクスウェル】【ズラタン・イブラヒモビッチ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

次のシーズンにさらなる飛躍を遂げます。

チャンピオンズリーグでの快進撃です。

一次グループリーグではのちに移籍するインテルと同じグループとなり2位で通過します。

【キヴ】も含めこの世代でインテルに移籍したアヤックス出身の選手が多いのはグループリーグでのインパクトがあったからだと思います。

当時のチャンピオンズリーグは今と違い、一次グループリーグの後は決勝トーナメントではなく二次グループリーグがありました。(選手の負担を考えず試合数を増やす思惑があったと言われています。)

二次グループリーグではバレンシア、アーセナル、ローマと同じグループとなりバレンシアに続き2位で突破します。

ちなみに翌シーズンに【キヴ】は同じグループで対決したローマに移籍することになります。

準々決勝の相手はアヤックスが最後にチャンピオンズリーズに優勝した71994-1995年シーズンの決勝の相手ACミランです。

初戦は0対0。

2戦目は打ち合いの末、2対3で負けましたが、「アヤックスここにあり」を示してくれました。

スナイデルと勝ち取った三冠【インテル】

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【クリスティアン・キヴ】はアヤックスからローマに移籍し、4シーズンを過ごした後にインテルに移籍します。

イタリアセリエAのチーム「インテル」を正確に言うと「インテルナツィオナーレ」となり、ブラジルの「インテルナシオナル」と同じで英語で言うと「インターナショナル」です。

そこにはアヤックス時代のチームメイト【マクスウェル】と【イブラヒモビッチ】がいました。

ディフェンスラインでは【マクスウェル】と阿吽の呼吸で左サイドを制圧し、得意のフィードキックはターゲットマンの【イブラヒモビッチ】がいることでより効果的になります。

【キヴ】はインテルで「チャンピオンズリーグ」「国内リーグ」「国内カップ」の全てで同一年度で優勝する三冠に貢献しました。

イタリアのチームでありながら、チームの名前の通り国際的な選手が多くイタリアのチームなのにイタリア人がほぼいない状態でした。

アルゼンチン人の【ハビエル・サネッティ】【ワルテル・サムエル】【エステバン・カンビアッソ】【ディエゴ・ミリート】。

ブラジル人の【ルシオ】【ジュリオ・セザール】【マイコン】【ディアゴ・モッタ】。

ここにアヤックス時代の盟友【スナイデル】や【デヤン・スタンコビッチ】【サミュエル・エトー】がアクセントを加えます。

監督は名将【モウリーニョ】です。

【サネッティ】【ルシオ】【エトー】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。

三冠達成後もインテルに所属することとなる【キヴ】にあらたな出会いがありました。

【長友佑都】です。

ときには左サイドでコンビを組んだり、ときにはポジション争いをして切磋琢磨していました。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

【クリスティアン・キヴ】は、左利きのセンターバックとして活躍しました。

いつの時代も重宝される選手です。

日本にも【伊藤洋輝】という左利きのセンターバックがいますが、現時点ではフリーキックを任せられることはありません。

そこでコンバートしてほしいのが【松木玖生】です。

左利き。

高精度のフリーキックが蹴れる。

リーダーシップがある。

フィジカルが強い。

同じ北海道出身で「攻撃的ミッドフィルダーからセンターバックにコンバート」したキャプテン翼の「松山光くん」がいます。

【松木玖生】が【キヴ】や【フランク・デ・ブール】のように最後方からゲームメークできれば、日本代表は違う景色が見れると思います。

【クリスティアン・キヴ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。

Cristian Chivu And The Rivalry Between Roma And Inter | Chivu Interview | Serie A

次回予告

次回は【マルセル・デサイー】です。

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