どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はデンマークの【ミカエル・ラウドルップ】です。
Embed from Getty Images「 ミカエル・ラウドルップってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」
「ミカエル・ラウドルップの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」
と思ったあなたへお届けします。
この記事を読んでいただければ、【ミカエル・ラウドルップ】のプレースタイルを知ることが出来ます。
さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。
選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。
- プレースタイルと能力【パラメータ】
- ダニッシュダイナマイトとラウドルップ兄弟揃い踏み【代表チーム】
- バルセロナドリームチームの攻撃のタクト【クラブチーム】
四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
選手プロフィール
- 名前:ミカエル・ラウドルップ
- 国籍:デンマーク
- 生年月日:1964年6月15日
- 身長・体重:183cm78kg
- 利き足:右足
- ポジション:フォワード、ミッドフィルダー
- 代表歴:104試合(37得点)
- ワールドカップ出場:1986年、1998年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ミカエル・ラウドルップ
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1981 | ケベンハウンBK | 14 | (3) |
1982-1983 | ブレンビー | 38 | (24) |
1983-1985 | ラツィオ | 60 | (9) |
1985-1989 | ユヴェントス | 102 | (16) |
1989-1994 | バルセロナ | 167 | (40) |
1994-1996 | レアル・マドリード | 62 | (12) |
1996-1997 | ヴィッセル神戸 | 15 | (6) |
1997-1998 | アヤックス | 21 | (11) |
通算 | 479 | (121) |
プレースタイル
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】は攻撃のあらゆるスキルを高次元で持っています。
ドリブルで切り裂くこともあれば、パスでリズムを作ったり、急所をついてチャンスを作ったり、自らゴールを決めたりと八面六臂です。
その能力はデンマーク代表でもクラブチームでも発揮されます。
僕が【ラウドルップ】に出会ったのはユベントス時代の1985年です。
日本で行われたヨーロッパと南米のクラブチャンピオンが激突するトヨタカップです。
フランスの将軍【ミシェル・プラティニ】に注目が集まりプレーに魅了された記憶があります。
【ミカエル・ラウドルップ】はなぜ記憶に残っているかというと、「言葉の響き」が好きだからです。
言葉の響きが好きな選手は他に【ズラタン・イブラヒモビッチ】【トーレ・アンドレ・フロー】もいます。
偶然にも全員、北欧の選手です。
【ミシェル・プラティニ】【イブラヒモビッチ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
ダニッシュダイナマイトとラウドルップ兄弟揃い踏み【代表チーム】
デンマークが躍進した1986年メキシコワールドカップ
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】はデンマーク代表としてユーロ1984で国際デビューを果たし若手有望株として認知されました。
そして迎えた1986年メキシコワールドカップにデンマーク代表はワールドカップ初出場します。
アルゼンチンの【ディエゴ・マラドーナ】。
ブラジルの【ジーコ】。
フランスの【プラティニ】。
名だたる司令塔が参加した大会で【ミカエル・ラウドルップ】も攻撃の支配者としてデンマーク代表を牽引します。
ついた異名が「ダニッシュ・ダイナマイト」。
グループリーグは圧倒的な攻撃力で3戦3勝で突破します。
スコットランド、ウルグアイ、西ドイツの強豪相手に。
決勝トーナメント1回戦ではスペインの【ブトラゲーニョ】に4点決められ敗退しましたが、爪痕は残しました。
【ジーコ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
欧州一から世界一になった1995年キング・ファハド・カップ
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】は監督との確執がありユーゴスラビアの代替出場した1992ユーロに参加していません。
弟の【ブライアン・ラウドルップ】や守護神【ピーター・シュマイケル】の活躍もありデンマークはまさかまさかの優勝をはたします。
