どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はアルゼンチンの【フェルナンド・レドンド】です。
【レドンド】のすごいぞポイントは3つあります。
- 影の支配者
- フィールドの貴公子
- 自分の正義を貫く
すごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
選手プロフィール
- 名前:フェルナンド・レドンド
- 国籍:アルゼンチン
- 生年月日:1969年6月6日
- 身長・体重:186cm75kg
- 利き足:左足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:アルヘンティノス、テネリフェ、レアルマドリード
- 代表歴:29試合(11得点)
- ワールドカップ出場:1994年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
---|---|---|---|
1985-1990 | アルヘンティノス | 65 | (1) |
1990-1994 | テネリフェ | 103 | (8) |
1994-2000 | レアル・マドリード | 165 | (4) |
2000-2004 | ミラン | 16 | (0) |
通算 | 349 | (13) |
【フェルナンド・レドンド】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:14
- ディフェンス:14
- テクニック:18
- パワー:13
- スピード:13
- スタミナ:12
- 総合力:84
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【レドンド】との出会いは1994年ワールドカップです。
アルゼンチンの英雄【マラドーナ】は当時サッカー素人のぼくでも知っており、【バティストゥータ】【カニーヒア】の2トップもサッカー雑誌を読んで知っておりました。
【バティストゥータ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
【レドンド】については試合を見るまで、正直知りませんでした。
上記3人+【バルボ】の前線の攻撃力がすごすぎて目を奪われがちでしたが、誰がその前のお膳立てしているんだろうと思うと、【レドンド】がいたのです。
のちに守備力は高いが攻撃が苦手な【シメオネ】や【センシーニ】の渋さも知るのですが、当時はパス、ドリブル、シュートが上手い選手しか見れていませんでした。
渋い選手の皆様、この場を借りて謝罪します。「大変申し訳ありませんでした。」
すごいぞポイント3つ
影の支配者
【レドンド】を表現するときにレジスタと言う言葉が使われます。
レジスタとは、もともとは演出家や映画監督などの指揮をとる人を指します。
それが転じて、サッカー選手に使う場合、プレーをコントロールする司令塔を指します。
プレーをコントロールする選手ならどのポジションでも、本来はレジスタになるのですが、どちらかというとディフェンダーの少し前のポジションの選手に使われます。
中盤の選手は色々な呼び方があり、時代時代で意味も解釈が変わりますが、下記のようになんとなくイメージしただけると助かります。
- アンカー:ディフェンスラインの前で守備をするスペシャリスト
- レジスタ:中盤の中央でパスをさばきゲームをコントロールする
- ボランチ:ハンドルを意味しチームの舵取りをする
- サイドハーフ:サイドを中心に攻守に動く
- オフェンシブハーフ:フォワードのすぐ後ろで攻撃のタクトをふるう
そんなレジスタ【レドンド】はゲームをコントロールするが、先日語った【バルデラマ】のような王様ではありません。
【バルデラマ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
それには理由があり、アルゼンチンには絶対的王様の【マラドーナ】がいるからです。
【マラドーナ】を気持ちよくプレーさせることがチームとして第一優先です。
全盛期を過ぎていた【マラドーナ】ですが、ゴール前の決定力やアイデアは超一流ですので、中盤のゲームメイクをレドンドがさり気なく担っていました。
まさに、昨今取り上げられている裏回し芸人のはしりです。
決して前へ前へと出しゃばらず、司会者の意図を汲み取り番組を成立させます。
イメージで言うと、ヤットこと【遠藤保仁】です。
【小野伸二】【中田英寿】【中村俊輔】【本田圭佑】などの司会者の裏できっちりチームをコントロールし、裏回していました。
日本代表試合数の最多記録保持者は伊達ではありません。
脱線しましたが、当時のアルゼンチン代表は裏で【レドンド】が支配していたのだと思います。
その後、レアルマドリードに移籍しワールドクラスへの道を邁進します。
中でも、初回で語らせていただいた【セードルフ】とのコンビは相性抜群です。
タイプが違う裏回しが二人いるイメージです。
当時のレアルマドリードには【シューケル】【ミヤトビッチ】【ラウル】【カランブー】【ロベルト・カルロス】【イエロ】などそうそうたるメンバーがいました。
ベテランや若手もいて年齢もバラバラ、国籍もバラバラの中、ピッチ内でなんの問題もなく機能させていたのは潤滑油【セードルフ】と影の支配者【レドンド】です。
