【ファン・ホーイドンク】日本代表に足りないものを一人で持っている【伝説サッカー選手紹介#126】

好きなサッカー選手

どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。

今回紹介する伝説のサッカー選手はオランダの【ファン・ホーイドンク】です。

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生徒
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「 ファン・ホーイドンクってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」

「ファン・ホーイドンクの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」

と思ったあなたへお届けします。

この記事を読んでいただければ、【ファン・ホーイドンク】のプレースタイルと数値化された6つの能力(オフェンス、ディフェンス、テクニック、パワー、スピード、スタミナ)を知ることが出来ます。

さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。

選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。

  1. プレースタイルと能力【パラメータ】
  2. 主役になれずスーパーサブに徹した【代表チーム】
  3. 渡り鳥ストライカー【クラブチーム】

四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。

プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。

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選手プロフィール

  • 名前:ファン・ホーイドンク
  • 国籍:オランダ
  • 生年月日:1969年11月29日
  • 身長・体重:193cm87kg
  • 利き足:右足
  • ポジション:フォワード
  • 代表歴:46試合(14得点)
  • ワールドカップ出場:1998年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ファン・ホーイドンク

クラブ出場(得点)
1989-1991ローゼンダール69(33)
1991-1995NAC115(81)
1995-1997セルティック69(44)
1997-1999ノッティンガム・フォレスト71(36)
1999-2000フィテッセ29(25)
2000-2001ベンフィカ30(19)
2001-2003フェイエノールト61(52)
2003-2005フェネルバフチェ53(32)
2005-2006NAC17(5)
2006-2007フェイエノールト37(8)
1989-2007通算551(33
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プレースタイルと能力【パラメータ】

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【ファン・ホーイドンク】の能力を表すパラメータがこちらです。

  • オフェンス:17
  • ディフェンス:5
  • テクニック:17
  • パワー:17
  • スピード:9
  • スタミナ:10
  • 総合力:75

出典: WORLD CLUB Champion Football セガ

【ファン・ホーイドンク】は今(2023年10月)の日本代表に足りないものを一人で持っているストライカーです。

身長が高くヘディングが強い。

フリーキックが上手い。

この特徴は劣勢の時ほど欲しい能力です。

リードされている時間帯や1点をどうしてもを欲しい時はパスをつなぎ続けるよりも一発で局面を打開しないといけません。

パワープレーとセットプレーからの得点を期待させる選手が【ファン・ホーイドンク】なのです。

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主役になれずスーパーサブに徹した【代表チーム】

1998年フランスワールドカップ

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【ファン・ホーイドンク】は実力者ながらワールドカップは1度だけ出場しています。

理由は諸説あると思いますが、アヤックス出身でないことも理由の一つです。

1994−1995年にアヤックスがチャンピオンズリーグで優勝したこともあり、オランダ代表のベースもおのずとアヤックス出身となります。

【ファン・デル・サール】【フランク・デ・ブール】【ロナルド・デ・ブール】【マルク・オーフェルマルス】【セードルフ】【ダービッツ】【ベルカンプ】【クライファート】などアヤックス出身は枚挙にいとまがありません。

アヤックスベストイレブンに興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

【ファン・ホーイドンク】はアヤックス出身でもなく、当時は他のオランダビッグクラブのPSVでもフェイエノールトでもありません。

コンビネーションという意味では不利な立場でした。

さらに、オランダ代表は伝統的に3トップを採用するケースが多く、1998年もセンターフォワード一人とウィング二人です。

センターフォワードには【クライファート】が先発起用されるため、【ファン・ホーイドンク】はスーパーサブになります。

【ファン・ホーイドンク】はフリーキックと高さがあるため、苦しい時に活躍できるためフーパーサブにはピッタリの選手とも言えます。

グループリーグでは3試合中1試合の出場でした。

韓国戦で1点を決めます。

決勝トーナメントではベスト16、準々決勝では出番がなく、準決勝ブラジル戦の1対0で【ファン・ホーイドンク】が投入されます。

当時のブラジルは怪物【ロナウド】、貴公子【レオナルド】、闘将【ドゥンガ】、異次元フリーキッカー【ロベルト・カルロス】などがおり優勝候補の一角です。

オランダ代表を応援していたため、追いつけ追いつけと思いながら試合を見てました。

3トップが基本と言いましたが、追いつくためにはゴリ押しするしかありません。

そんなときの切り札が【ファン・ホーイドンク】です。

前線のマトが増え、試合終了間際に【ロナルド・デ・ブール】のクロスから【クライファート】がゴールを決め同点に追いつきます。

【ファン・ホーイドンク】がいたからこそ産まれたゴールなのかもしれません。

その後、延長戦でも決着がつかずPK戦で敗退します。

【ファン・デル・サール】【フランク・デ・ブール】【ロナルド・デ・ブール】【セードルフ】【ダービッツ】【マルク・オーフェルマルス】【ベルカンプ】【クライファート】【ロナウド】【レオナルド】【ドゥンガ】【ロベルト・カルロス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

ベスト4に貢献したユーロ2000&ユーロ2004

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【ファン・ホーイドンク】はオランダ代表として2度ユーロに出場しています。

