【セスク・ファブレガス】バルセロナ生まれアーセナル育ちのクアトロ・フゴーネスの一人【伝説サッカー選手紹介#118】

好きなサッカー選手

どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。

今回紹介する伝説のサッカー選手はスペインの【セスク・ファブレガス】です。

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生徒
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「 セスク・ファブレガスってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」

「セスク・ファブレガスの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」

と思ったあなたへお届けします。

この記事を読んでいただければ、【セスク・ファブレガス】のプレースタイルと数値化された6つの能力(オフェンス、ディフェンス、テクニック、パワー、スピード、スタミナ)を知ることが出来ます。

さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。

選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。

  1. プレースタイルと能力【パラメータ】
  2. クアトロ・フゴーネスの一人としてスペイン黄金時代を築く【代表チーム】
  3. バルセロナのちアーセナルのちバルセロナ【クラブチーム】

四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。

プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。

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選手プロフィール

  • 名前:セスク・ファブレガス
  • 国籍:スペイン
  • 生年月日:1987年5月4日
  • 身長・体重:180cm75kg
  • 利き足:右足
  • ポジション:ミッドフィルダー、フォワード
  • 代表歴:110試合(15得点)
  • ワールドカップ出場:2006年、2010年、2014年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』セスク・ファブレガス

クラブ出場(得点)
2003-2011アーセナル212(35)
2011-2014バルセロナ96(28)
2014-2019チェルシー138(15)
2019-2022モナコ54(3)
2022-2023コモ17(0)
通算517(81)
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プレースタイルと能力【パラメータ】

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【セスク・ファブレガス】の能力を表すパラメータがこちらです。

  • オフェンス:19
  • ディフェンス:10
  • テクニック:19
  • パワー:14
  • スピード:15
  • スタミナ:17
  • 総合力:94

出典: WORLD CLUB Champion Football セガ

【セスク・ファブレガス】は色々なプレースタイルを持っていますが、「レジスタ」の印象が一番強いです。

レジスタとは、もともとは演出家や映画監督などの指揮をとる人を指します。

それが転じて、サッカー選手に使う場合、プレーをコントロールする司令塔を指します。

【セスク】はパスセンスの塊です。

ショートパスは「インサイドキック」で、ロングパスは「インステップキック」と「インフロントキック」を使い分けます。

一つ一つのキック技術が珠玉の逸品です。

しかし、それだけでは語れないのが【セスク】です。

キック技術を最大限にいかすのは、ピッチを俯瞰する目とそこから瞬時に最適なパスを導き出す頭脳です。

敵の位置と味方の位置を常に把握し、平面ではなく立体的に空間を捉えます。

俗に言う「イーグルアイ」です。

鳥のように空中から見ていないとわからないスペースを瞬時に発見し、パスを供給し続けます。

ちなみに、スペイン代表で試合中にPKを4回蹴っているのですが、4回とも失敗しているのは七不思議の一つです。

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クアトロ・フゴーネスの一人としてスペイン黄金時代を築く【代表チーム】

王者の風格を味わった2006年ドイツワールドカップ

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【セスク・ファブレガス】はスペイン代表として3度ワールドカップに出場しています。

最初のワールドカップは2006年ドイツワールドカップです。

【ラウル】【イニエスタ】とともにベンチメンバーでスタートします。

【セスク】はグループリーグ1戦目の【シェフチェンコ】率いる「ウクライナ」でワールドカップデビューを果たします。

スペインはグループリーグ3連勝で首位通過しましたが、ベスト16の相手はラストダンスの【ジダン】率いる「フランス」になりました。

フランスがグループリーグ2位になったがゆえにベスト16での激突です。

【セスク】がグループリーグで途中出場から結果を出し続けたため、この大一番で先発出場します。

【ダビド・ビジャ】が先制点を決め、【リベリー】の得点で追いつかれ1対1で終盤を迎えます。

均衡を破ったのが、アーセナルで【セスク】とコンビを組んでいた【ヴィエラ】です。

そしてとどめをさしたのが【ジダン】でした。

この負けが【セスク】もスペイン代表ももう一段階上に進化させた試合とにら

んでいます。

【ラウル】【シェフチェンコ】【ジダン】【ヴィエラ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

スペイン黄金時代の幕開けユーロ2008

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【セスク・ファブレガス】は2006年ドイツワールドカップの2年後にリベンジの機会が訪れます。ユーロ2008です。

この大会でスペインは画期的な戦術を披露します。

その戦術は4人の司令塔を同時に起用し、クアトロ・フゴーネス(4人の創造主)と呼ばれました。

「船頭多くして船山に登る」と言われるように、ありえない戦術です。

事実、日本の黄金のといわれ【ジーコ】が理想としていた【中田英寿】【中村俊輔】【小野伸二】【稲本潤一】の中盤は2006年ドイツワールドカップで花開くことなく、グループリーグで敗退しました。

スペインは少しアレンジしました。フォーメーション的に4141にし、1つ目の1にアンカーとして守備職人、2つ目の1にはポストプレーができるセンターフォワードの【フェルナンド・トーレス】を置きました。

