どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はフランスの【リリアン・テュラム】です。
Embed from Getty Imagesいきなりですが【リリアン・テュラム】にキャッチフレーズをつけます。
守備の哲人(鉄人)
「最強の盾時々最強の矛」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【リリアン・テュラム】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- センターバックとサイドバック
- ワールドカップ優勝の影の英雄
- 守備最強トリオ
選手プロフィール
- 名前:リリアン・テュラム
- 国籍:フランス
- 生年月日:1972年1月1日
- 身長・体重:185cm79kg
- 利き足:右足
- ポジション:DF(ディフェンダー)
- 主な所属チーム:モナコ、パルマ、ユベントス
- 代表歴:142試合(2得点)
- ワールドカップ出場:1998年、2002年、2006年
【リリアン・テュラム】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:12
- ディフェンス:18
- テクニック:13
- パワー:18
- スピード:17
- スタミナ:17
- 総合力:95
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【リリアン・テュラム】との出会いはパルマ所属時代にさかのぼります。
もともとパルマは、【ゾラ】と【アスプリージャ】が所属していた1990年代初頭の第一次黄金時代からファンになり注目していました。
【ゾラ】【アスプリージャ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
そんななか、1995年デビュー組の【ブッフォン】と【カンナバーロ】に【テュラム】が加わり、鉄壁の守備陣を構築したのが衝撃でした。
詳しくは後ほど語ります。
Embed from Getty Imagesちなみに、【テュラム】のデビューはフランスリーグのモナコです。
【アンリ】同様、名将ベンゲル監督のもとで才能を開花し始めます。
【アンリ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
すごいぞポイント3つ
センターバックとサイドバック
【リリアン・テュラム】のプレースタイルの基本は守備です。
クラブチームでのポジションはセンターバックで、基本1対1の勝負では負けません。
当たり負けしない屈強なフィジカル、スピード、的確なポジショニングと読みなど、ディフェンダーに必要な要素を全て兼ね備えています。
さらに、フランス代表では違う顔をのぞかせます。
サイドバックです。
守備力をベースとして、スピードを生かし機を見たオーバーラップを繰り出します。
今で言うと、【冨安健洋】選手の逆バージョンです。
【冨安健洋】選手は日本代表ではセンターバック、クラブチームではサイドバックです。
【冨安健洋】選手には是非テュラムのようなどちらでもハイパフォーマンスをしていただきたいです。
話はそれましたが、現代のサッカーでもサイドバックとセンターバックを両方できる人材は、監督にとっても戦術の幅がぐっと広がり重宝されます。
【テュラム】は第一人者だったのかもしれません。
Embed from Getty Imagesワールドカップ優勝の影の英雄
【リリアン・テュラム】はフランス代表として142試合出場し、現時点(2021年)でフランス代表歴代最多出場の記録保持者です。
更新するとしたら【キリアン・エムバペ】しか考えられません。
そんな【テュラム】はフランス代表として2点記録しています。
ディフェンダーのため、試合数に対して得点数が少ないのですが、この2点がとてもフランス代表にとって貴重な2点になります。
時は1998年フランスワールドカップ準決勝。
この試合に勝てば、フランス代表の元祖皇帝【プラティニ】が行くことができなかった決勝にコマを進めることができます。
その大事な試合で【テュラム】はミスを犯します。
オフサイドの取りそこねです。
右サイドバックの【テュラム】が残っていたばっかりに、オフサイドが取れずクロアチアの【シュケル】に先制ゴールを決められます。
ちなみに【シュケル】はワールドカップ初出場の日本代表相手にも得点しており、フランスワールドカップの得点王です。
脱線しました。
1点ビハインドのフランス代表は、怒涛の反撃にでます。
特に【テュラム】は自分のミスの責任は、絶対に取り返すとばかりに果敢にオーバーラップをします。
そして、ペナルティーエリアまで侵入した【テュラム】は同点ゴールを決めます。
【テュラム】の攻めはまだ終わりません。
ペナルティエリアやや外から、利き足と逆の左足を一閃します。
鮮やかな軌道を描きゴール隅に吸い込まれます。
ゴール後のポーズが伝説となります。
正座の立膝のように座りながら、両手を腕組みし左人差し指を顔の前にするポーズは、得点シーンとともに脳内にこびりついています。
決勝の【ジダン】の2ゴールは、【テュラム】のゴールがなければ生まれていなかったかもしれません。
【ジダン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
【テュラム】は「戦犯からヒーローへ」になり、見事フランス代表を初の決勝へ導きました。
Embed from Getty Images守備最強トリオ
【リリアン・テュラム】は守備最強トリオの一人です。
攻撃のトリオでは3Rが有名です。
2002年ワールドカップ優勝に導いたブラジル代表の【ロナウド】【ロナウジーニョ】【リバウド】です。
守備最強トリオといわれれば、【ブッフォン】【カンナバーロ】【テュラム】です。
このトリオはパルマで結成し、後にユベントスで再結成します。
ユベントスには【ザンブロッタ】や【カモラネージ】などサイド攻撃が得意な選手がいたため、【テュラム】はサイドを果敢に上がることはありませんでした。
しかし、中央の守備は鉄壁となり安定感抜群です。
一騎当千の3人がそろっているので、攻め手がありません。
伝説的な3人が、パルマ時代に出会ったのは奇跡だったのかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【リリアン・テュラム】は守備の大切さに攻撃のエッセンスを加えました。
いざとなると最強の盾が最強の矛となりえることをフランスワールドカップで証明しました。
【テュラム】は頭脳明晰かつ博識なため「哲人」と呼ばれています。
怪我も少ないことから「鉄人」でもあります。
自分が何をすべきかを考え抜いて、守備に徹し、時に攻めることを選択しました。
一撃必殺の武器を携えながら、見せびらかすことはせず、ただ黙々と考え抜いたプレーをする【テュラム】にはしびれます。
【リリアン・テュラム】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【シャビ・エルナンデス】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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