どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はイタリアの【サルヴァトーレ・スキラッチ】です。
Embed from Getty Images「 サルヴァトーレ・スキラッチってウイイレ、イーフットボール、サカつくなどのサッカーゲームでレジェンド枠でよくでてくるけどどんな選手だったの?」
「サルヴァトーレ・スキラッチの代表チームやクラブチームでの活躍を面白おかしく教えて!!」
と思ったあなたへお届けします。
この記事を読んでいただければ、【サルヴァトーレ・スキラッチ】のプレースタイルを知ることが出来ます。
さらに代表チームとクラブチームそれぞれのパートに分けて活躍を知ることでファンになること間違いなしです。
選手プロフィールと下記3つを軸に語っていきますので、5分ほどお時間をください。
- プレースタイル
- イタリアワールドカップ得点王【代表チーム】
- ジュビロ黄金時代の礎の一人【クラブチーム】
四の五の言わずに実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
選手プロフィール
- 名前:サルヴァトーレ・スキラッチ
- 国籍:イタリア
- 生年月日:1964年12月1日
- 身長・体重:171cm72kg
- 利き足:右足
- ポジション:フォワード
- 代表歴:16試合(7得点)
- ワールドカップ出場:1990年
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』サルヴァトーレ・スキラッチ
プレースタイル
Embed from Getty Images【サルヴァトーレ・スキラッチ】は純粋なストライカーです。
ここでいう純粋とは「点を取ることに特化した」という意味です。
サッカー用語の「ごっつぁんゴール」をよく決める選手とも言えます。
あいついつもおいしいところにいるな、と思われます。
しかし、これこそが選ばれしものしか得られないスキルです。
その最大の特徴はプレーはすべてゴールのためという信念です。
ゴールが決めやすい場所、ボールが溢れる場所を常に探索しています。
一秒たりとも無駄にしません。
味方の特徴、敵の特徴も頭にインプットしています。
味方選手がドリブルすると、敵の位置との角度も変わります。
味方選手が右利きで右足でボールを持っている場合と左足でボールを持っている場合でも変わります。
どの角度に侵入すれば、ゴールが一番奪いやすいかを考えて、さらに実行する能力が必要です。
敵の守備選手も同じことを考えて防ぎに来るので、逆の動きをとる能力も必要です。
ニアと見せかけてファー。ファーと見せかけてニア。
ストップアンドゴーの繰り返し。
【スキラッチ】はそんな努力を常に続けてゴールを奪い続けます。
イタリアワールドカップ得点王【代表チーム】
シンデレラボーイになった1990年イタリアワールドカップ
Embed from Getty Images【サルヴァトーレ・スキラッチ】はイタリア代表としての出場は16試合で7得点です。
歴代のイタリア代表のストライカーと比べても試合出場数は突出していませんが、強烈なインパクトを残して記憶にも記録にも残っています。
時は1990年、舞台は母国イタリア、世界で一番有名で熱狂するサッカーのワールドカップ。
【スキラッチ】は優勝を常に期待されているイタリア代表に、本大会の3ヶ月前の1990年3月にデビューし、すべりこみで本大会のメンバーに選ばれます。
守備陣に【フランコ・バレージ】【パオロ・マルディーニ】、攻撃陣には【ジャンルカ・ヴィアリ】【ロベルト・マンチーニ】そして【ロベルト・バッジョ】。
【フランコ・バレージ】【パオロ・マルディーニ】【ジャンルカ・ヴィアリ】【ロベルト・バッジョ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
グループリーグ初戦のオーストリア戦の後半30分に【スキラッチ】の出番がきます。
出場して3分で結果をだします。
【スキラッチ】が先制点でもあり決勝点にもなる得点を決め1対0で勝利します。(通算1点)
次の得点はグループリーグ第3戦のチェコスロバキア戦です。
【スキラッチ】の先制点と【バッジョ】のスーパーゴールで2対0で勝利します。(通算2点)
ベスト16は【エンツォ・フランチェスコリ】【ルベン・ソサ】【ダニエル・フォンセカ】など攻撃陣にタレントがそろっているウルグアイです。
みたび【スキラッチ】が先制点を決め2対0で勝利します(通算3点)
準々決勝はアイルランド戦。
みたびではなくよたび【スキラッチ】が先制点を決め1対0で勝利します。(通算4得点)
ちなみにここまで5試合でイタリア代表は無失点です。
準決勝の相手は前回大会優勝の【ディエゴ・マラドーナ】率いるアルゼンチンです。
そんな相手でもおかまいなしに、いつたび(五度)【スキラッチ】が先制点を決めます。(通算5得点)
守備陣が守りきり決勝の舞台に行くと思いかけたその瞬間に【カニーヒア】に同点ゴールを決められます。
そして、1対1のまま敗退し、母国でのワールドカップ優勝の夢は終わります。
