どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はカメルーンの【サミュエル・エトー】です。
Embed from Getty Images「 サミュエル・エトーってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」
「サミュエル・エトーの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」
と思ったあなたへお届けします。
この記事を読んでいただければ、【サミュエル・エトー】のプレースタイルと数値化された6つの能力(オフェンス、ディフェンス、テクニック、パワー、スピード、スタミナ)を知ることが出来ます。
さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。
選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。
- プレースタイルと能力【パラメータ】
- シドニーオリンピック金メダル獲得【代表チーム】
- バルセロナとインテルで2シーズン連続の三冠【クラブチーム】
四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
選手プロフィール
- 名前:サミュエル・エトー
- 国籍:カメルーン
- 生年月日:1981年3月10日
- 身長・体重:180cm79kg
- 利き足:右足
- ポジション:フォワード
- 代表歴:118試合(56得点)
- ワールドカップ出場:1998年、2002年、2010年、2014年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』サミュエル・エトー
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1997-2000 | レアル・マドリード | 3 | (0) |
1997-1998 | →レガネス (loan) | 28 | (3) |
1999 | →エスパニョール (loan) | 0 | (0) |
2000 | →マジョルカ (loan) | 13 | (6) |
2000-2004 | マジョルカ | 120 | (48) |
2004-2009 | バルセロナ | 144 | (108) |
2009-2011 | インテル・ミラノ | 67 | (33) |
2011-2013 | アンジ・マハチカラ | 53 | (25) |
2013-2014 | チェルシー | 21 | (9) |
2014-2015 | エヴァートン | 14 | (3) |
2015 | サンプドリア | 18 | (2) |
2015-2018 | アンタルヤスポル | 59 | (36) |
2018 | コンヤスポル | 13 | (6) |
2018-2019 | カタールSC | 16 | (7) |
プレースタイルと能力【パラメータ】
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:20
- ディフェンス:9
- テクニック:15
- パワー:14
- スピード:20
- スタミナ:17
- 総合力:95
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
【サミュエル・エトー】はカメルーン史上ナンバーワン選手と言っても過言ではないです。
日本人にとってカメルーンといえばガンバ大阪に所属した【パトリック・エムボマ】を思い浮かべる人も多いでしょう。
【パトリック・エムボマ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
もう少し前の世代ですとワールドカップ最年長ゴール保持者の【ロジェ・ミラ】を思い浮かべる人もいるでしょう。
【エトー】がそんな先輩たちをこえたカメルーンナンバーワンの選手と言うのには訳があります。
打ち立てた実績が物語っています。
ワールドカップ出場4度。
アフリカネイションズカップ優勝2回。
チャンピオンズリーグ優勝3回。
アフリカ年間最優秀選手にいたっては史上最多の4度受賞。
圧倒的なスピードで「スピードスター」の名をほしいままにした【エトー】について代表チームとクラブチームに分けて次項から語っていきますので、もうしばらくお付き合いください。
シドニーオリンピック金メダル獲得【代表チーム】
最年少出場した1998年フランスワールドカップ
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】の世界デビューは日本が初参加した1998年フランスワールドカップです。
17歳3ヶ月でカメルーン代表史上最年少で出場します。
エムボマとともに金メダルを獲得して2000年シドニーオリンピック
