サッカー選手紹介#33【リリアン・テュラム】守備の哲人(鉄人)「最強の盾時々最強の矛

好きなサッカー選手

どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。

今回紹介する好きなサッカー選手はフランスの【リリアン・テュラム】です。

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いきなりですが【リリアン・テュラム】にキャッチフレーズをつけます。

じょのれん
じょのれん

守備の哲人(鉄人)

「最強の盾時々最強の矛」

なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【リリアン・テュラム】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。

  1. センターバックとサイドバック
  2. ワールドカップ優勝の影の英雄
  3. 守備最強トリオ
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選手プロフィール

  • 名前:リリアン・テュラム
  • 国籍:フランス
  • 生年月日:1972年1月1日
  • 身長・体重:185cm79kg
  • 利き足:右足
  • ポジション:DF(ディフェンダー)
  • 主な所属チーム:モナコ、パルマ、ユベントス
  • 代表歴:142試合(2得点)
  • ワールドカップ出場:1998年、2002年、2006年

【リリアン・テュラム】の能力を表すパラメータがこちらです。

  • オフェンス:12
  • ディフェンス:18
  • テクニック:13
  • パワー:18
  • スピード:17
  • スタミナ:17
  • 総合力:95

出典: WORLD CLUB Champion Football セガ

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出会い

【リリアン・テュラム】との出会いはパルマ所属時代にさかのぼります。

もともとパルマは、【ゾラ】と【アスプリージャ】が所属していた1990年代初頭の第一次黄金時代からファンになり注目していました。

【ゾラ】【アスプリージャ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

そんななか、1995年デビュー組の【ブッフォン】と【カンナバーロ】に【テュラム】が加わり、鉄壁の守備陣を構築したのが衝撃でした。

詳しくは後ほど語ります。

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ちなみに、【テュラム】のデビューはフランスリーグのモナコです。

【アンリ】同様、名将ベンゲル監督のもとで才能を開花し始めます。

【アンリ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

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すごいぞポイント3つ

センターバックとサイドバック

【リリアン・テュラム】のプレースタイルの基本は守備です。

クラブチームでのポジションはセンターバックで、基本1対1の勝負では負けません。

当たり負けしない屈強なフィジカル、スピード、的確なポジショニングと読みなど、ディフェンダーに必要な要素を全て兼ね備えています。

さらに、フランス代表では違う顔をのぞかせます。

サイドバックです。

守備力をベースとして、スピードを生かし機を見たオーバーラップを繰り出します。

今で言うと、【冨安健洋】選手の逆バージョンです。

【冨安健洋】選手は日本代表ではセンターバック、クラブチームではサイドバックです。

【冨安健洋】選手には是非テュラムのようなどちらでもハイパフォーマンスをしていただきたいです。

話はそれましたが、現代のサッカーでもサイドバックとセンターバックを両方できる人材は、監督にとっても戦術の幅がぐっと広がり重宝されます。

【テュラム】は第一人者だったのかもしれません。

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ワールドカップ優勝の影の英雄

【リリアン・テュラム】はフランス代表として142試合出場し、現時点(2021年)でフランス代表歴代最多出場の記録保持者です。

更新するとしたら【キリアン・エムバペ】しか考えられません。

そんな【テュラム】はフランス代表として2点記録しています。

ディフェンダーのため、試合数に対して得点数が少ないのですが、この2点がとてもフランス代表にとって貴重な2点になります。

時は1998年フランスワールドカップ準決勝。

この試合に勝てば、フランス代表の元祖皇帝【プラティニ】が行くことができなかった決勝にコマを進めることができます。

その大事な試合で【テュラム】はミスを犯します。

オフサイドの取りそこねです。

右サイドバックの【テュラム】が残っていたばっかりに、オフサイドが取れずクロアチアの【シュケル】に先制ゴールを決められます。

ちなみに【シュケル】はワールドカップ初出場の日本代表相手にも得点しており、フランスワールドカップの得点王です。

脱線しました。

1点ビハインドのフランス代表は、怒涛の反撃にでます。

特に【テュラム】は自分のミスの責任は、絶対に取り返すとばかりに果敢にオーバーラップをします。

そして、ペナルティーエリアまで侵入した【テュラム】は同点ゴールを決めます。

【テュラム】の攻めはまだ終わりません。

ペナルティエリアやや外から、利き足と逆の左足を一閃します。

鮮やかな軌道を描きゴール隅に吸い込まれます。

ゴール後のポーズが伝説となります。

正座の立膝のように座りながら、両手を腕組みし左人差し指を顔の前にするポーズは、得点シーンとともに脳内にこびりついています。

決勝の【ジダン】の2ゴールは、【テュラム】のゴールがなければ生まれていなかったかもしれません。

【ジダン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。

【テュラム】は「戦犯からヒーローへ」になり、見事フランス代表を初の決勝へ導きました。

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守備最強トリオ

【リリアン・テュラム】は守備最強トリオの一人です。

攻撃のトリオでは3Rが有名です。

2002年ワールドカップ優勝に導いたブラジル代表の【ロナウド】【ロナウジーニョ】【リバウド】です。

守備最強トリオといわれれば、【ブッフォン】【カンナバーロ】【テュラム】です。

このトリオはパルマで結成し、後にユベントスで再結成します。

ユベントスには【ザンブロッタ】や【カモラネージ】などサイド攻撃が得意な選手がいたため、【テュラム】はサイドを果敢に上がることはありませんでした。

しかし、中央の守備は鉄壁となり安定感抜群です。

一騎当千の3人がそろっているので、攻め手がありません。

伝説的な3人が、パルマ時代に出会ったのは奇跡だったのかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

【リリアン・テュラム】は守備の大切さに攻撃のエッセンスを加えました。

いざとなると最強の盾が最強の矛となりえることをフランスワールドカップで証明しました。

【テュラム】は頭脳明晰かつ博識なため「哲人」と呼ばれています。

怪我も少ないことから「鉄人」でもあります。

自分が何をすべきかを考え抜いて、守備に徹し、時に攻めることを選択しました。

一撃必殺の武器を携えながら、見せびらかすことはせず、ただ黙々と考え抜いたプレーをする【テュラム】にはしびれます。

【リリアン・テュラム】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。

Lilian Thuram, The Philosopher [Skills & Goals]

次回予告

次回は【シャビ・エルナンデス】です。

お楽しみにしてください、またね。

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ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。

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