そしてその間に【アンドレス・イニエスタ】【シャビ・エルナンデス】【セスク・ファブレガス】【ダビド・シルバ】の4人を横並びで配置します。

グループリーグは3連勝で首位通過します。

トーナメント初戦のベスト8の相手は、2006年ドイツワールドカップ優勝国の「イタリア」です。

【ブッフォン】が健在でスペインの黄金の中盤をシャットアウトしPK戦までもつれ込みます。

5人目のキッカー【セスク】が決めてベスト4へ進出します。

準決勝でロシアを倒し、決勝はドイツです。

クアトロ・フゴーネスの4人が先発し、【フェルナンド・トーレス】がゴールを決め1対0で勝利し、1964年以来のビッグタイトルを44年ぶりに戴冠します。

無敵艦隊によるスペイン黄金時代の幕開けと言っていいでしょう。

【ジーコ】【中田英寿】【中村俊輔】【シャビ・エルナンデス】【ブッフォン】【フェルナンド・トーレス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

悲願のスペイン初優勝2010年南アフリカワールドカップ

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【セスク・ファブレガス】にとってもスペイン代表にとってもワールドカップ優勝は悲願です。

ユーロ2008の優勝メンバーもそろっており、メンバーは全盛期を迎えているため、ある意味最初で最後のチャンスかも知れません。

ユーロ2008で席巻した「クアトロ・フゴーネス」のメンバーに割って入ったのが【シャビ・アロンソ】です。

そのあおりを受けたのが【セスク・ファブレガス】です。

10番の背番号をつけましたが、大会を通して先発はなく途中出場のみでした。

しかし【シャビ・エルナンデス】【シャビ・アロンソ】【イニエスタ】が活躍できたのも、控えに同様の力を持っている【セスク・ファブレガス】【ダビド・シルバ】がいたからこそです。

当時も今もスペイン代表の主力メンバーは「バルセロナ」と「レアルマドリード」の2つのため、コンビネーションの面でアーセナル所属の【セスク】が先発を外れたのはしょうがなかったのかもしれません。

しかし、そこで終わらないのが【セスク】です。

両者ともに初優勝をかけた決勝戦の「オランダ」戦で魅せます。

アヤックス好きの僕としては、オランダカルテット【スナイデル】【ファン・デル・ファールト】【ロッベン】【ファン・ペルシー】がいるオランダを応援していたことは内緒です。

話を戻し決勝戦。

試合は0対0で終盤までもつれ、状況を打開するために後半42分【シャビ・アロンソ】にかわり【セスク】が登場します。

延長に入っても0対0が続き、PK戦がちらつきはじめた後半11分に【セスク】のパスにバルセロナのカンテラ時代に切磋琢磨した【イニエスタ】が反応します。

【イニエスタ】のボレーシュートはゴールに吸い込まれ、スペインの初優勝の決勝点となります。

【スナイデル】【ファン・デル・ファールト】【ロッベン】【ファン・ペルシー】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

スペインの最高傑作「Sボックス」ユーロ2012

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【セスク・ファブレガス】としてもスペイン代表としてもユーロとワールドカップを優勝しました。

ヨーロッパのチームでユーロ、ワールドカップを3連続優勝したチームは一つもありません。

ドイツもフランスも達成できない偉業にスペインが立ち向かいます。

グループリーグ初戦は難敵イタリア。

先制点を奪われますが、【セスク】が同点ゴールを決め1対1の引き分けに持ち込みました。

【セスク】はグループリーグ2戦目のアイルランド戦でもゴールを決め、スペインは2勝1分けでグループリーグ首位通過します。

準々決勝ではフランスを2対0で破ります。

準決勝は【クリスティアーノ・ロナウド】率いるポルトガルに0対0でPK戦までもつれ込みます。

【セスク】は最後のキッカーをまかされ見事決めて、決勝戦にコマをすすめます。

決勝の相手はグループリーグ初戦で引き分けたイタリアです。

決勝のスタメンは下記表をご確認ください。

出典: UEFA EURO 2012決勝

【ブスケッツ】をアンカーにすえ、【セスク】を中心に【シャビ・エルナンデス】【シャビ・アロンソ】【アンドレス・イニエスタ】【ダビド・シルバ】が囲むフォーメーションは「Sボックス」と言っても過言ではないです。

SボックスはNボックスの派生で僕が考えた造語です。

ジュビロ磐田全盛期に、【名波浩】を中心に【服部年宏】【福西崇史】【藤田俊哉】【奥大介】で構成されたNボックスでJリーグ完全優勝を達成します。

こちらはサイドアタッカーがいないですが、ディフェンス力が高い二人がいるためより現実的なフォーメーションです。

一方「Sボックス」は周りの5人全てがパサーです。

ボールを持たれたら相手チームは一巻の終わりです。

守備が強力なカテナチオの国「イタリア」もなすすべもなく4対0で粉砕されます。

スペインの黄金時代はここで一旦終了します。

バルセロナのちアーセナルのちバルセロナ【クラブチーム】

ベンゲル監督のもと飛躍した【アーセナル】

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【セスク・ファブレガス】の少し先輩に【シャビ・エルナンデス】と【アンドレス・イニエスタ】がいました。