そして5大陸(ヨーロッパ、南米、北中米、アジア、アフリカ)の優勝チームが集まる「キング・ファハド・カップ」が1995年に開催されデンマークはヨーロッパチャンピオンとして参加します。
ちなみにキング・ファハド・カップはコンフェデレーションズカップの前身の大会です。
日本もアジア代表として参加しましたが、ナイジェリアに3対0、アルゼンチンに5対1で惨敗しています。
唯一得点を決めたのが今なお現役のカズこと【三浦知良】です。
ナイジェリアは1996年アトランタオリンピック、アルゼンチンは1998年フランスワールドカップでも日本の壁となり立ちはだかりました。
話をデンマーク代表に戻します。
グループリーグ初戦は開催国サウジアラビアです。
弟【ブライアン・ラウドルップ】のゴールもあり2対0で快勝します。
メキシコ戦は引き分けで、勝ち点と得失点も同じ為、PK戦にもつれ込みます
【ミカエル・ラウドルップ】は2番手を任され冷静に決め、勝利に貢献します。
決勝はアルゼンチン。
【ハビエル・サネッティ】【アリエル・オルテガ】【ガブリエル・バティストゥータ】など多士済々ですが、【ミカエル・ラウドルップ】の先制ゴールもあり2対0でデンマークが勝利します。
【ピーター・シュマイケル】【サネッティ】【バティストゥータ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
ラウドルップ兄弟揃い踏みの1998年フランスワールドカップ
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】の最後の国際舞台は日本が初出場した1998年フランスワールドカップです。
デンマークとしても【ミカエル・ラウドルップ】としても12年ぶりの出場です。
若くしてインパクトを残しベテランになり10番背負い、Jリーグ経由でキャプテンとして10番として久々に出場します。
【ドラガン・ストイコビッチ】も似た境遇で1998年ワールドカップに出場したことを補足します。
【ストイコビッチ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
話を戻します。
初戦サウジアラビアには1対0。
2戦目の南アフリカ戦は二人の退場者を出しながら1対1の引き分け。
3戦目は今大会で優勝することとなるフランスです。
【ミカエル・ラウドルップ】はPKで同点ゴールを決めますが2対1で破れます。
デンマークはグループリーグを1勝1敗1分で突破します。
決勝トーナメント1回戦はナイジェリアを4対1で倒して、ベスト8でブラジルと激突します。
1994年ワールドカップ優勝メンバーでもあり、Jリーグ経験者の【ドゥンガ】【レオナルド】の他に【ロナウド】【ロベルト・カルロス】など優勝候補筆頭のチームです。
そんな相手にデンマークは激闘をくりひろげます。
開始早々に先制点をあげますが、【ベベト】【リバウド】のゴールで逆転されます。
しかし【ミカエル・ラウドルップ】の実弟【ブライアン・ラウドルップ】が黙っていません。
同点ゴールを決めます。
最後は【リバウド】に決勝ゴールを決められますが、デンマークの勇姿は色あせることはないでしょう。
この激戦が【ミカエル・ラウドルップ】の現役最後の試合となりました。
【ドゥンガ】【レオナルド】【ロナウド】【ロベルト・カルロス】【リバウド】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
バルセロナドリームチームの攻撃のタクト【クラブチーム】
ドリームチームの中心でタクトを振るう【バルセロナ】
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】の伝説の序章が代表チームでの活躍であるとしたら、本章はバルセロナでの活躍になるでしょう。
ユーロ1984での活躍もあり、セリエAの名門ユベントスに所属します。
皇帝【ミシェル・プラティニ】とともに、セリエAのチャンピオンの証としてスクデットも獲得し、事実上のクラブナンバーワン決定戦のトヨタカップでも優勝しました。
【プラティニ】引退後は逆に【ラウドルップ】は大きな怪我もあり活躍できませんでした。
しかし、その時に手を差し伸べたのが革命児【ヨハン・クライフ】です。
【ミカエル・ラウドルップ】のテクニックと類まれなる戦術眼を【ヨハン・クライフ】監督は見逃しませんでした。
当時のサッカー界はボスマン採決前のため外国人枠が3名です。
狭き門のため、よほどの実力者でないと外国人はチームに加入できません。
名門バルセロナであればなおさらです。
2024年現在ですと、ラ・リーガはEU外枠は3人ですので、感覚的にはそれに近いと思っていただければよいです。
【久保建英】もレアル時代に試合に出れなかった理由の一つです。
圧倒的な実力もしくはポテンシャルを見せつけないと貴重な3名に選ばれないということです。
となると、ほぼほぼブラジルやアルゼンチンの至宝につかいがちになるのが今も昔も同じです。
外国人枠はオランダの【ロナルド・クーマン】、ブルガリアの【フリスト・ストイチコフ】、などそうそうたるメンバーがそろっています。
