どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はブラジルの【ロベルト・カルロス】です。
いきなりですが【ロベルト・カルロス】にキャッチフレーズをつけます。
居合斬りビッグバン
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ロベルト・カルロス】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- 時空を歪めたフリーキック
- 圧倒的なスピード
- 超攻撃的サイドバック
選手プロフィール
- 名前:ロベルト・カルロス
- 国籍:ブラジル
- 生年月日:1973年4月10日
- 身長・体重:168cm70kg
- 利き足:左足
- ポジション:DF(ディフェンダー)
- 主な所属チーム:パルメイラス、レアルマドリード、フェネルバフチェ
- 代表歴:125試合(11得点)
- ワールドカップ出場:1998年、2002年、2006年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
---|---|---|---|
1991-1993 | ウニオン・サンジョアン | ||
1993-1995 | パルメイラス | 44 | (3) |
1995-1996 | インテル・ミラノ | 30 | (5) |
1996-2007 | レアル・マドリード | 370 | (47) |
2007-2009 | フェネルバフチェ | 65 | (6) |
2010-2011 | コリンチャンス | 35 | (1) |
2011-2012 | アンジ・マハチカラ | 29 | (4) |
2015 | デリー・ディナモス | 3 | (0) |
【ロベルト・カルロス】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:15
- ディフェンス:11
- テクニック:12
- パワー:18
- スピード:20
- スタミナ:20
- 総合力:96
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【ロベルト・カルロス】との出会いは、日本代表がイングランド遠征でブラジル代表と対戦したときでした。
当時の日本代表は、ドーハの悲劇で世界への挑戦権を失い、強化するためには海外で強豪チームとの試合に飢えている時でした。
サッカーの母国イングランドで、サッカー王国ブラジルと対戦する貴重な機会で、フォワード以外の怪物を目の当たりにします。
それが【ロベルト・カルロス】です。
時は1995年6月6日。背番号6の【ロベルト・カルロス】が左サイドを切り裂き、豪快に得点を決めます。
後に【ロベルト・カルロス】は「悪魔の左足」と呼ばれるのですが、6月6日に6番で出場したことで運命づけられていたのかもしれません。
すごいぞポイント3つ
時空を歪めたフリーキック
【ロベルト・カルロス】といえば、フリーキックです。
今現在でも、ぼくが見た中では破壊力は歴代最強です。
そのなかでも、伝説化しているフリーキックが1998年のフランスワールドカップのプレ大会として行われたブラジル対フランスの試合で生まれました。
1997年6月3日にさかのぼります。
ゴールまで35メートル付近でブラジル代表はフリーキックを獲得し【ロベルト・カルロス】がボールをセットします。
フランス代表のゴールキーパーは【バルテズ】。壁は5枚。
【ロベルト・カルロス】が長い助走を取り、小刻みにステップを踏みながらボールに徐々に近づきます。
そして、左足の甲のアウトサイドがボールに触れて放たれたボールは、壁の右側を大きく外れたと誰もが思いました。
その刹那、急激にボールはありえないほど左方向に曲がりゴールに吸い込まれました。
ゴールキーパーの【バルテズ】は一歩も動けず、視聴者やぼくと同じく唖然とするほかありませんでした。
まさに一点に力が集中し「時空を歪めたビッグバン現象」を【ロベルト・カルロス】が起こしたのかもしれません。
蛇足となりますが、伝説のプレリュードを1994年ワールドカップのブラジル対オランダで見ていました。
鹿島アントラーズでも活躍した【レオナルド】が前試合で退場したことでベテランの【ブランコ】が急遽出場することとなります。
そこで「長い助走」、「小刻みなステップ」、「左足アウトサイドで強烈な一撃」の要素を全て満たしたフリーキックを【ブランコ】はオランダ代表のゴールに決めています。
【ロベルト・カルロス】本人が、【ブランコ】に影響を多大に受けていたことを認めています。
圧倒的なスピード
【ロベルト・カルロス】のプレースタイルといえば、圧倒的なスピードです。
まずはスプリント能力としてのスピードです。
100メートルを10秒9で走ったと言われています。
次にキックのスピードです。
フリーキックは前述しましたが、センタリングもフンワリしたボールではなく、高速センタリングです。
一瞬でゴールを陥れる【ロベルト・カルロス】のセンタリングの切れ味はまさに「居合斬り」のようで、まばたき厳禁です。
【ロベルト・カルロス】のスピード能力は味方の選手により最大限生かされます。
ブラジル代表は【リバウド】【ロナウジーニョ】【カカ】などのパサーとフィニッシャーの【ロナウド】がいました。
レアル・マドリーは【セードルフ】【レドンド】【ジダン】などのパサーとフィニッシャーの【ラウル】がいました。
【ロベルト・カルロス】のトップスピードに合わせるパス、さらに【ロベルト・カルロス】の高速センタリングをいとも簡単に合わせるシュート技術があるからこそです。
超攻撃的サイドバック
【ロベルト・カルロス】はサイドバックの概念を変えた革命家とも言えます。
1990年代初頭のぼくが知っているサイドバックは守備ありきです。
守備8割で、ときおり攻撃参加するイメージです。
攻撃参加時も、フォワードやミッドフィルダーの補佐することが多く、サイドをえぐってセンタリングすることはめったにありませんでした。
そんな中、【ロベルト・カルロス】はほぼ逆です。
攻撃8割で、ときおり守備するイメージです。
もはやディフェンダーではないのかもしれません。
前項でも語りました、チーム状況も影響しています。
【ロベルト・カルロス】は攻撃的なチームに所属しており、【ロベルト・カルロス】が果敢に攻撃することで、相手は守備をせざるを得ない状況に追い込まれます。
攻撃が最大の防御です。
レアル・マドリーは守備のスペシャリスト【マケレレ】が加わることで、【ロベルト・カルロス】が攻撃参加したあとのスペースを完璧に埋めることに成功し、攻守にスキがない銀河系軍団の最盛期を迎えることとなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ロベルト・カルロス】は圧倒的なスピードを武器に、「戦術」「ポジション」の概念を変えサッカーの針を大きく進めた稀有な選手です。
「居合斬り」の一閃と「ビッグバン」の爆発的衝撃を併せ持つ【ロベルト・カルロス】は「居合斬りビッグバン」と名付けたいと思います。
【ロベルト・カルロス】に蹴られたボールは痛くて泣いているのではなく、「ぼくを違う世界に連れてくれてありがとう」と嬉しくて泣いているのです。
【ロベルト・カルロス】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ヤリ・リトマネン】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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