どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はオランダの【ファン・デル・ファールト】です。
Embed from Getty Images「 ファン・デル・ファールトはどんな選手?」
「ファン・デル・ファールトのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ファン・デル・ファールト】にキャッチフレーズをつけます。
ゴールデンボーイ
「左足の魔法は脈々と」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ファン・デル・ファールト】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「裏ファンタジスタ」
- 新オランダカルテット
- オランダ代表ワールドカップ躍進
選手プロフィール
- 名前:ファン・デル・ファールト
- 国籍:オランダ
- 生年月日:1983年2月11日
- 身長・体重:176cm74kg
- 利き足:左足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)、FW(フォワード)
- 主な所属チーム:アヤックス、ハンブルガーSV、トッテナム
- 代表歴:109試合(25得点)
- ワールドカップ出場:2006年、2010年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1999-2005 | アヤックス | 117 | (52) |
2005-2008 | ハンブルガーSV | 74 | (30) |
2008-2010 | レアル・マドリード | 58 | (11) |
2010-2012 | トッテナム | 63 | (24) |
2012-2015 | ハンブルガーSV | 79 | (16) |
2015-2016 | レアル・ベティス | 7 | (0) |
2016-2018 | FCミッティラン | 17 | (2) |
2018 | エスビャウfB | 3 | (0) |
通算 | 417 | (135) |
【ファン・デル・ファールト】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:17
- ディフェンス:7
- テクニック:18
- パワー:14
- スピード:16
- スタミナ:15
- 総合力:87
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【ファン・デル・ファールト】との出会いは、【小野伸二】選手がフェイエノールトへ移籍し、マイナーなオランダリーグ「エールディビジ」の試合をテレビで見れるようになったことと無関係ではありません。
ちなみにぼくが一番好きなクラブチーム「アヤックス」です。※プロフィール参照。
1995年のチャンピオンズリーグ優勝をピークに選手移籍により解体されましたが、若手育成が得意なアヤックスは不死鳥のごとく蘇り、新たな世代が台頭してきました。
アヤックスの試合が【小野】選手の移籍により、身近にみれるようになったため、すかさずアヤックスの試合を見ました。
2001年当時のアヤックスの若手No.1こそ【ファン・デル・ファールト】です。
【スナイデル】の出会いでも語っているので興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
すごいぞポイント3つ
プレースタイル「裏ファンタジスタ」
【ファン・デル・ファールト】のプレースタイルは攻撃のあらゆる要素を兼ね備えたファンタジスタです。
特にアヤックス時代はパスだけでなく得点力も兼ね備えており、約2試合に1試合得点を決めていました。
2013年には、ヨーロッパのクラブでプレーする、最も活躍した21歳以下の選手に贈られる賞の「ゴールデンボーイ賞」を受賞します。
ちなみに2019年はスペインの至宝「ペドリ」が受賞しています。
なぜ「裏ファンタジスタ」なのかというと、オランダ代表では同世代に攻撃的選手が固まって台頭してきたため、主人公的な「ファンタジスタ」でいる必要がなくなり、ある意味黒子のような役割となったためです。
次の章で【ファン・デル・ファールト】【スナイデル】【ロッベン】【ファン・ペルシー】のカルテットを語ります。
Embed from Getty Images新オランダカルテット
【ファン・デル・ファールト】は同世代でいち早くオランダ代表でデビューしています。
そして、【スナイデル】【ロッベン】【ファン・ペルシ】も次々とデビューし主力となり新オランダカルテットを結成します。
往年のサッカーファンはオランダカルテットというと、1988年に欧州選手権で優勝したオランダトリオの【ファン・バステン】【ルート・フリット】【フランク・ライカールト】+【ロナルド・クーマン】を思い出すでしょう。
新オランダカルテットは攻撃陣に集中していますが、役割が異なります。
- 【ファン・デル・ファールト】 パスを中心に他の3人を補佐
- 【スナイデル】 両足を駆使したミドルシュート
- 【ファン・ペルシー】 ポストプレーヤー
- 【ロッベン】 生粋なドリブラー
4人合わせて代表出場試合441試合です。
Embed from Getty Imagesオランダ代表ワールドカップ躍進
【ファン・デル・ファールト】はワールドカップに2回出場しています。
2006年は【ファン・デル・ファールト】にとって苦い思い出となりました。
エースの証「背番号10」を背負いましたが、怪我明けもありベスト16で敗退しました。
ちなみに、2006年ドイツワールドカップは現地に行きました。
グループCはポルトガル、メキシコが1位、2位突破は間違いないかなと予想し、グループDはアルゼンチン、オランダが順当にいけば突破すると予想し、チケットを買いました。
「グループリーグC1位vsグループリーグD2位」のチケットです。
ヨーロッパのサイトから正規に入手しました。
グループC「アルゼンチン、オランダ、コートジボワール、セルビア・モンテネグロ」
グループD「ポルトガル、メキシコ、アンゴラ、イラン」
結果は「アルゼンチンvsメキシコ」になりました。
逆は「ポルトガル対オランダ」ですので、当時残念な思いをしましたが、結果として「アルゼンチン対メキシコ」はドイツワールドカップ屈指の名勝負で良かったです。
【レドンド】の記事内でアルゼンチンとの数奇な運命で語っていますので、興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
脱線したので、もとに戻します。
2回目の出場は2010年南アフリカ大会です。
新オランダカルテットが揃って出場しました。
日本代表も同じグループリーグに所属しましたが、【スナイデル】の一撃に沈みます。
その後もオランダ代表は順調に勝ち抜き1978年以来のファイナル進出を果たしましたが、【イニエスタ】のゴールで悲願の優勝に届きませんでした。
【ファン・デル・ファールト】のタックルも及ばず、ワールドカップの冒険もここで終わります。
攻撃の選手の【ファン・デル・ファールト】がカバーリングでここまで戻っているのが、チーム優先のプレーの象徴であり、感動した記憶があります。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【ファン・デル・ファールト】は主役の力を持ちながら主役から一歩引いた形でチームを支え、ワールドカップ準優勝まで上り詰めました。
本人が望んだかどうかはわかりませんが、怪我やチーム状況が「裏ファンタジスタ」として存在していたのだと思います。
現在(2022年4月)のアヤックスは【タディッチ】と【アントニー】と左利きの選手が活躍しており、脈々と【ファン・デル・ファールト】のような選手が輩出されています。
話が飛躍しますが【久保建英】選手が目指すべきは【ファン・デル・ファールト】のような役割かもしれません。
次世代の【松木玖生】選手、【中井卓大】選手などを影で回すことができれば、日本はワールドクラスの中盤になり、海外から「黄金の中盤」と呼ばれる日が来るかもしれません。
【ファン・デル・ファールト】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【フランコ・バレージ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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