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】は日本代表最強メンバーがそろっていた2000年の
シドニーオリンピックで金メダルを獲得しています。
当時の日本代表は1999ワールドユース準優勝メンバーや【中田英寿】【中村俊輔】などがいました。
カメルーン代表にはガンバ大阪でも活躍した【エムボマ】がオーバーエイジで参加しチームの中心です。
19歳の【エトー】は【エムボマ】からストライカーの魂をこのとき学んだのかもしれません。
カメルーンや予選リーグを1勝2分の2位で突破すると準々決勝でブラジルと戦います。
のちにチームメイトとなる【ロナウジーニョ】率いるブラジルを2対1で撃破します。
チリとの準決勝を2対1で勝利し決勝に進みます。
決勝はスペイン。
2対2の激闘の末、PK合戦でカメルーン初の世界のビッグタイトルを手に入れます。
ちなみに2000年にはアフリカネーションズカップも優勝していますので、「カメルーン」名実共にアフリカナンバーワンの地位を確立していきます。
【中田英寿】【中村俊輔】【ロナウジーニョ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
中津江村を一躍有名にした2002年日韓ワールドカップ
Embed from Getty Imagesカメルーンといえば中津江村を想起する人も少なくないでしょう。
そのカメルーン代表にいたのが【サミュエル・エトー】です。
カメルーンと中津江村の結びつきについて簡単に振り返ります。
日韓ワールドカップの出場を決めた国はキャンプ地を決めます。
カメルーンは中津江村を選択しました。
これだけでは20年過ぎた今でも記憶に残ることはありません。
ことの発端は給料問題です。
ワールドカップ期間中の給料についてカメルーン協会と選手のあいだでもめたため、歓迎ムードで準備していた中津江村に待てど暮らせどカメルーン代表が来ません。
すると、マスコミも大騒ぎとなり連日テレビや新聞で報道を繰り返します。
当初の予定日より5日遅れ、深夜3時に中津江村にカメルーン代表が来ました。
深夜3時にも関わらず、中津江村の村民は笑顔で迎え入れ、キャプテン【リゴベール・ソング】も「僕たちは今、家族になりました。」と挨拶しました。
結果的には4日間のみの滞在となりましたが、カメルーン代表と村民との交流は濃密となりました。
中津江村には今でも交流の証として【エムボマ】や【エトー】の黄金シューズが飾られています。
日本と初戦に対戦した2010年南アフリカワールドカップ
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】は2010年南アフリカワールドカップで日本と対戦しています。
当時の【エトー】はバルセロナやインテルで伝説的活躍をしており世界のストライカーになっていました。
逆にいえば日本代表目線でいうと【エトー】をおさえるのが勝利のポイントです。
日本代表は【長友佑都】がマッチアップして【エトー】のスピードを封じ1対0に貢献します。
尚、後に【エトー】と【長友佑都】はインテルでチームメイトとなります。
【エトー】は日本戦では不発でしたが、デンマークとオランダ戦でゴールを決め面目躍如となります。
バルセロナとインテルで2シーズン連続の三冠【クラブチーム】
青田買いの憂き目にあった【レアルマドリード】
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】はバルセロナの印象が多いですが、欧州デビューはバルセロナの永遠のライバルのレアルマドリードです。
レアルマドリードはスターを獲得すると同時に、ティーンエージャーの未来のスター候補を青田買いします。
【エトー】もその一人です。
当時のレアルマドリードは銀河系軍団の夜明け前でしたが、それでもフォワードのメンバーは強力です。
【ラウル・ゴンサレス】【プレドラグ・ミヤトビッチ】【ダヴォール・シューケル】【フェルナンド・モリエンテス】などなど。
【エトー】の出番はなくレンタルを繰り返します。
少し前の【久保建英】のように。
【エトー】はレンタル先の「マジョルカ」で実績を残し、引っ張られる形で完全移籍します。
レアルマドリードは移籍金約6億円を得ますが、逃した魚が大きいのに気づくのは少し後になります。
【ラウル】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
才能の開花【マジョルカ】
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】は19歳でマジョルカに移籍します。
レアルマドリードで試合に出れずにくすぶるより、試合に出れる環境を選んだのだと思います。
その判断は吉とでます。
4シーズンのうち3シーズンはリーグ戦で二桁得点をあげ、国内カップのコバデルレイの優勝に貢献しました。