しかし【スキラッチ】にはストライカーとしての仕事がまだ残っています。
得点王のタイトルです。
3位決定戦は前回大会得点王でもあり名古屋グランパスにも所属したことがある【ギャリー・リネカー】がいるイングランドです。
【バッジョ】が先制点を決め、【デビッド・プラット】の得点で追いつかれ1対1で迎えた終了間際にイタリア代表がPKをゲットします。
【スキラッチ】が決め見事得点王となります。(通算6得点)
しかも最優秀選手の称号であるゴールデンボールを【ローター・マテウス】【ディエゴ・マラドーナ】を抑えて獲得しました。
まさにシンデレラボーイといっていいでしょう。
【ローター・マテウス】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
ジュビロ黄金時代の礎の一人【クラブチーム】
セリエBで点を決め続けた【メッシーナ】
Embed from Getty Images【サルヴァトーレ・スキラッチ】は実は苦労人です。
地元のアマチュアクラブでデビューし、翌シーズンにメッシーナに移籍します。
メッシーナではセリエBへの昇格に貢献し、1988-1999年シーズンにセリエB得点王になります。
名門ユベントスがその活躍に目をつけ移籍します。
バッジョとのコンビが不発に終わった【ユベントス】
Embed from Getty Images【サルヴァトーレ・スキラッチ】のセリエA初挑戦がいきなりユベントスです。
プレッシャーが半端ありませんが、リーグ戦では15得点決め、UEFAカップ優勝に貢献します。
2年目にイタリアの至宝の【ロベルト・バッジョ】がフィオレンティーナから加入します。
【スキラッチ】は代表でワールドカップ得点王にもなり、ゴールデンコンビとして期待されましたが、怪我もあり期待されている得点も下降していきます。
パサーを育てた【ジュビロ磐田】
Embed from Getty Images【スキラッチ】はユベントスからインテルに移籍したあとも怪我に悩まされますが、捨てる神あれば拾う神あり。
Jリーグ発足初年度、Jリーグに加盟できなかったジュビロ磐田は世界を知る人物を次々に登用します。
まずは監督にドーハの悲劇の時の日本代表監督「ハンス・オフト」を招聘します。
オランダの【ファネンブルグ】を獲得します。
【ファン・バステン】【フリット】【ライカールト】【クーマン】などの選手とともにユーロ1998のオランダ優勝メンバーの一人です。
JFL(当時J2がなかったため実質のJ2)で準優勝でJ1昇格が決まったジュビロ磐田は、次に【スキラッチ】を獲得します。
最後に1994年ワールドカップチャンピオンのブラジル代表キャプテン【ドゥンガ】を獲得し、黄金時代の下地が完成します。
【ライカールト】【ドゥンガ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
【スキラッチ】の役割はストライカーのため、点を取ることです。
点をとるためにはポジショニングが良くてもいいパスがこないと意味がありません。
得点することはもちろん「ストライカーとパサーの教育」が【スキラッチ】にたくされた任務とにらんでいます。
ストライカーにはオフト監督の日本代表時代のスーパーサブ【中山雅史】がいるため、【スキラッチ】から世界基準のポジショニングと飛び出しを徹底的に叩き込みます。
【スキラッチ】は加入1年目に怪我がありながら、リーグ2位の31得点を決めています。
ちなみに得点王は32得点決めた浦和レッズの【福田正博】です。
【スキラッチ】の得点パターンを間近で見ていた【中山雅史】はその後ストライカーとして覚醒します。
パサーに関しては【藤田俊哉】と【名波浩】の清水商業コンビを育てます。
もともとのポテンシャルは高いのですが、【藤田俊哉】は点が取れる司令塔、【名波浩】はレジスタとして代表の10番をラモス瑠偉から継承するまでに育てます。
ジュビロがリーグチャンピオンになったのは【スキラッチ】が退団した1997年です。
腰の怪我のため、優勝の瞬間を見ることなく退団したのですが、【中山雅史】【藤田俊哉】【名波浩】などが一人前になったのを見届け、安心して去ったのだと思います。
まとめ
Embed from Getty Imagesいかがでしたでしょうか。
【サルヴァトーレ・スキラッチ】は一発屋的に思われがちですが、日本代表のターニングポイントに絡んでいます。
日本代表のワールドカップ初得点が【中山雅史】だったのは、ワールドカップ得点王【スキラッチ】を間近で見たこととは無関係とは思えません。
【久保建英】が【ダビド・シルバ】から薫陶をうけているのも同じ理屈です。
日本代表がワールドカップで優勝するためには同ポジションにワールドクラスがいるチームにどんどんいくことが必須です。
【サルヴァトーレ・スキラッチ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ギド・ブッフバルト】です。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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