どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はフランスの【ディディエ・デシャン】です。
Embed from Getty Images「 ディディエ・デシャンはどんな選手?」
「ディディエ・デシャンのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ディディエ・デシャン】にキャッチフレーズをつけます。
真の将軍
「ビッグタイトルは彼とともに」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ディディエ・デシャン】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「水を運ぶ選手」
- ユベントス復権の立役者
- フランス代表の栄光
選手プロフィール
- 名前:ディディエ・デシャン
- 国籍:フランス
- 生年月日:1968年10月15日
- 身長・体重:170cm71kg
- 利き足:右足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:ナント、マルセイユ、ユベントス
- 代表歴:103試合(4得点)
- ワールドカップ出場:1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1985-1989 | ナント | 111 | (4) |
1989-1994 | マルセイユ | 123 | (6) |
1990-1991 | → ボルドー (loan) | 29 | (3) |
1994-1999 | ユヴェントス | 124 | (4) |
1999-2000 | チェルシー | 27 | (0) |
2000-2001 | バレンシア | 14 | (0) |
通算 | 427 | (17) |
出会い
【ディディエ・デシャン】との出会いは、「セリエAダイジェスト」だと記憶しています。
2022年現在、いまだ現役のカズこと【三浦知良】選手が日本人で初めて、当時の世界最高峰リーグ「セリエA」に挑戦したのは1994年です。
日本では「セリエエー」と「セリエアー」と発音するかまだわからなかった時代です。
今では、イタリア語読みの「セリエアー」が一般的です。
「セリエAダイジェスト」は文字通り、ダイジェストのため得点シーンが多めとなり、必然的に攻撃的な選手にスポットライトが当たります。
【ディディエ・デシャン】が所属していたユベントスはイタリアの英雄【ロベルト・バッジョ】が君臨して【デルピエロ】がその座を脅かす時期でした。
【バッジョ】【デルピエロ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「水を運ぶ選手」
【ディディエ・デシャン】のプレースタイルは「水を運ぶ選手」です。
水を運ぶ選手とは、守備をしっかりして相手からボールを奪い、攻撃的な選手に渡す選手です。
ちなみに攻撃的な選手は水を飲む選手といいます。
ジェフ千葉や日本代表の監督をしたオシムが発言したことで重要性が認識されました。
古くは【セードルフ】、【北澤】選手、【明神】選手、【福西】選手などがいます。
キャプテン翼の松山くんをイメージしていただくとわかりやすいです。
泥臭く守備し、翼くんや日向くんにボールをつなぎます。
【デシャン】は自ら主役になることはありません。
ユベントスでもフランス代表でも【ジダン】を輝かせます。
【セードルフ】【ジダン】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesユベントス復権の立役者
【ディディエ・デシャン】はキャプテンとして1992-1993年シーズンにマルセイユをチャンピオンズカップ優勝に導いています。
その実績をひっさげて【ディディエ・デシャン】は1994年にマルセイユからユベントスに加入します。
当時のセリエAはACミランが最強と言われており、ユベントスは2番手グループでした。
この1994年はユベントス復権のターニングポイントです。
監督はのちに名将の名をほしいままにする「マルチェロ・リッピ」監督です。
「リッピ」監督がビッグクラブを指揮するのはユベントスが初でした。
特徴は中盤の構成に現れています。
【デシャン】以外に【コンテ】【パウロ・ソウザ】【ディリービオ】と全員が「水を運ぶ選手」です。
ファンタジスタ【ロベルト・バッジョ】も守備ができないとみるやいなや、ニューファンタジスタの【デルピエロ】に徐々にスタメンの座を奪われることとなります。
そして、【ジダン】【インザーギ】【ダービッツ】と戦力を整えていき、無敵のユベントスを構築することとなります。
そのくせもの軍団をピッチ内で束ねていたのが【デシャン】です。
そして3つのスクデットと【プラティニ】時代以来のチャンピオンズリーグ優勝をもたらします。
【インザーギ】【ダービッツ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesフランス代表の栄光
【ディディエ・デシャン】はフランス代表のワールドカップ優勝に関わっています。
関わっているどころではありません。
1998年フランスワールドカップではキャプテンとして優勝し、2018年ロシアワールドカップでは監督として優勝しています。
1998年フランスワールドカップは【ジダン】の大会と言われるほど【ジダン】が主役でした。
主役が輝くときには名脇役が必ず必要です。
それが【デシャン】です。
【プティ】や【カランブー】と共に中盤を支え、【ジダン】にのびのびプレーさせたことが優勝に導いた要因となります。
2006年に【デシャン】のようなキャプテンがいれば【ジダン】は冷静さを失わず退場しなかったかもしれません。
ユベントスでもフランス代表でも将軍【ジダン】を影で操っていた【デシャン】は「真の将軍」と言わざるをえません。
2018年ロシアワールドカップでは、ブラジルの【ザガロ】、ドイツの【ベッケンバウアー】に続き3人目の「選手と監督両方優勝」という偉業を達成します。
1998年当時、20歳の【アンリ】や【トレゼゲ】とプレーして優勝しているため、19歳の【キリアン・エムバペ】を年齢を理由に起用しないという選択肢は有りませんでした。
結果、中盤は【デシャン】の申し子【ポグバ】と【カンテ】がガッチリ支え、優勝に導きます。
【アンリ】【トレゼゲ】に興味のある皆様は下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【ディディエ・デシャン】はチームを良い方向に導きます。
ときには裏方として、ときには監督として舞台に立ちます。
その姿は「真の将軍」です。
フランスのビッグタイトルの影に【デシャン】ありです。
【長谷部誠】選手はドイツで「皇帝」と呼ばれていますが、フランスで活躍していれば「将軍」と呼ばれていたかもしれません。
【ディディエ・デシャン】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ドゥンガ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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