どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はパラグアイの【ホセ・ルイス・チラベルト】です。
Embed from Getty Images「 ホセ・ルイス・チラベルトはどんな選手?」
「ホセ・ルイス・チラベルトのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ホセ・ルイス・チラベルト】にキャッチフレーズをつけます。
アンダーブルドッグ
「噛ませ犬じゃない」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ホセ・ルイス・チラベルト】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「攻撃的ゴールキーパー」
- ゴールキーパーなのにフリーキックの名手
- 派手なユニフォーム
選手プロフィール
- 名前:ホセ・ルイス・チラベルト
- 国籍:パラグアイ
- 生年月日:1965年7月27日
- 身長・体重:188cm92kg
- 利き足:左足
- ポジション:GK(ゴールキーパー)
- 主な所属チーム:サン・ロレンソ、レアル・サラゴサ、ベレス・サルスフィエルド
- 代表歴:74試合(8得点)
- ワールドカップ出場:1998年、2002年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1982-1983 | スポルティボ・ルケーニョ | 70 | (4) |
1984 | グアラニー | 19 | (1) |
1984-1988 | サン・ロレンソ | 122 | (0) |
1988-1991 | レアル・サラゴサ | 90 | (1) |
1991-2000 | ベレス・サルスフィエルド | 341 | (48) |
2000-2003 | ストラスブール | 65 | (0) |
2003 | ペニャロール | 15 | (4) |
2003-2004 | ベレス・サルスフィエルド | 6 | (0) |
出会い
【ホセ・ルイス・チラベルト】との出会いは、1994年のトヨタカップです。
トヨタカップは南米のチャンピオンとヨーロッパのチャンピオンが戦う「クラブチームの事実上No.1決定戦」です。
ヨーロッパのチャンピオンは当時最強の名を欲しいままにしていた「ACミラン」です。
対する南米のチャンピオンはアルゼンチンの「ベレス・サルスフィエルド」です。
正直、当時は初めて聞くチーム名でした。
そんなチームの守護神が【チラベルト】です。
ACミランには【バレージ】【マルディーニ】【アルベルティーニ】【デサイー】【ボバン】【サビチェビッチ】など攻守にすきがないです。
しかし、【チラベルト】の鬼神の如き活躍もあり2対0で「ベレス・サルスフィエルド」が勝ちます。
【バレージ】【マルディーニ】【アルベルティーニ】【デサイー】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
すごいぞポイント3つ
プレースタイル「攻撃的ゴールキーパー」
【ホセ・ルイス・チラベルト】のプレースタイルは「攻撃的ゴールキーパー」です。
ゴールキーパーに必要な資質は、適切な「ポジショニング」、ディフェンダーを動かす「コーチング」、シュートに反応する「反射神経」など色々あります。
これはどちらかと言うと「スキル」になります。
それ以前に大事な要素が2つあります。
味方への「信頼感」と敵への「威圧感」です。
味方に最後は「あいつがなんとかしてくれる」と思えば、安心感が生まれ守備も攻撃も積極的になります。
相手に「点が取れる気がしない」と思わせれば、慎重にならざるをえず消極的なプレーにならざるをえません。
【チラベルト】は「信頼感」と「威圧感」を兼ね備えたゴールキーパーです。
もちろん「ポジショニング、コーチング、反射神経」も高次元です。
さらに、キックの精度が高いので攻撃の起点となります。
【チラベルト】がボールをキャッチしたら、その瞬間「カウンターの起点」となり、フォワードへ正確なパントキックでボールを供給します。
フリーキックについては後ほど語ります。
Embed from Getty Imagesゴールキーパーなのにフリーキックの名手
【ホセ・ルイス・チラベルト】はゴールキーパーでありながらフリーキックを蹴る稀有な存在です。
現代サッカーでは絶滅種です。
フリーキックの名手はレフティが多いのですが、【チラベルト】もレフティです。
その左足から蹴るキックは、時には繊細に、時には豪快です。
外した際は、一目散にゴールマウスに戻ります。
一歩間違えばカウンターの餌食(えじき)ですが、リスクを天秤にかけても【チラベルト】が蹴る方が良いとのチーム判断かつ、チームメイトの信頼度の高さを物語っています。
2002年の日韓ワールドカップの対スペイン戦でもフリーキックを蹴っています。
ちなみに代表チームでの【チラベルト】の得点記録は74試合で8得点です。
ゴールキーパーとフォワードの二刀流の【ホルヘ・カンポス】でさえ、代表チームでは得点は0です。
さらにフリーキックではないのですが、【チラベルト】はクラブチームでPK3本によるハットトリックを達成しています。
【ホルヘ・カンポス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
いかついユニフォーム
【ホセ・ルイス・チラベルト】といえば忘れてはならないのが「いかついユニフォーム」です。
なにしろ、目を引きます。
「ブルドッグ」が描かれたユニフォームを初めてみました。
「ブルドッグ」はおろか動物がはっきりと描かれたユニフォームは、いまだに見たことはありません。
【チラベルト】の迫力とあいまって似合っています。
ちなみに代表ユニフォームは控えめです。
ちなみに、ゴールキーパーのユニフォームの色の規定は下記になります。
他のフィールドプレーヤーと見分けがつくこと
審判と見分けがつくこと
思ったより自由度が高いので、【チラベルト】や【カンポス】のような「傾いている」ユニフォームを着たゴールキーパーが現れるのを待ち望んでいます。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【ホセ・ルイス・チラベルト】は異端のゴールキーパーでした。
逆境になるほど燃えるタイプでもあります。
ACミランを倒したトヨタカップしかり。
1998年フランスワールドカップでは、【ジダン】率いるフランスに延長戦の末に敗れますが、もしPK戦になっていたら、【チラベルト】がゴールを決め、なおかつ相手キックも止め歴史が大きく変わっていたかもしれません。
まさに逆境から立ち上がる「アンダードッグ」です。いや「アンダーブルドッグ」です。
「俺は噛ませ犬なんかではない」と聞こえそうです、
【ジダン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
【ホセ・ルイス・チラベルト】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【マクスウェル】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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