どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はブラジルの【レオナルド】です。
Embed from Getty Images「 レオナルドはどんな選手?」
「レオナルドのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【レオナルド】にキャッチフレーズをつけます。
華麗なる貴公子
「ピークを日本で見れた奇跡」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【レオナルド】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「トップ下時々サイドバック」
- ワールドカップ肘打ち事件
- 鹿島アントラーズ大冒険
選手プロフィール
- 名前:レオナルド
- 国籍:ブラジル
- 生年月日:1969年9月5日
- 身長・体重:177cm71kg
- 利き足:左足
- ポジション:DF(ディフェンダー)、MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:フラメンゴ、鹿島アントラーズ、ACミラン
- 代表歴:55試合(7得点)
- ワールドカップ出場:1994年、1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1987-1990 | フラメンゴ | 52 | (0) |
1990-1991 | サンパウロ | 44 | (1) |
1991-1993 | バレンシア | 70 | (7) |
1993-1994 | サンパウロ | 12 | (3) |
1994-1996 | 鹿島アントラーズ | 49 | (30) |
1996-1997 | パリ・サンジェルマン | 34 | (7) |
1997-2001 | ACミラン | 96 | (22) |
2001 | サンパウロ | 13 | (0) |
2002 | フラメンゴ | 0 | (0) |
2002-2003 | ACミラン | 1 | (0) |
通算 | 371 | (70) | |
出会い
【レオナルド】との出会いは、1994年のアメリカワールドカップです。
僕がテレビで本格的に見た初めてのワールドカップです。
ブラジルが【ペレ】がいた時代以来の優勝をした大会です。
そんなブラジルで、サイドバックながらテクニシャンということで注目されたのが【レオナルド】です。
アメリカワールドカップについてはプロフィールで少し語っていますので、興味のある皆様はご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「トップ下時々サイドバック」
【レオナルド】のプレースタイルは「サイドバック」と「トップ下」の両方です。
【レオナルド】はとにかく、テクニックが至高です。
左利きの独特のリズムでドリブル、パス、シュートをその場の状況に合わせて繰り出します。
常識であれば、テクニシャンはトップ下などの攻撃的ポジションで起用しますが、ブラジル代表は違いました。
【レオナルド】を左サイドバックとして起用します。
守備より攻撃に比重をもたせた起用となります。
ブラジルは【ジーコ】が現役時代、黄金の中盤と言われていましたが、守備に難点がありワールドカップで優勝できませんでした。
1994年ワールドカップのブラジル代表「パレイラ監督」は中盤をテクニシャンで固めず、守備に安定感のある【ドゥンガ】と【マウロ・シルバ】でがっちり固めます。
その代わりではないですが、サイドバックをテクニックがある【レオナルド】と【ジョルジーニョ】に任せることとなります。
付け加えると、ツートップの【ロマーリオ】と【ベベット】は守備をほぼほぼ免除されています。
【ジーコ】【ドゥンガ】【ジョルジーニョ】【ロマーリオ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
テクニシャンのサイドバック起用は日本でもあります。
【三都主アレサンドロ】と【旗手怜央】です。
【三都主アレサンドロ】は、「ジーコ監督」が【レオナルド】の事例を見習ったかは不明ですが、2006年ドイツワールドカップで「サイドバック」として起用されました。
【旗手怜央】は2021年東京オリンピックでは「サイドバック」で起用されました。
プレースタイルと関係ありませんが【レオナルド】は「イケメン」です。
よく「フィールドの貴公子」という表現が使われますが、まさに【レオナルド】はぴったりあてはまります。
1998年フランスワールドカップでは【レオナルド】は本来の攻撃的ミッドフィルダーとして全試合プレーし、準優勝の成績を収めます。
【リバウド】【レオナルド】と左利きの選手の両立ができたため、【堂安律】と【久保建英】も両立はありかと思います。
ワールドカップ肘打ち事件
【レオナルド】のアメリカワールドカップはとうとつに幕を閉じます。
それはグループリーグ3試合を2勝1分の首位で突破し、ベスト8をかけた開催国アメリカとの試合でした。
「肘打ち事件」です。前半終了間際、アメリカの【タブ・ラモス】がドリブル突破しようとした際に【レオナルド】と腕と腕がからまります。
【レオナルド】がからんだ腕をほどこうとして腕を振ります。
その時、勢いよく振った腕が【タブ・ラモス】の顔面に直撃してしまい、一発退場となりました。
意図的かどうかは不明ですが、【タブ・ラモス】の怪我の状態が頭蓋骨骨折ということもあり、【レオナルド】は残りの試合すべて出場停止となってしまいます。
【レオナルド】のワールドカップは終わりを告げます。
次のベスト8の対オランダでは【レオナルド】の代わりに左サイドバックとして器用さ入れた【ブランコ】がスーパーフリーキックを決めたのが印象的です。
ちなみに【ブランコ】は【ロベルト・カルロス】のフリーキックの師匠的な存在です。
【ロベルト・カルロス】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
日本の選手も特に大事な試合は、腕の使い方を意識してもらいたいです。
ハンドを取られないように腕を後ろに組むのを癖付けるのも、場所によってはありかなと思います。
Embed from Getty Images鹿島アントラーズ大冒険
【レオナルド】は全盛期を日本で過ごしています。
【レオナルド】は「フラメンゴ」でプロ選手としてデビューするのですが、そこにいたのが【ジーコ】です。
もちろん現役です。
当時のレオナルドは「サンパウロ」で南米選手権で優勝し、トヨタカップでも優勝していました。
さらに、ワールドカップでも優勝していますので、次のステップはヨーロッパのビッグクラブへの移籍だと誰しも思いました。
しかし、神様【ジーコ】の熱い誘いです。
断れるはずはありません。
急がば回れではありませんが、日本での経験は結果として、【レオナルド】の人生としてはより幅をもたせたのではないかと思います。
日本でのプレーで最も印象に残っているのは、皆様が頭に描いているプレーで間違いありません。
そうです。1995年のJリーグベストゴールに選ばれたあれです。
【レオナルド】がペナルティエリアやや外から横パスを受けると、そこからは時が止まったかのようなゴールが生まれます。
まずは横パスを左足で受ける際に、相手ディフェンダーがスライディングタックルを仕掛けてきたので、軽く浮かしてひらりとかわします。
そして、詰めてきた二人のディフェンダーをリフティングでかわします。
最後は相手ディフェンダーを背中でガードしながら、シュートを右隅に叩き込みます。
驚くべきはそのすべてを左足一本でやってのけたことです。
このゴールは今なお、Jリーグベストゴールといって差し支えないかと思います。
稀代のテクニシャン【レオナルド】を日本で見れて幸せでした。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【レオナルド】は色々な経験を積んでいます。
様々なポジション起用、肘打ちによる誹謗中傷、ワールドカップ優勝と準優勝、全盛期を日本ですごす、パリ・サンジェルマンやACミランでの活躍。
選手のキャリアとしては最良だったかはわかりませんが、人間としてのキャリアとしては最良だったかもしれません。
南米、アジア、ヨーロッパを駆け巡った華麗な経歴は色褪せることはないでしょう。
【レオナルド】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ダニー・ブリント】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
サッカーをプレーする皆様はこちら
サッカーを指導する皆様はこちら
サッカーの戦術マニアはこちら
世界のサッカー小僧のバイブル
ファンタジスタの見える景色を知る漫画
生きる道を模索する青春漫画
監督視点の漫画と思いきや選手の成長漫画
プロを目指す選手のもがき苦しみつつも楽しむ様子を描いた漫画
ストライカー育成漫画
コメント