どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はオランダの【ロナルド・デ・ブール】です。
Embed from Getty Images「 ロナルド・デ・ブールはどんな選手?」
「ロナルド・デ・ブールのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ロナルド・デ・ブール】にキャッチフレーズをつけます。
ライティレスキュー隊
「前方支援は任せろ」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ロナルド・デ・ブール】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「サイドアタッカー+ストライカー」
- 究極のポリバレント
- 双子プレーヤー「兄フランク・デ・ブール」
選手プロフィール
- 名前:ロナルド・デ・ブール
- 国籍:オランダ
- 生年月日:1970年5月15日
- 身長・体重:180cm77kg
- 利き足:右足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)、FW(フォワード)
- 主な所属チーム:アヤックス、レンジャーズ、アル・シャマル
- 代表歴:67試合(13得点)
- ワールドカップ出場:1994年、1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1987-1991 | アヤックス | 52 | (14) |
1991-1992 | トゥウェンテ | 49 | (22) |
1993-1998 | アヤックス | 172 | (36) |
1998-2000 | FCバルセロナ | 33 | (1) |
2000-2004 | レンジャーズ | 104 | (39) |
2004-2005 | アル・ラーヤンSC | 22 | (3) |
2005-2008 | アル・シャマルSC | 56 | (7) |
出会い
【ロナルド・デ・ブール】との出会いは、1994-95シーズンのアヤックス快進撃時代にさかのぼります。
ACミランから帰還した【ライカールト】や【ベルカンプ】の後継者【リトマネン】、近代ゴールキーパーの元祖【ファン・デル・サール】たちと一緒にアヤックスはチャンピオンズリーグ優勝を果たします。
詳しくはプロフィールで語っていますので、興味のある皆さまはご覧ください。
アヤックスベストイレブンも選出していますので、興味のある皆さまはこちらもご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「サイドアタッカー+ストライカー」
【ロナルド・デ・ブール】のプレースタイルは「サイドアタッカー+ストライカー」です。
1990年代初頭は背番号は固定性ではなく、スタメン11人が1番から11番をつけることとなっていまいた。
アヤックスはシステムが3-4-3であり、ポジション毎に背番号をつけていたので、スタメンの背番号を見ればポジションが分かります。
背番号1はゴールキーパー。
ディフェンダーは3バックで左から、5、3、2です。
ミッドフィルダーはひし形で、中盤の底が4、右サイドが6、左サイドが8、トップ下が10です。
フォワードは3トップで左から11、9、7です。
【ロナルド・デ・ブール】は基本的に6をつけています。
すなわち、右サイドのミッドフィルダーです。
豊富な運動量、パス、ドリブルとサイドアタッカーとして必要な資質をすべて備えています。
さらに、特異体質がここに加わります。
それが「ストライカー」の能力です。
【ロナルド・デ・ブール】パスの出し手でありながら、受け手にもなりセンターフォワードになります。
ストライカーのときは背番号6から9になります。
キン肉マン好きならピンときたと思います。
バッファローマンがキン肉マンのキン肉バスターを破ったときの原理です。
6をひっくり返すと9になる。
話を戻します。
例えば、【ロナルド・デ・ブール】が背番号6、【クライファート】が背番号9をつけていれば【ロナルド・デ・ブール】は「サイドアタッカー」の役割だということが分かります。
【セードルフ】が背番号6、【ロナルド・デ・ブール】が背番号9をつけていれば【ロナルド・デ・ブール】は「ストライカー」の役割だということが分かります。
Embed from Getty Images究極のポリバレント
【ロナルド・デ・ブール】はプレースタイルで語ったとおり、一つのポジションだけでなく複数のポジションを高いレベルでこなします。
日本では「オシム監督」が複数のポジションをこなせる選手を「ポリバレント」と呼んで重宝しました。
【阿部勇樹】選手が筆頭です。
1994年当時も複数のポジションをこなす選手は多くいましたが、基本は縦関係か横関係です。
縦関係は「サイドアタッカーとウィング」「サイドバックとウィングバック」みたいな感じで、一段下がったり、上がったりするケースです。
横関係は「右ウィングと左ウィング」「右サイドバックと左サイドバック」みたいに左右反転するケースです。
【ロナルド・デ・ブール】の特異性はナナメの関係です。
サイドの選手がセンターもできる、即ち状況によってはどこでもできる「究極のポリバレント選手」の出来上がりです。
Embed from Getty Images双子プレーヤー「フランク・デ・ブール」
【ロナルド・デ・ブール】は僕の中で元祖双子サッカー選手です。
しかも、どちらもオランダ代表で活躍しています。
【フランク・デ・ブール】は【ロナルド・デ・ブール】と違って左利きです。
【フランク・デ・ブール】は守備ポジションはゴールキーパー以外全てでき、【ロナルド・デ・ブール】は攻撃ポジションは全てできます。
二人が「フュージョン」すれば完全体のフットボーラーができるかも知れません。
尚、オランダ代表でのゴール数はどちらも13得点です。
偶然なのか、双子ならでは必然なのかは知る由もありません。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【ロナルド・デ・ブール】はポリバレントの選手であり監督にとっては重宝する選手です。
オランダ代表監督も日本代表監督も【ロナルド・デ・ブール】のような「究極のポリバレント」を探しているのかもしれません。
【フレンキー・デ・ヨング】をどのポジションで起用するか悩ましいはずです。
日本では【旗手怜央】【堂安律】がポリバレントだと思いますが、今後どのポジションで起用されるか興味津々です。
監督の困りごとを解決する【ロナルド・デ・ブール】はまさにレスキュー隊です。
【ロナルド・デ・ブール】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ジャンルカ・ザンブロッタ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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ファンタジスタの見える景色を知る漫画
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監督視点の漫画と思いきや選手の成長漫画
プロを目指す選手のもがき苦しみつつも楽しむ様子を描いた漫画
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コメント
楽しませていただいてます。
デブール兄弟、日本ではフランクを兄とするサイトが多いように
思いますが、実のところ微妙かと思います。
ロナルトのほうが先に生まれているらしい
(wikipediaにも記載アリ(出所はTOYOTAカップパンフレット))。
家族の間でも、欧米では珍しく、ロナルトのほうが兄
と扱われているとの話が、兄弟の自伝にあるそうですが、
これは未確認。
兄・弟の区別ナシが無難ですかね。
通りすがり様
コメントありがとうございます。
諸説ありそうなので区別なしにしました。