この二人はともにパスセンスがすぐれ、プレースタイルも近いため【セスク】がバルセロナでスタメンを掴むにはこの二人を超えないといけませんでした。

16歳の【セスク】はその時点では超えることは出来ず、かといってくすぶるわけにはいかないです。

そんな中、【セスク】は若手の育成に定評がある稀代の名将「ベンゲル監督」率いるアーセナルに移籍することを決断します。

「ベンゲル監督」が育てた若手は【ジョージ・ウェア】【リリアン・テュラム】【ティエリ・アンリ】【パトリック・ヴィエラ】などディフェンスの選手からオフェンスの選手まで数しれず。

【ストイコビッチ】や【ベルカンプ】などのファンタジスタの活かし方も知っています。

【セスク】はアーセナル移籍2年目の17歳のときにレギュラーとしてリーグ戦33試合に出場します。

【セスク】と同い年でバルセロナユースで苦楽を共にした【リオネル・メッシ】はまだリーグ戦デビューしていないので、その凄さが際立ちます。

【ヴィエラ】が移籍すると背番号4を引き継ぎ、21歳のときにはキャプテンに就任します。

プレミアリーグのタイトルは取れませんでしたが、結果としてバルセロナからアーセナルへの移籍が、サッカー選手として成熟していくこととなりました。

【ジョージ・ウェア】【リリアン・テュラム】【ティエリ・アンリ】【ストイコビッチ】【ベルカンプ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

武者修行を終え古巣に戻った【バルセロナ】

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【セスク・ファブレガス】はアーセナルでの冒険の後、バルセロナへ復帰します。

当時のバルセロナは433で中盤はバルセロナユース出身の【シャビ・エルナンデス】【アンドレス・イニエスタ】【セルヒオ・ブスケッツ】と完璧の布陣でアーセナルで研鑽をつんだ【セスク・ファブレガス】といえど割り込む余地はほとんどありませんでした。

そのためかどうかはわかりませんが、バルセロナユースの大先輩である「グアルディオラ監督」は【セスク】をセンターフォワードで起用します。

ゲームメーカーのセンターフォワードといえば【フランチェスコ・トッティ】のゼロトップ起用がありました。

これを参考にしたかはわかりませんが、チームのバランスとしては大成功でした。

カンテラを同時期に過ごした【リオネル・メッシ】と【ジェラール・ピケ】の存在も大きかったと思います。

性格もプレースタイルも分かっているため、ポジション関係なく連携ができるからです。

最前線で持ち前のアシスト能力に加えて、得点能力も底上げすることとなります。

ちなみにこの出来事は【リオネル・メッシ】がスペインリーグでいまだ破られることがない50ゴールをあげた伝説の年でした。

【セスク・ファブレガス】の存在が不可欠であったことはいうまでもありません。

【グアルディオラ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

アシストを量産した【チェルシー】

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【セスク・ファブレガス】はバルセロナで3シーズン過ごし、選手として成長しました。

しかし、バルセロナでは本来のポジションでは常時出場できないこともあり「チェルシー」に移籍することとなります。

タイミングとしてはチェルシーの中盤の覇者【フランク・ランパード】がチェルシーから去った後でしたので、重圧もあったかと思います。

ここでも名将との出会いがあります。

アーセナル時代の「ベンゲル監督」、バルセロナ時代の「グアルディオラ監督」、そして「ジョゼ・モウリーニョ」監督です。

本来のポジションのボランチで起用された【セスク・ファブレガス】はゴールに直結するアシストを量産しチームの勝利に貢献します。

アーセナル時代に届かなかった、プレミアリーグの優勝を加入初年度に果たします。

【セスク】のアシスト能力をあわらわすデータがあります 

【セスク】は【ライアン・ギグス】の367試合よりも約70試合少ない293試合で100アシストを達成した選手となりギネス記録となりました。

かつての【セスク】の恩師である「グアルディオラ監督」のもとで、【デ・ブライネ】が237試合で100アシスト達成し破られましたが、色あせることない記録です。

【ライアン・ギグス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

【セスク・ファブレガス】は16歳でのアーセナル移籍がクラブチームでも代表チームでも運命をかえた決断となります。

動かず身を委ねるのか、動いて道を切り開くのか、を教えてくれました。

【久保建英】【中井卓大】の二人も名門ユース出身です。

【久保建英】は諸事情もありましたが、試合に出れる環境を常に求めて「レアル・ソシエダ」にたどり着きチャンピオンズリーグに出場する機会を得ました。

今後の未来に、バルセロナやレアルマドリードに戻るかどうかはわかりません。

【中井卓大】は現時点ではとどまるのか移籍するのかはわかりません。

移籍のタイミングと監督の出会いでキャリアが変わるので、運命がかわる決断をしてほしいです。

【セスク・ファブレガス】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。

Cesc Fabregas Was Insane At Arsenal

次回予告

次回は【澤穂希】です。

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ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。

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