そんな中【ミカエル・ラウドルップ】は在籍5年間、すべてで30試合以上出場しレギュラーとしてチームを牽引します。
中盤を支配するレジスタ【ジョゼップ・グアルディオラ】の存在も【ミカエル・ラウドルップ】をより輝かせます。
【ロナルド・クーマン】【グアルディオラ】【ミカエル・ラウドルップ】【ストイチコフ】のセンターラインは【クライフ】監督のサッカーを体現するための屋台骨になりました。
【ロマーリオ】も途中で加わります
そしてそのチームはリーグ4連覇の偉業とチャンピオンズカップ(※チャンピオンズリーグの前身の大会)に優勝することで、「ドリームチーム」と呼ばれることとなります。
【ストイチコフ】【グアルディオラ】【ロマーリオ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
異なるクラブでスペインリーグ5連覇初の選手【レアルマドリード】
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】はバルセロナで4連覇したあと、宿敵レアルマドリードに移籍します。
因縁のライバル同士の移籍は当時物議をかもしました。
しかしプレーで答えるのが【ミカエル・ラウドルップ】です。
移籍初年度ながら【イバン・サモラーノ】と17歳でデビューしたばかりの【ラウル・ゴンサレス】を自在に操ります。
ここでも中盤を支配するレジスタの存在も見逃せません。
バルセロナに【グアルディオラ】がいるようにレアルマドリードには【フェルナンド・レドンド】がいました。
そしてバルセロナが4連覇していたリーグタイトルを奪還し、【ミカエル・ラウドルップ】本人としては5連覇の偉業を成し遂げます。
ラ・リーガにおいて異なるクラブでの5連覇は初です。
【ラウル】【レドンド】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
イニエスタの前にラウドルップあり【ヴィッセル神戸】
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】は世界最高峰のチームと言って良いレアルマドリードから日本のチームに移籍します。
しかもトップリーグではなく、現在のJ2相当となるJFLのチームであるヴィッセル神戸です。
ワールドカップ予選と並行して母国デンマークから離れた異国の土地の二部リーグの挑戦はリスクがかなりあったと思います。
結果はデンマークのワールドカップ出場とヴィッセル神戸のJ1昇格の二兎を手に入れます。
J1昇格後は怪我もあり3試合で退団します。
2024年現在、ヴィッセル神戸は優勝争いをするチームになりました。
そこまでたどり着くまでに様々な伝説的プレーヤーが袖を通しました。
【ミカエル・ラウドルップ】に始まり【三浦知良】【イルハン・マンスズ】【パトリック・エムボマ】そして【アンドレス・イニエスタ】に繋がります。
【エムボマ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
オランダカップ優勝で有終の美【アヤックス】
Embed from Getty Images【ミカエル・ラウドルップ】は現役最後のシーズンはなんの因果か僕の一番好きなクラブチームのアヤックスに来てくれました。
アヤックスについてはプロフィールで語っていますので、興味のある皆さまはご覧ください。
監督がデンマーク人であることが入団の経緯と言われていますが、【クライフ】への恩返しでもあるとにらんでいます。
結果、クラブチームとしての最後の試合のリーグカップ戦で【ヤリ・リトマネン】のゴールをアシストし、リーグタイトルとの2冠で有終の美を飾ります
【リトマネン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
まとめ
Embed from Getty Imagesいかがでしたでしょうか。
【ミカエル・ラウドルップ】は代表チームでもクラブチームでもチームの中心でした。
テクニックがあるということは視野が広がり時間も生まれます。
ラ・リーガで活躍している【久保建英】には是非【ラウドルップ】の領域にたどり着いてほしいです。
そしてかつて所属していた「バルセロナ」や「レアルマドリード」に三顧の礼で招かれる選手になっていれば、おのずと日本のワールドカップベスト8以上は見えてきます。
【ミカエル・ラウドルップ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【クリスティアン・ビエリ】です。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
僕が読んで気に入ったものだけを厳選していますので、興味のある皆様はポチっとお願いします。
サッカーをプレーする皆様はこちら
サッカーを指導する皆様はこちら
体の動かし方を理屈で理解したい皆様はこちら
しなやかな体を手に入れたい皆様はこちら
サッカーの戦術マニアはこちら
世界のサッカー小僧のバイブル
ファンタジスタの見える景色を知る漫画
生きる道を模索する青春漫画
監督視点の漫画と思いきや選手の成長漫画
プロを目指す選手のもがき苦しみつつも楽しむ様子を描いた漫画
ストライカー育成漫画
コメント