どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する好きなサッカー選手はフィンランドの【ヤリ・リトマネン】です。
いきなりですが【ヤリ・リトマネン】にキャッチフレーズをつけます。
リバウンド賢者
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ヤリ・リトマネン】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- サッカーとアイスホッケーの二刀流
- リバウンド
- チャンピオンズリーグ得点王
選手プロフィール
- 名前:ヤリ・リトマネン
- 国籍:フィンランド
- 生年月日:1971年2月20日
- 身長・体重:182cm81kg
- 利き足:右足
- ポジション:FW(フォワード)、MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:レイパス・ラハティ、アヤックス、バルセロナ、リバプール
- 代表歴:137試合(32得点)
- ワールドカップ出場:無し
出会い
【ヤリ・リトマネン】との出会いは1994-95シーズンのアヤックス快進撃時代にさかのぼります。
ぼくの中でいまだに最強チームで、新旧オランダ代表オールスター勢揃いのチームで10番を背負っているのが、ワールドカップ出場無しの小国フィンランドの選手でした。
しかも、【デニス・ベルカンプ】の後継者として注目されていましたので、どんなプレーをするのか興味津々でした。
ぼくのプロフィールでも当時のアヤックスについて少し語っていますので、興味のある皆様はご覧ください。
すごいぞポイント3つ
サッカーとアイスホッケーの二刀流
【ヤリ・リトマネン】は高校生まで二刀流でした。
極寒の地フィンランドで育った【リトマネン】は夏はサッカー、冬はアイスホッケーの両方でチームのエースとして活躍していましたが、サッカーを選ぶこととなります。
結果論なのか必然なのかわかりませんが、アイスホッケーをたしなんでいたことが、サッカーでの【リトマネン】しか持ち得ない能力の覚醒に繋がります。
アイスホッケーではサッカーボールより「はるかに早く動く小さいアイスパック」を瞬時にコントロールしないといけません。
さらに、相手にそのアイスパックを奪われずにキープしたりパスやシュートををしなければいけません。
さらにさらに、攻守が目まぐるしく交代します。
結果、【リトマネン】はセンターフォワードからセンターバックまでサッカーのセンターラインと言われるすべてのポジションを完璧にこなす、異能なフォワードとなります。
リバウンド
【ヤリ・リトマネン】のプレースタイルをかたちづくる特徴は下記になります。
- ポジショニング
- トラップ
- キープ力
- 動体視力
- 瞬時の判断能力
この特徴をミキサーにかけます。
すると、リバウンド能力に特化したストライカーの誕生です。
バスケットボールではリバウンドを制するものは試合を制すると昔から言われています。
スラムダンクの安西先生も言っています。
リバウンドとは何か?
シュートが外れ、敵味方どちらのボールにもなっていない状態を味方チームのボールにすることです。
すると、攻撃は2倍、守備は2分の1になるので、攻守が決まっていないスポーツでは最重要課題になります。
シュートやパスのこぼれだまに対して、【リトマネン】は常に予測しているため、適切なポジショニングを嗅ぎ分け、予測したボールをトラップしたりキープして攻撃につなげます。
仮に予測外だとしても、類まれな動体視力と瞬時の反応能力で「ボールの回転やスピードや方向」を判断し、敵より一歩はやくボールをキープします。
勘のいい皆さまならピンときたかもしれません。
そうです。アイスホッケーで培った能力がここで覚醒します。
ぼくが好きな漫画の「LOST MAN」の言葉をかりるなら、【リトマネン】のボールを引き寄せる技術は努力に裏打ちされた神に与えられた「ギフテッド」そのものです。
チャンピオンズリーグ得点王
【ヤリ・リトマネン】は1995−96年シーズンのチャンピオンズリーグで得点王です。
純粋なフォワードではなく、トップ下としてゲームメークをしつつ、守備もサボらない選手としてチャンピオンズリーグやワールドカップなどの大舞台で得点王を獲得しているのは、ぼくが知る限り【リトマネン】だけです。
唯一、2011年女子ワールドカップ得点王【澤穂希】だけが例外です。
【澤穂希】も「ギフテッド」の能力を与えられたのかもしれません。
話は戻して、アヤックス所属の【リトマネン】は2年連続のチャンピオンズリーグ優勝は逃しましたが、決勝のユベントス戦で見せた同点ゴールは先に語った「リバウンド」能力が凝縮されていました。
ゴールキーパーがパンチングで弾いたボールを誰よりも早く反応しゴールを決めました。
得点王を決定的にした一撃です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ヤリ・リトマネン】はサッカーとアイスホッケーの二刀流という異質のバックボーンを持ちながら、リバウンドを奪うことで味方の攻撃力を「バイキルト」し、相手の守備力を「ルカナン」します。
急なドラクエたとえで申し訳ありませんが、「攻撃は2倍」「守備は2分の1」になりイメージとしては「通常の4倍」になることです。
ぼくのサッカー観にリバウンドの概念を植え付け、サッカーの見方の視野を広げた【リトマネン】は「リバウンド賢者」と名付けたいと思います。
【ヤリ・リトマネン】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【アレッサンドロ・ネスタ】です。
お楽しみにしてください、またね。
ここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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