いずれもワールドカップと同様にスーパーサブでした。

ユーロ2000は幸か不幸かオランダ代表はグループリーグから絶好調でした。

グループリーグでは1998年ワールドカップ優勝国のフランスと同じ組になります。

そんななかでも3戦3勝で突破します。

活躍したのが、エースストライカー【クライファート】とフリーキックの名手【フランク・デ・ブール】です。

となると、必然的に【ファン・ホーイドンク】の出番が少なくなります。

準々決勝は【クライファート】がハットトリックを決めます。

迎えた準決勝は守備の国イタリア。

オランダ代表はPKを2度獲得しますがイタリアの守護神【トルド】が2度とも止めます。

止められたキッカーは本大会で活躍していた【フランク・デ・ブール】と【クライファート】です。

結果論になりますが、その時ピッチに【ファン・ホーイドンク】がいればと思わずにはいられません。

現実的にはその時にピッチに立っていなければ蹴ることもできないので、スーパーサブの【ファン・ホーイドンク】は蹴ることはできませんでした。

延長戦、PK戦でも【トルド】の守備は冴え渡り、準決勝でオランダ代表は敗退します。

ユーロ2004のメンバー編成は、アヤックス好きな僕としては申し分ないものでした。

一番好きな選手の【セードルフ】世代と2番目に好きな選手【スナイデル】世代の融合です。

そんななか、センターフォワードの【ファン・ニステルローイ】が台頭したため、【ファン・ホーイドンク】はみたびスーパーサブとしての立場となります。

結果はベスト4です。

産まれた時代なのか、所属クラブのあやなのか【ファン・ホーイドンク】は残念ながらオランダ代表で主役になることはありませんでした。

【ファン・ニステルローイ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

渡り鳥ストライカー【クラブチーム】

古橋亨梧の先輩得点王【セルティック】

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【ファン・ホーイドンク】の海外初挑戦のクラブはスコットランドの「セルティック」です。

2023年現在【古橋亨梧】【前田大然】【旗手怜央】などが所属している日本に馴染み深いクラブです。

【中村俊輔】もこのクラブでレジェンドになりました。

【ファン・ホーイドンク】は加入1年目でいきなり得点王になります。

ただしリーグタイトルはもう一つの強豪チームの「レンジャーズ」が9連覇をはたしており、牙城を崩すことはできませんでした。

【中村俊輔】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

小野伸二とともに達成したUEFAカップ優勝【フェイエノールト】

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【ファン・ホーイドンク】が日本人に認知されたのは、【小野伸二】とは無関係ではありません。

2001−2002年シーズンに【小野伸二】がフェイエノールトへ移籍すると、フェイエノールトの試合をテレビ放送で生中継することとなりました。

必然的にチームメイトの選手を覚えることとなります。

【ファン・ホーイドンク】【ヨン・ダール・トマソン】【ロビン・ファン・ペルシー】などなど。

【中田英寿】がペルージャに移籍したときの【ラパイッチ】【オリーヴェ】【テデスコ】【マッツァンティーニ】のように。

【小野伸二】に注目することでパスの受け手のフォワードに目が行きます。

それが【ファン・ホーイドンク】です。

さらに衝撃的だったのが、キックの名手の【小野伸二】がフリーキックを蹴らせてもらえない事実です。

日本人から見れば【小野伸二】に蹴らせてくれよと思いましたが、【ファン・ホーイドンク】の決定力を見ると認めざるをえませんでした。

稀代のパサー【小野伸二】がボランチの位置からゲームを組み立てることで【ファン・ホーイドンク】を中心としたフォワード陣が躍動します。

チャンピオンズリーグのグループリーグは3位となり、ベスト16には進めませんでしたがUEFAカップの3回戦からの出場権を得ました。

3回戦はドイツの「フライブルク」を撃破すると、4回戦の相手は【ファン・ホーイドンク】が「セルティック」時代に辛酸をなめた「レンジャーズ」。

2試合合計4対3で辛くも突破し、リベンジを果たします。

準々決勝はオランダリーグのライバル「PSV」。

2試合合計2対2。

アウェイゴールも同じためPK戦にもつれこみますが突破。

準決勝の相手はイタリアの強豪「インテル」。

【クリスティアン・ビエリ】【アルバロ・レコバ】【ハビエル・サネッティ】など名選手が揃っていました。

この関門も2試合合計3対2とギリギリの戦いで突破します。

決勝の相手はドルトムント。

ベテランで守備の要【ユルゲン・コーラー】、魔術師【トマーシュ・ロシツキー】、【三浦知良】【ラモス瑠偉】などが活躍していたヴェルディ川崎のサテライト出身の【アモローゾ】など侮れない相手です。

先制点は【ファン・ホーイドンク】のPK。

さらに【ファン・ホーイドンク】が得点を重ね2対0とリードします。

【アモローゾ】のPKで1点差に詰め寄られますが【トマソン】が決め3対1。

2メートル超えの巨人【ヤン・コレル】に決められ、3対2となりますがしのぎきり優勝カップを手に入れます。

【ファン・ホーイドンク】は得点王も二つ手中にしています。

UEFAカップとリーグの二つです。

さらにオランダ年間最優秀選手賞も受賞しています。

惜しむらくは、絶頂期の2002年の日韓ワールドカップにオランダ代表が出場していないため、日本でその勇姿を見ることはできませんでした。

【ロビン・ファン・ペルシー】【クリスティアン・ビエリ】【アルバロ・レコバ】【ハビエル・サネッティ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

まとめ

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いかがでしたでしょうか。

【ファン・ホーイドンク】はフリーキックが蹴れる大型ストライカーという、日本代表に欠けているピースを持っています。

身長は伸ばすことはできないため、ないものねだりになります。

しかし、フリーキッカーは努力次第でどのポジションでもなれます。

現時点では突出した選手はいないため、2026年までに台頭してきてほしいです。

それには所属チームで各国のエースをおさえて蹴れるようにならないといけないです。

【ファン・ホーイドンク】と同じくセルティックに所属した【中村俊輔】が鍵を握っているのかもしれません。

【ファン・ホーイドンク】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。

Van Hooijdonk ● Legendary Free Kicks
TOP 10 GOALS | Pierre van Hooijdonk

次回予告

次回は【ウェイン・ルーニー】です。

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ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。

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