こうなったらビッグクラブはほっとかないです。
すでにレアルマドリードと縁は切れているため、永遠のライバル「バルセロナ」への移籍の障壁はありません。
バルセロナからレアルマドリードへ直接移籍して物議を醸した【ルイス・フィーゴ】とは状況が違いました。
バルセロナでの活躍は次項で語ります。
【フィーゴ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
ロナウジーニョとメッシの相棒【バルセロナ】
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】といえばバルセロナの活躍なくして語りつくせません。
しかも二人のレジェンド「ファンタジスタ」の相棒であることも忘れてはなりません。
その二人は【ロナウジーニョ】と【リオネル・メッシ】です。
加入当時のバルセロナのメンバーは【ロナウジーニョ】以外にパサーが多くいました。
特に中盤のは宝庫です。
【シャビ・エルナンデス】【デコ】【アンドレアス・イニエスタ】【ラファエル・マルケス】と長短様々なパスが出てくるので【エトー】の持ち味であるスピードをふんだんに発揮することができました。
加入初年度の2004-2005年シーズンにリーグ優勝とチーム得点王を獲得します。
翌2005-2006年シーズンも勢いは落ちることはありません。
リーグ優勝、リーグ得点王、チャンピオンズリーグ優勝をはたします。
この世の春を謳歌しています。
【フランク・ライカールト】体制のこの時期のバルセロナをベストチームとして挙げる人も少なくありません。
しかしこれは序章でしかありませんでした。
【ロナウジーニョ】から【メッシ】に王様の座がスムーズに移管された2008-2009年シーズンにピークが来ます。
【エトー】【ティエリ・アンリ】【メッシ】のスリートップ。
ゲームメイクは最強デュオ【シャビ】と【イニエスタ】。
アンカーに【ヤヤ・トゥーレ】。
ディフェンスラインは右から【ダニエル・アウベス】【カルレス・プジョル】【ジェラール・ピケ】【エリック・アビダル】。
ゴールキーパーは【バルケス】。
そして監督はいまや名将の誉れ高い【ジョゼップ・グアルディオラ】。
このチームが負けるはずはありません8。
実際に「チャンピオンズリーグ」「国内リーグ」「国内カップ」の全てで同一年度で優勝する三冠すべてを獲得しました。
【シャビ】【マルケス】【ライカールト】【アンリ】【グアルディオラ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
史上初にして唯一の2シーズン連続の三冠【インテル】
Embed from Getty Images【サミュエル・エトー】は2009年のオフシーズンに【ズラタン・イブラヒモビッチ】とトレードする形でバルセロナからインテルに移籍します。
「インテル」は正確に言うと「インテルナツィオナーレ」となり、ブラジルの「インテルナシオナル」と同じで英語で言うと「インターナショナル」です。
イタリアのチームでありながら、チームの名前の通り国際的な選手が多くイタリアのチームなのにイタリア人がほぼいない状態でした。
アルゼンチン人の【ハビエル・サネッティ】【ワルテル・サムエル】【エステバン・カンビアッソ】【ディエゴ・ミリート】。
ブラジル人の【ルシオ】【ジュリオ・セザール】【マイコン】【ディアゴ・モッタ】。
他に【ウェズレイ・スナイデル】【デヤン・スタンコビッチ】【エトー】がアクセントを加えます。
監督は名将【モウリーニョ】です。
【ルシオ】はインテルで「チャンピオンズリーグ」「国内リーグ」「国内カップ」の全てで同一年度で優勝する三冠に貢献しました。
前年度バルセロナでも三冠を達成しており、長い歴史上で2シーズン連続の三冠は【エトー】のみです。
【イブラヒモビッチ】【スナイデル】【サネッティ】【ルシオ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
インテル退団後も【エトー】の旅は続きます。
ロシア、イングランド、トルコ、カタールなどなど。
まとめ
Embed from Getty Imagesいかがでしたでしょうか。
【サミュエル・エトー】は若くして欧州に旅立ち、13のクラブを渡り歩くこととなります。
紆余曲折はありながら「バルセロナ」や「インテル」などのビッグクラブで様々なタイトルに貢献しました。
圧倒的なスピードをゆるめることなく駆け抜けた【エトー】のサッカー人生を忘れることはないでしょう。
【サミュエル・エトー】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ジーダ】です。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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