どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はオランダの【フランク・ライカールト】です。
いきなりですが【ライカールト】にキャッチフレーズをつけます。
黒子の狂言回し
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ライカールト】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- 多面性のプレースタイル
- チャンピオンズリーグ優勝
- 戦術家監督の弟子
選手プロフィール
- 名前:フランク・ライカールト
- 国籍:オランダ
- 生年月日:1962年9月30日
- 身長・体重:190cm80kg
- 利き足:右足
- ポジション:DF(ディフェンダー)、MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:アヤックス、ACミラン
- 代表歴:73試合(10得点)
- ワールドカップ出場:1990年、1994年
出会い
【ライカールト】との出会いは、1990年のトヨタカップです。
「トヨタカップ」は当時の世界ナンバーワンのクラブを決める一発勝負の大会です。
ヨーロッパのチャンピオンと南米のチャンピオンが激突する大会が、毎年日本で見れたので、今考えると贅沢な大会です。
ACミランにはイタリアのチームですが、とんでもない能力を持った「オランダトリオ」を中心に攻撃が展開されます。
主役はどちらかと言うと、1988年の欧州選手権の決勝戦でスーパーボレーを決めた【ファンバステン】とドレッドヘアーを振り乱しダイナミックなプレーをする【フリット】でした。
【ライカールト】は子供だったぼくには3番手のイメージでした。
しかし、1990年のトヨタカップで【フリット】からのセンタリングをヘディングをした【ライカールト】のプレーが強烈なインパクトを持ちました。
すごいぞポイント3つ
多面性のプレースタイル
【ライカールト】のプレースタイルは多面性があります。
まずは、圧倒的な守備力です。
高身長からの空中戦の強さ、的確なスライディングタックル、読みとポジショニングを生かしたインターセプト。
さらに、パス能力も優れています。
奪ったボールを素早く、前線につなぎ【ファンバステン】【フリット】などの攻撃力をふんだんにいかします。
当時一世風靡した「ゾーンプレス」の申し子といっても過言ではありません。
とどめは、前線への攻め上がりです。
普段はひかえめだが、機をみて攻め上がるタイミングは抜群です。
違う視点から見ると、リベロとの関係性が【ライカールト】の能力を更にいかしたとにらんでいます。
ACミランでは【バレージ】、アヤックスでは【ブリント】、オランダ代表では【クーマン】です。
後ろに安心するリベロがいることで安心して攻め上がることができ、逆にリベロが攻め上がる場合は【ライカールト】が守りを固めることでリスクがほぼない状態で、攻守で相手チームを圧倒することができます。
同じく多様性のプレースタイルを持つ【フレンキー・デ・ヨング】、【ライアン・グラフェンベルフ】が【ライカールト】級のレジェンドになることをアヤックスファンとしては、期待します。
チャンピオンズリーグ優勝
【ライカールト】を優勝請負人でもあります。
ACミランで2回、アヤックスで1回優勝しています。
特に1994-95年シーズンのアヤックスでのチャンピオンズリーグ優勝は、プロフィールでも語らせていただきましたがアヤックス好きになった重要な分岐点です。
しかも、古巣のACミランを決勝で倒して、そのまま引退というドラマチックな展開です。
ACミラン時代は、【バレージ】【マルディーニ】【アンチェロッティ】【ドナドーニ】などイタリア人と【ファンバステン】【フリット】のオランダ人をリンクさせています。
アヤックス時代は、【セードルフ】【クライファート】【ダービッツ】【フランク・デ・ブール】【ロナルド・デ・ブール】【オーフェルマルス】などの若手の手本となり、ドラゴンボールの「カリン様」やナメック星の「最長老」のように潜在能力を引けあげています。
戦術家監督の弟子
【ライカールト】は優秀な監督にめぐまれているとも言えます。
最初のアヤックス時代は【ヨハン・クライフ】監督、ACミラン時代は「アリゴ・サッキ」監督と「ファビオ・カペッロ」監督、二度目のアヤックス時代は「ルイス・ファン・ハール」監督です。
いずれおとらぬ戦術家です。
先に語った多面性のプレースタイルは戦術家の監督にとっては、ごちそうでしかありません。
戦術の幅が倍どころか無限大になります。
【ライカールト】はのちにバルセロナの監督でチャンピオンズリーグ優勝を果たすのですが、屈指の戦術家からの薫陶はとんでもない財産だったのだと思います。
ちなみに現在の戦術家監督ナンバーワンの【グアルディオラ】はくしくも、同じく【クライフ】監督と「ルイス・ファン・ハール」監督から指導を受けています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ライカールト】は主役ではなく、黒子に徹することでチーム全体の能力があげられます。
狂言の世界で「狂言回し」という言葉があります。
「狂言回し」とは物語において、観客に物語の進行の理解を手助けすることが主な役割で、場合によっては物語の進行役もします。
実は、主人公であり黒幕であることもあります。
試合を制する【ライカールト】はまさに「黒子の狂言回し」です。
すでに語っている、【セードルフ】【レドンド】も近い存在になります。
【フランク・ライカールト】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【アレッサンドロ・デル・ピエロ】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
サッカーをプレーする皆様はこちら
サッカーを指導する皆様はこちら
サッカーの戦術マニアはこちら
世界のサッカー小僧のバイブル
ファンタジスタの見える景色を知る漫画
生きる道を模索する青春漫画
監督視点の漫画と思いきや選手の成長漫画
プロを目指す選手のもがき苦しみつつも楽しむ様子を描いた漫画
ストライカー育成漫画
コメント