どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はイタリアの【パオロ・マルディーニ】です。
いきなりですが【パオロ・マルディーニ】にキャッチフレーズをつけます。
ミスターバンディエラ
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【パオロ・マルディーニ】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- 守備の職人+α
- バンディエラ
- 親子三代
選手プロフィール
- 名前:パオロ・マルディーニ
- 国籍:イタリア
- 生年月日:1968年6月26日
- 身長・体重:186cm85kg
- 利き足:右足
- ポジション:DF(ディフェンダー)
- 主な所属チーム:ACミラン
- 代表歴:126試合(7得点)
- ワールドカップ出場:1990年、1994年、1998年、2002年
【パオロ・マルディーニ】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:14
- ディフェンス:18
- テクニック:14
- パワー:17
- スピード:16
- スタミナ:17
- 総合力:96
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【パオロ・マルディーニ】との出会いはたぶんトヨタカップです。
たぶんというのは、【マルコ・ファン・バステン】【ルート・フリット】【フランク・ライカールト】のオランダトリオに注目が集まり、【マルディーニ】や【フランコ・バレージ】などの守備陣はよくわかっていませんでした。
はっきり認識したのは、1994年のアメリカワールドカップです。
カテナチオと言われる守備のイタリアを思い知らされました。
当時のイタリア代表のアリゴ・サッキ監督は、ACミランでも以前監督していたため、守備の選手はほぼACミランの選手です。
特に【バレージ】【コスタクルタ】【マルディーニ】【アルベルティーニ】が印象に残っています。
欠点は、攻撃陣にオランダトリオがいないので、【ロベルト・バッジョ】に頼らざるを得ないことでした。
【バッジョ】の記事を見ていない皆様は興味があればこちらをごらんください。
すごいぞポイント3つ
守備の職人+α
【パオロ・マルディーニ】のプレースタイルは多彩です。
- 1対1に強い
- 的確なスライディングタックル
- 機を見た攻撃参加
- 状況判断に優れている
- 上下動を繰り返すスタミナ
ディフェンダーに一番要求されるのは1対1で負けないことです。
ちまたで言われている「デュエル」です。
【マルディーニ】は身長もあるため、地上戦だけでなく空宇戦もふくめて「デュエル」にめっぽう強いです。
特にスライディングタックルは、確実に取れる場面しか発動させず、さらにクリーンに相手からボールを奪います。
さらに、状況判断がすぐれているため、攻撃参加も守備にほころびを出さないタイミングかつ、攻撃に厚みを増す瞬間を見極めるのが非常に的確です。
圧倒的なスタミナと走力を駆使し、上下動を繰り返します。
ちなみに、【マルディーニ】は左サイドバックで右足が利き足ですが、左足の精度もあるため違和感がありません。
キャリアの途中からセンターバックにコンバートされますが、守備力にサビつきを見せず鉄壁な守備を【アレッサンドロ・ネスタ】と形成します。
【アレッサンドロ・ネスタ】については、以前語っているので興味のある方はごらんください。
バンディエラ
【パオロ・マルディーニ】から「バンディエラ」という言葉を教わりました。
「バンディエラ」とはイタリア語でbandieraと表記し、旗や旗手や意味します。
転じて、チームのシンボル的な存在の選手に敬意をこめて呼びます。
【マルディーニ】はまさにACミランの「バンディエラ」です。
【マルティーニ】のいないACミランは、当時考えられませんでした。
1994年のボスマン判決以降は、移籍の自由化でバンディエラがめっきり減りましたので、「バンディエラ」も少なくなっているのも事実です。
話はそれますが、昔のプロ野球は必ずといっていいほどチームの顔が存在していました。
ぼくが好きなドラゴンズでは【立浪和義】がまさにそういう存在でした。
Jリーグでは、川崎フロンターレの【中村憲剛】、清水エスパルスの【澤登正朗】も「バンディエラです」。
【マルディーニ】は先輩に【バレージ】という伝説級の「バンディエラ」がいた事は、お手本になったかもしれません。
同じミラノのチームのインテルの「バンディエラ」【サネッティ】については、以前語っているので、興味のある皆様はごらんください。
親子三代
【パオロ・マルディーニ】が「バンディエラ」になったのには父の存在は無視できません。
【パオロ・マルディーニ】の父である【チェーザレ・マルディーニ】も、ACミランで活躍しており、チャンピオンの前身の大会「チャンピオンズカップ」で優勝しています。
さらにその時、ビッグイヤーと呼ばれるトロフィーをかかげたキャプテンです。
偉大な選手が2代続くことは、メジャーリーグの「ゲレーロ・ジュニア」など時折みかけますが、3代続くことは稀です。
特に、ビッグクラブのキャプテンやMVP級の活躍をするとなれば、天文学的数字です。
そこに挑むのが【ダニエル・マルディーニ】です。
【パオロ・マルディーニ】の次男であり、2021年9月25日に初ゴールを決めました。
【ダニエル・マルディーニ】がさらなる成長をしてACミランのキャプテンとなり、永久欠番の背番号3を【パオロ・マルディーニ】から引き継ぐことがあれば、ACミラン黄金時代の再来となるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【パオロ・マルディーニ】は守備の職人でありながら、チームの顔「バンディエラ」となりACミランを栄光へと導きました。
本編では語っていませんが、チャンピオンズリーグ5回制覇は【クリスティアーノ・ロナウド】と【アレッサンドロ・コスタクルタ】とならび最多です。※2024年に【ルカ・モドリッチ】【トニ・クロース】などのレアル・マドリー勢が6回制覇で記録を塗り替えました。
キャプテンとして「勝利のメンタリティ」を周りの選手全体に植え付けたことも、【パオロ・マルディーニ】がチームに残した財産です。
【冨安健洋】はアーセナルでサイドバックで起用されていますが、【マルディーニ】のようにサイドバックで経験を積みつつセンターバックをこなすことで、完璧なディフェンダーに近づければ、日本代表にとって宝になります。
さらに海外クラブで認められるキャプテンシーを身につければ鬼に金棒です。
【パオロ・マルディーニ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ティエリ・アンリ】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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