どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はオランダの【デニス・ベルカンプ】です。
いきなりですが【ベルカンプ】にキャッチフレーズをつけます。
ナチュラルタッチターン
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ベルカンプ】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- トラップ
- ベルカンプターン
- 飛行機恐怖症
選手プロフィール
- 名前:デニス・ベルカンプ
- 国籍:オランダ
- 生年月日:1969年5月10日
- 身長・体重:183cm81kg
- 利き足:右足
- ポジション:FW(フォワード)
- 主な所属チーム:アヤックス、インテル、アーセナル
- 代表歴:79試合(37得点)
- ワールドカップ出場:1994年、1998年
【デニス・ベルカンプ】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:19
- ディフェンス:5
- テクニック:20
- パワー:16
- スピード:16
- スタミナ:14
- 総合力:90
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【ベルカンプ】との出会いは、特殊です。
プロフィールにも記載がありますが、1994−1995年のアヤックスチャンピオンズリーグの快進撃により、ぼくは熱烈なアヤックスファンになりました。
アヤックスファンになる少し前まで、【ベルカンプ】がアヤックスに所属し活躍していたことを聞き、俄然興味が沸いたのが出会いとなります。
アヤックス出身の選手はたとえ移籍しても、それだけで応援したくなります。
現在も現役選手の【ズラタン・イブラヒモビッチ】【ルイス・スアレス】、ヴィッセル神戸の【フェルマーレン】、最近の選手で言えば、【フレンキー・デ・ヨング】【ドニー・ファン・デ・ベーク】【マタイス・デ・リフト】【ジャスティン・クライファート】です。
アヤックスについては「歴代アヤックスベストイレブン」を記事にしていますので、興味ある皆様は読んでいただければ幸いです。
すごいぞポイント3つ
トラップ
【ベルカンプ】のプレースタイルの最大の特徴といえば、ボールのトラップの技術です。
繊細なボールタッチは、ボールをボールと感じさせません。
【ベルカンプ】が触れたボールは「弾む」という概念が通じません。
吸盤のようにボールが【ベルカンプ】の足に吸い付く様子は、「えげつない」と言う感想を通りこして「背筋がゾクっとする怖さ」を感じます。
【ベルカンプ】の白眉のトラップは、1998年ワールドカップの対アルゼンチン戦で目撃しました。
左足のキック精度抜群の【フランク・デ・ブール】の後方からのロングパスを、右足の甲で「ピタッ」と止めてすぐさま決めたゴールはいまだに脳裏に焼き付いています。
※白眉とは中国故事でたくさんの優れたものから、最も優れているものや人のことです。
転じて、最高級という意味になります。
ベルカンプターン
【ベルカンプ】を語る上で「ベルカンプターン」は外せません。
言葉では表すのは非常に難しいですが、次のような感じです。
相手のディフェンダーは【ベルカンプ】に前を向かせないように密着マークをしています。
ディフェンダーを背負いながらゴールを後ろ向きに立っている【ベルカンプ】の足元に「早く低いボールのパス」がきます。
【ベルカンプ】は左足の甲(つま先っぽくも見える)で軽くさわってスライドさせます。
相手ディフェンダーからの視点では【ベルカンプ】が何をしたかは見えていません。
【ベルカンプ】はスライドさせたボールとは逆側に体を反転して走ります。
スライドさせたボール(回転がかかっている)が、意思をもっているかのように【ベルカンプ】の足元に吸い寄せられます。
そして、何が起こったか分からないディフェンダーを軽くいなして、冷静にゴールを決めます。
こればっかりは、「見てください」としか言いようがありません。
飛行機恐怖症
【ベルカンプ】の飛行機恐怖症の理由は諸説あります。
「自分が乗っている飛行機の爆破予告」や「友人が航空事故で亡くなった」等ですが真実は分かりません。
いずれにしても過去のトラウマにより【ベルカンプ】は飛行機が乗れない体質となりました。
※1994年のアメリカワールドカップは参加しているため、その後の発症かも知れません。船で移動したとの説もありますので、アメリカワールドカップの前の発症の可能性も否めません。
この体質の問題点は、アウェーの試合に現れます。
本来飛行機で行ける地域でも、車や電車や船を乗り継ぎ移動していたため、身体的負担は増えるので監督は起用方法に悩まされました。
しかし飛べない鳥は、飛ぶ能力が欠如した代わりに他の能力が進化します。
【ベルカンプ】のトラップとターンに磨きがかかったのは、この事実と無関係ではないかも知れません。
信じるか信じないかはあなた次第です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
サッカーと言えば「止めて、蹴る」ですが、その技術に特化した選手が【ベルカンプ】になります。
走りながら、相手や味方の動きを見ながら、「止めて、蹴る」を自然(ナチュラル)に行うには壮絶な努力があったに違いありません。
飛べない鳥は「地上(グラウンド)」で見事に飛びました。
【ベルカンプ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ロベルト・バッジョ】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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コメント
1994年のアメリカワールドカップは飛行機に乗らずに船でアメリカに渡って参加したよ。
この時から既に飛行機嫌いだった様です。
ノン・フライングダッチマン様
コメントありがとうございます。
船の中でトレーニングしていたかも知れませんね。