どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はナイジェリアの【オーガスティン・オコチャ】です。
【ジェイジェイ・オコチャ】のほうが馴染みが深いかもしれません。
Embed from Getty Images「 オーガスティン・オコチャはどんな選手?」
「オーガスティン・オコチャのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【オーガスティン・オコチャ】にキャッチフレーズをつけます。
ダンシングヒーロー
「熱いビートをならす」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【オーガスティン・オコチャ】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「トリックスター」
- アトランタオリンピック優勝
- ダンシングドリブル
選手プロフィール
- 名前:オーガスティン・オコチャ
- 国籍:ナイジェリア
- 生年月日:1973年8月14日
- 身長・体重:175cm70kg
- 利き足:右足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:フランクフルト、パリ・サンジェルマン、ボルトン
- 代表歴:75試合(14得点)
- ワールドカップ出場:1994年、1998年、2002年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1990-1992 | ボルシア・ノインキルヒェン | 35 | (7) |
1992-1996 | フランクフルト | 90 | (16) |
1996-1998 | フェネルバフチェ | 62 | (30) |
1998-2002 | パリ・サンジェルマン | 84 | (14) |
2002-2006 | ボルトン | 124 | (14) |
2006-2007 | カタールSC | 41 | (6) |
2007-2008 | ハル・シティ | 18 | (0) |
出会い
【オーガスティン・オコチャ】との出会いは、1994年のアメリカワールドカップです。
出会いというか記憶の片隅にあると言ったほうが良いのかも知れません。
当時はDVDはなくVHSビデオで録画するのが基本でした。
ちなみに僕はテレビデオでした。
2番組同時に録画とかも出来ないため、同じ時間帯に試合する場合、優先順位を決めなければなりません。
裏録機能がないため、録画の最中は他局の番組も見れません。
そこで6グループそれぞれの好きなチームを追っかけることで優先順位を決めました。
コロンビア、ブラジル、ドイツ、アルゼンチン、イタリア、オランダです。
ナイジェリアの【オコチャ】はアルゼンチンと同じグループのため、【マラドーナ】率いるアルゼンチン戦で出会ったと思います。
決勝トーナメントでは【ロベルト・バッジョ】伝説の序章としてイタリアとナイジェリアが激闘を繰り広げます。
【バッジョ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「トリックスター」
【オーガスティン・オコチャ】のプレースタイルは「トリックスター」です。
厳密には「トリックスター」というプレースタイルは存在しないのですが、【オコチャ】のプレースタイルを表現する場合、「トリックスター」しかあてはまりません。
「ファンタジスタ」の部類に入ると思いますが、【バッジョ】【ジュゼッペ・シニョーリ】【ジャンフランコ・ゾラ】【ロベルト・マンチーニ】などイタリアにいた「ファンタジスタ」とは違います。
【シニョーリ】【ゾラ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
【オコチャ】のドリブル、パス、シュートのすべてが独特のリズムで刻まれます。
ドリブルは相手が読めない動きで幻惑し、漫画でしか見ないようなヒールリフトをいとも簡単に繰り出します。
パスはヒールキックやノールックパスなど「どこに目がついているんですか」状態のオーラをまとっています。
ドリブルとパスを相手が警戒して間合いを少しでもあけると、「弾丸シュート」や「コントロールシュート」を惜しげもなく打ち込んできます。
相手の選手も観客も【オコチャ】のトリックをただただ見つめるだけです。
僕が知っているもう一人の「トリックスター」【ロナウジーニョ】がパリ・サンジェルマンで一年間【オコチャ】と一緒にプレーしているのは偶然ではなく必然なのかも知れません。
【ロナウジーニョ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesアトランタオリンピック優勝
【オーガスティン・オコチャ】は1996年アトランタオリンピックで優勝します。
なにしろ、メンツが強力です。
【ヌワンコ・カヌ】【サンデー・オリセー】【ティジャニ・ババンギダ】など多士済々のメンバーが揃っていました。
日本側から見ると、1996年のアトランタオリンピックは「マイアミの奇跡」として語り継がれています。
ブラジルに1対0で奇跡の勝利をおさめた試合です。
しかし、ブラジルに勝って決勝トーナメントに進めなかったのは、ナイジェリア代表に2対0で負けたことが理由です。
話はだいぶそれてしまい申し訳ありません。
ナイジェリアは予選リーグを2勝1敗で突破します。
準々決勝は対メキシコ。
【オコチャ】の先制点もあり2対0で撃破します。
準決勝は対ブラジル。
予選リーグでブラジルには負けていましたが、【カヌ】のゴールデンゴールで勝ちます。
決勝は対アルゼンチン。
勢いはナイジェリアです。
【クラウディオ・ロペス】【エルナン・クレスポ】のゴールで2度のリードを奪われますが、追いつき逆転しそのまま優勝します。
アフリカ勢として「ワールドカップ」「オリンピック」優勝の初めての歓喜となります。
その中心の一人として【オコチャ】がいたことは間違いないでしょう。
【カヌ】【クラウディオ・ロペス】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesダンシングドリブル
【オーガスティン・オコチャ】といえば「ダンシングドリブル」は外せません。
むしろこれがメインデッシュです。
始まりは1993年です。
【オコチャ】がフランクフルト所属時に対バイエルン・ミュンヘン戦で発動します。
ゴール前でボールを持った【オコチャ】は踊るようなキックフェイントで【オリバー・カーン】をかわします。
戻ってきたディフェンダーに対してもさらにキックフェイントで右に左に揺さぶります。
相手を無効化した瞬間にシュートを放ちます。
一連の動きは最後に動画のリンクを貼り付けますので是非ご覧ください。
【ドラガン・ストイコビッチ】が名古屋グランパス時代に似たゴールを決めていますが、【オコチャ】のダンシングドリブルにインスピレーションを受けていたのかも知れません。
他にもボールをまたいで、上半身と下半身が揺れて抜くドリブルもダンシングドリブルとして有名で、一般的にはこちらが「オコチャドリブル」と言われています。
フットサルをする時に、真似をするのですが【オコチャ】のようにスムーズに行かずガチャガチャします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【オーガスティン・オコチャ】は踊るようなドリブルで敵も味方も観客も魅了します。
楽しくプレーする姿は見ていて気持ちいいし、熱いビートは僕たちを「興奮のるつぼ」へ運んでくれます。
【三笘薫】は同じ匂いがします。
【オコチャ】のようにワールドカップで活躍して、世界の子どもたちが「ミトマドリブル」を真似する日は近いかも知れません。
【オーガスティン・オコチャ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【アルバロ・レコバ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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