2回のチャンピオンズリーグ優勝に貢献したのは必然かもしれません。
【小野伸二】【中田英寿】【中村俊輔】【セードルフ】【ラウル】【ロベルト・カルロス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
フィールドの貴公子
【レドンド】に関する情報は下記4つになります。
- レフティ(左利き)
- スタイルがいい
- 金髪かつイケメン
- 中流階級の家庭で生まれた
背筋をピンと張る姿勢で、左足から繰り出されるパスは品を感じます。
レフティ特有のボールタッチもよどみなくスマートなため、うっとりします。
スタイルは186cm75kgで小顔のため、モデルのような高身長で優雅です。
とどめは、お金持ちの生まれかつ金髪でイケメンです。
一般的には【レドンド】の愛称は「王子様」ですが、ぼく的には「貴公子」いや「フィールドの貴公子」のほうがスッキリします。
フィールドの貴公子は、キャプテン翼に登場する三杉くんからの引用です。
華麗なプレー、イケメン、お金持ちの家と共通点も多く、翼くんがいることでリベロにコンバートすることになるのですが、陰でチームをコントロールするところも似た境遇です。
自分の正義を貫く
嘘かまことか分かりませんが、アルゼンチン代表のパサレラ監督の「長髪の選手は髪を切らないと代表に呼ばない」発言から、【レドンド】は反発し髪を切らなかったため1998年ワールドカップは欠場しています。
さかのぼると1990年ワールドカップも監督の戦術が合わないことから、参加要請がありながら拒否しています。
一見わがままのように見えますが、すでに語っているすごいぞポイント「影の支配者」と無関係でないと睨んでいます。
チームをコントロールすることがプレースタイルなのであれば、コントロールすることを抑制する監督とは非常に相性が悪いです。
監督からの命令を一つのコマとして淡々と仕事をこなすことが、【レドンド】のポリシーと反しているから、1990年も1998年の招集を拒否したのであれば腑に落ちます。
髪を切る、切らないは実際は関係なく、「俺の戦術に絶対従え」監督にはついて行けないのかもしれません。
唯一戦術を重視する監督で、レアルマドリード時代のカペッロ監督は例外です。
カペッロ監督は【レドンド】をマイベストイレブンに選出するほど認めているため、押し付け戦術はしなかったのではないかと思います。
補足:アルゼンチンとの数奇な運命
海外チームの試合は生であまり見れていないのですが、4試合中3試合がアルゼンチン絡みです。
その3試合が下記です。
- 2002年日韓ワールドカップ アルゼンチン対スウェーデン
- 2003年トヨタカップ ボカ・ジュニアーズ対ACミラン
- 2006年ドイツワールドカップ アルゼンチン対メキシコ
1試合目は2002年日韓ワールドカップのアルゼンチン対スウェーデンです。
アルゼンチンの10番のユニフォームを着て応援していましたが、【オルテガ】がPK目当てにわざと転ぶ行為のダイブを連発していたので、少し恥ずかしくなったのも今はいい思い出です。
ちなみに、【カニーヒア】が試合に出ていないのに退場処分されたり、若き日の【イブラヒモビッチ】を見れたのも印象に残っています。
2試合目は2003年トヨタカップです。
ACミランを応援しにいったのですが、対戦相手は【マラドーナ】も過去に所属していたアルゼンチンのボカ・ジュニアーズでした。
当時19歳の【テベス】が売出し中で、横浜国際総合競技場に行く道でボカ・ジュニアーズのサポーターがテベスのチャント(応援歌)を歌っているのが印象的でした。
【テベス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
3試合目は2006年ドイツワールドカップのアルゼンチン対メキシコです。
チケット買ったときは「グループÇ1位対グループD2位」しか決まっておらず、ドイツに行ってから対戦相手が確定するという状況でした。
順当に行けば、Çグループはオランダかアルゼンチン、Dグループはポルトガルかメキシコが勝ち上がると思いどの組み合わせでもよいから、波乱だけはおきるなの思いでドイツに行きました。
結果、アルゼンチン対メキシコとなりました。
アヤックスファンのぼくとしては、オランダを見れないのは残念と思ったのですが、試合は激戦で大満足でした。
ちなみに、若き【メッシ】も見れました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【レドンド】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
最後に【レドンド】にキャッチフレーズをつけます。
グッドフィクサー
フィクサーというと悪者のイメージですが、グッドをつけることで真逆となります。
ぼくが勝手に作った言葉ですので、【レドンド】ファンで気分を害した皆様は申し訳ありません。
いつの間にか敵も味方も、あたかもお釈迦様の手のひらの上で踊らされているかの如く振る舞っていれば、【レドンド】は勝利という報酬とともにひっそりと「したり顔」をするでしょう。決して自分の手柄にはせずにね。
次回予告
次回は【ロマーリオ】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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