どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はセルビアの【シニシャ・ミハイロヴィッチ】です。
Embed from Getty Images「 シニシャ・ミハイロヴィッチはどんな選手?」
「シニシャ・ミハイロヴィッチのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【シニシャ・ミハイロヴィッチ】にキャッチフレーズをつけます。
栄光の架橋
「あなたの弾道は忘れません」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【シニシャ・ミハイロヴィッチ】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「リベロorレジスタ」
- フリーキックのみでハットトリック
- ラツィオのスクデット
選手プロフィール
- 名前:シニシャ・ミハイロヴィッチ
- 国籍:セルビア
- 生年月日:1969年2月20日
- 身長・体重:185cm78kg
- 利き足:左足
- ポジション:DF(ディフェンダー)、MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:ヴォイヴォディナ、サンプドリア、ラツィオ
- 代表歴:63試合(10得点)
- ワールドカップ出場:1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1986-1988 | ボロヴォ | 41 | (5) |
1988-1990 | ヴォイヴォディナ | 73 | (19) |
1990-1992 | レッドスター・ベオグラード | 38 | (9) |
1992-1994 | ローマ | 54 | (1) |
1994-1998 | サンプドリア | 110 | (12) |
1998-2004 | ラツィオ | 126 | (20) |
2004-2006 | インテル | 25 | (5) |
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:14
- ディフェンス:16
- テクニック:15
- パワー:16
- スピード:11
- スタミナ:12
- 総合力:82
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】との出会いは、たぶん1991年のトヨタカップです。
【ミハイロビッチ】は今はなきユーゴスラビアのレッドスターに所属していて、チリのコロコロと戦います。
ACミランのオランダトリオやユベントスの【ミシェル・プラティニ】などネームバリューがある選手に慣れていたせいか、当時は地味なカードだったと記憶しています。
しかし、欧州のブラジルと呼ばれていたユーゴスラビアの個人技は度肝を抜かれました。
その源流に日本に馴染みのある「イビチャ・オシム監督」や【ドラガン・ストイコビッチ】がいます。
今はセルビアやクロアチア等に分かれましたが、その個人技は2022年ワールドカップでも日本を苦しめます。
【プラティニ】【ストイコビッチ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「リベロorレジスタ」
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】のプレースタイルは「リベロorレジスタ」です。
若い時代は中盤でチームを支配するレジスタで、いつのころか最終ラインでリベロとなります。
もちろん守備力もあるのですが、左足から繰り出されるパスでゲームを組み立て攻撃の起点となります。
左利きのセンターバックは世界的にも珍しいため、今も昔も重宝されます。
少し古いところではオランダの【フランク・デ・ブール】、直近ですとクロアチアの【ヨシュコ・バルディオル】です。
2024年には【伊藤洋輝】が「バイエルン・ミュンヘン」へ移籍しました。
【ミハイロヴィッチ】は闘争心もキャプテンシーも備えており、プレーと叱咤激励で味方を鼓舞します。
【フランコ・バレージ】や【ドゥンガ】など闘将列伝の一人です。
【フランク・デ・ブール】【バレージ】【ドゥンガ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesフリーキックのみでハットトリック
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】のフリーキックは度肝を抜かれます。
フリューゲスで活躍した【エドゥ・マランゴン】以来の衝撃でした。
セリエAでの初ゴールがフリーキックであり、フリーキックのみでのハットトリックもセリエA初です。
直接フリーキックのゴール数28は【アンドレア・ピルロ】と並んでいまでもセリエAの記録です、
左利きのフリーキックといえば【ジュゼッペ・シニョーリ】【アルバロ・レコバ】【ロベルト・カルロス】【中村俊輔】と数多くいますが、甲乙付けがたいほど破壊力満タンです。
特にロングレンジでいえば【ミハイロヴィッチ】がナンバーワンかもしれません。
【ピルロ】【シニョーリ】【レコバ】【ロベルト・カルロス】【中村俊輔】さんに興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesラツィオのスクデット
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】はローマやサンプドリアではタイトルに恵まれませんでした。
ラツィオ移籍後にセリエAの優勝をあらわす「スクデット」を1999-2000年シーズンに獲得します。
「コッパ・イタリア」「カップウィナーズカップ」も同シーズンに獲得し、翌シーズンの「UEFAスーパーカップ」の獲得にも貢献します。
同じローマに拠点をおく【フランチェスコ・トッティ】や【ガブリエル・バティストゥータ】率いる「ASローマ」はラツィオがスクデットを獲得した翌シーズンに「スクデット」を獲得し溜飲を下げます。
ちなみに【中田英寿】のユベントス戦での伝説のゴールの年です。
【トッティ】【バティストゥータ】【中田英寿】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
話を戻します。
【ラツィオ】がスクデットを獲得した時のメンバーがまぁすごいです。
ディフェンスライン中央に【ミハイロヴィッチ】と若き【アレッサンドロ・ネスタ】。
ボランチに司令塔の【ファン・セバスティアン・ベロン】とクラッシャーの【ディエゴ・シメオネ】。
この時点で、中央の守備とゲームメイクは完璧です。
サイドアタッカーは後のバロンドール【パベル・ネドベド】といぶし銀の【セルジオ・コンセイソン】。
ツートップはチリのマタドール【マルセロ・サラス】とピッポの弟【シモーネ・インザーギ】です。
【シモーネ・インザーギ】は今では監督として有名です。
今思えばバンディエラ【ネスタ】にキャプテンシーをプレーで伝えたのが【ミハイロヴィッチ】になります。
【べロン】【ネスタ】【ネドベド】【サラス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】はいついかなる時も手を抜かず100%の力を発揮します。
チームを鼓舞したり、自らフリーキックを決めたり、体を張って攻撃を止めたり色々な情景が目に浮かびます。
さながら「栄光の架橋」をかけるが如くです。
【冨安健洋】選手はボローニャ時代に【ミハイロヴィッチ】の指導を受け、ワールドクラスへの扉を開きました。
色々言われる時代ですが、愛ある闘将はいつの時代も必要なのだと思います。
謹んでお悔やみ申し上げます。
【シニシャ・ミハイロヴィッチ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【パトリック・エムボマ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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