どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はチリの【マルセロ・サラス】です。
Embed from Getty Images「 マルセロ・サラスはどんな選手?」
「マルセロ・サラスのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【マルセロ・サラス】にキャッチフレーズをつけます。
エル・マタドール
「蝶のように舞い蜂のように刺す」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【マルセロ・サラス】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「ストライカー」
- ラツィオのスクデット
- ササコンビ
選手プロフィール
- 名前:マルセロ・サラス
- 国籍:チリ
- 生年月日:1974年12月24日
- 身長・体重:173cm73kg
- 利き足:左足
- ポジション:FW(フォワード)
- 主な所属チーム:ウニベルシダ・デ・チレ、リーベル・プレート、ラツィオ
- 代表歴:70試合(37得点)
- ワールドカップ出場:1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1993-1996 | ウニベルシダ・デ・チレ | 77 | (50) |
1996-1998 | リーベル・プレート | 53 | (24) |
1998-2001 | ラツィオ | 79 | (34) |
2001-2006 | ユヴェントス | 18 | (2) |
2003-2005 | → リーベルプレート (loan) | 32 | (10) |
2005-2006 | → ウニベルシダ・デ・チレ (loan) | ||
2007-2008 | ウニベルシダ・デ・チレ |
【マルセロ・サラス】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:18
- ディフェンス:6
- テクニック:15
- パワー:15
- スピード:16
- スタミナ:13
- 総合力:83
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【マルセロ・サラス】との出会いは、1998年フランスワールドカップです。
1998年は日本が初めて参加したワールドカップでした。
グループリーグ3連敗で世界は甘くないと感じた大会でもあり、世界には色々な国があると感じた大会でもあります。
1998年ワールドカップの南米勢は5チーム参加していました。
南米は「ブラジル」と「アルゼンチン」が2強として今も昔も存在しております。
「コロンビア」は1990年代に台頭してきて【バルデラマ】と【アスプリージャ】を中心にパスとスピードを融合させた魅力的なサッカーを繰り広げていました。
「パラグアイ」はフリーキックやペナルティキックも蹴れるゴールキーパー【チラベルト】が中心です。
そんななか「チリ」は【サラス】と【サモラーノ】の強烈2トップを主体としたチームです。
失礼な話、「チリ」は特に注目していたわけではないのですが、「イタリア」や「ブラジル」からゴールを決めた【サラス】に驚愕しました。
2022カタールワールドカップの【堂安律】のように。
【バルデラマ】【アスプリージャ】【チラベルト】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「ストライカー」
【マルセロ・サラス】のプレースタイルは左利きの「ストライカー」です。
前回紹介した【エムボマ】とはタイプが違う「ストライカー」です。
パワーやフィジカルを前面に出すタイプではなく、テクニックと嗅覚で得点します。
点を取れるポジションを常に探し、小柄だがポジション取りがよいため、ヘディングのゴールも決めます。
【サラス】はチャンスに強くここぞというタイミングでゴールを決めるので、ついた異名が「エル・マタドール(闘牛士)」です。
相手ディフェンダーをヒラヒラと華麗にかわし、ここぞというタイミングで急所(ゴール)を突く様子は美麗です。
他にも異名をつけようとこころみましたが、【サラス】を表す言葉はこれ以上もこれ以下もなかったです。
ゴール後の「片膝をついて人差し指を天に指す」パフォーマンスも印象に残っています。
左利きの点取り屋は【エムボマ】【シニョーリ】【ラウル】も紹介していますので、興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesラツィオのスクデット
【マルセロ・サラス】はラツィオのスクデット獲得メンバーの一人です。
スクデットは「イタリア語で盾」を意味し、イタリアリーグのセリエAの優勝を指します。
1999-2000年シーズンに獲得します。
「コッパ・イタリア」「カップウィナーズカップ」も同シーズンに獲得し、翌シーズンの「UEFAスーパーカップ」の獲得にも貢献します。
同じローマに拠点をおく【トッティ】や【バティストゥータ】率いる「ASローマ」はラツィオがスクデットを獲得した翌シーズンに「スクデット」を獲得し溜飲を下げます。
ちなみに【中田英寿】のユベントス戦での伝説のゴールの年です。
【トッティ】【バティストゥータ】【中田英寿】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
話を戻します。
【ラツィオ】がスクデットを獲得した時のメンバーがまぁすごいです。
ディフェンスライン中央に【ミハイロヴィッチ】と若き【ネスタ】。
ボランチに司令塔の【ベロン】とクラッシャーの【シメオネ】。
この時点で、中央の守備とゲームメイクは完璧です。
サイドアタッカーは後のバロンドール【ネドベド】といぶし銀の【セルジオ・コンセイソン】。
ツートップはチリのマタドール【サラス】とピッポの弟【シモーネ・インザーギ】です。
【シモーネ・インザーギ】は今では監督として有名です。
周りのメンバーは一癖も二癖もあるメンバーですが【サラス】の役割は明確です。
ゲームメイクや守備は任せて、【サラス】は点を取ることに集中すれば良いのです。
【サラス】はこのチームメイトに恵まれたことでラツィオで全盛期を謳歌したのだと思います。
【ミハイロヴィッチ】【ネスタ】【べロン】【ネドベド】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
ササコンビ
【マルセロ・サラス】はチリ代表です。
チリ代表にも【サラス】を最大限いかす相棒がいました。
その名も【イバン・サモラーノ】。
【サラス】より7歳年上の兄貴分で、レアル・マドリードやインテルで活躍したチリが誇るレジェンドプレーヤーです。
空中戦がもっぱら得意で「ヘリコプター」と呼ばれていました。
前線でボールをキープしてくれるポストプレーヤーです。
【サモラーノ】がキープしている間に【サラス】が点を決めるポジションにするすると移動し、一撃でしとめる。
空中の「ヘリコプター」、地上の「闘牛士」。
分かっちゃいるけど止められない。
そんなコンビです。
ついた異名が二人の名前の頭を取って「ササコンビ」。
ササコンビが猛威を振るった1998年フランスワールドカップはチリにとって4大会ぶりの参加となり、見事決勝トーナメントに出場しました。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【マルセロ・サラス】が一撃で決めるゴールはまさに「蝶のように舞い蜂のように刺す」表現がぴったりです。
左利きのストライカーは日本でも切望されています。
【久保建英】がクラブチームでフォワードで出場するのは賛成です。
【サラス】になるのか【ラウル】になるのか。
「ブルーロック」ではないですが、献身性もありながら「エゴ」をむき出しにできる選手はフォワードでこそ輝くのだと思います。
【マルセロ・サラス】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【アリエン・ロッベン】です。
お楽しみにしてください、またね。
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