どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はデンマークの【ピーター・シュマイケル】です。
Embed from Getty Images「 ピーター・シュマイケルはどんな選手?」
「ピーター・シュマイケルのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ピーター・シュマイケル】にキャッチフレーズをつけます。
レッドデーモン
「何かあったら俺が止める」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ピーター・シュマイケル】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)」
- マンチェスター・ユナイテッド3冠(トレブル)の影の立役者
- ゴールキーパーの親子鷹
選手プロフィール
- 名前:ピーター・シュマイケル
- 国籍:デンマーク
- 生年月日:1963年11月18日
- 身長・体重:193cm96kg
- 利き足:右足
- ポジション:GK(ゴールキーパー)
- 主な所属チーム:フヴィドヴレ、ブレンビー、マンチェスター・ユナイテッド
- 代表歴:129試合(1得点)
- ワールドカップ出場:1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1981-1984 | グラッドサクセ=ヘロ | 46 | (0) |
1984-1987 | フヴィドヴレ | 78 | (6) |
1987-1991 | ブレンビー | 119 | (2) |
1991-1999 | マンチェスター・ユナイテッド | 292 | (0) |
1999-2001 | スポルティングCP | 55 | (0) |
2001-2002 | アストン・ヴィラ | 29 | (1) |
2002-2003 | マンチェスター・シティ | 29 | (0) |
通算 | 648 | (9) |
出会い
【ピーター・シュマイケル】との出会いは、ワールドカップよりハイレベルと言われる欧州選手権(通称ユーロ)です。
さかのぼること1992年の大会です。
デンマークは予選敗退していたのですが、ユーゴスラビアの内戦の影響で大会を辞退せざるをえず、代替チームとして参加することとなります。
守備では【シュマイケル】攻撃では【ブライアン・ラウドルップ】を中心として、あれよあれよの快進撃で優勝します。
ダークホース好きな僕としてはその後、この二人を追っかけることとなります。
当時ケーブルテレビでプレミアリーグの試合を見れたため、マンチェスター・ユナイテッドの勇姿を見ることができました。GAORAだったかな?
【エリック・カントナ】や【ライアン・ギグス】もそこで知ることとなります。
【カントナ】【ギグス】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)」
【ピーター・シュマイケル】のプレースタイルは「SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)」です。
SGGKと言われてピンとくる方は「キャプテン翼」のファンで間違いないでしょう。
翼くんの永遠のライバルとして「若林源三」くんがいます。
日向くんは「猛虎」、三杉くんは「フィールドの貴公子」などライバルには愛称がありますが若林くんには当初ありませんでした。
そこで作者である「高橋陽一先生」は世界との戦いを描いた「ワールドジュニアユース大会」で若林くんに愛称をつけます。
えげつなくどの国の選手よりすごいことを表現するために、たぶんスーパーとグレートを足したのだと思います。
話を【シュマイケル】に戻します。
二刀流の【ホルヘ・カンポス】や足元の技術が得意な【ファン・デル・サール】と違い、【シュマイケル】はゴールキーパーの技術をきわめています。
まずゴールキーパーとして最も大事な「安心感と安定感」があります。
守備範囲が広く、1対1に強く、周りを動かすコーチングも的確です。
【シュマイケル】の「至高の一品」は至近距離からのシュートへの「反応速度」です。
その背景にあるのはハンドボールのゴールキーパー出身であることとは無縁ではないとにらんでいます。
「若林くん」もかつて「サッカーゴールの枠」で「ハンドボール選手のシュート」を超絶反応で防ぎました。
【シュマイケル】は「SGGK(スーパーグレートゴールキーパー)」と呼ばざるをえません。
【カンポス】【ファン・デル・サール】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesマンチェスター・ユナイテッド3冠(トレブル)の影の立役者
【ピーター・シュマイケル】はマンチェスター・ユナイテッドで1998-1999年シーズンに3冠を達成しました。
ちなみに3冠とは「国内リーグ」「国内カップ」「チャンピオンズリーグ」の3つを同一シーズンに獲得することです。
実はイングランドのクラブチームではマンチェスター・ユナイテッドは唯一となります。
2021-2022年にリバプールが達成できなかった偉業です。
ヨーロッパ全体でも他に6チームしかいません。
「バルセロナ」「バイエルン・ミュンヘン」「セルティック」「アヤックス」「PSV」「インテル」です。
「レアル・マドリード」や「ACミラン」も達成していません。
マンチェスター・ユナイテッドの3冠の最後は劇的です。
残すタイトルは「チャンピオンズリーグ」、決勝の舞台はバルセロナの「カンプ・ノウスタジアム」。
相手は闘将【ローター・マテウス】率いるバイエルン・ミュンヘン。
バイエルン・ミュンヘンはロスタイム突入まで1対0でリードしていました。
そんななかバイエルン・ミュンヘンから見ると悲劇、マンチェスター・ユナイテッドから見ると歓喜が訪れます。
まずは、【デビッド・ベッカム】のコーナーキックから【テディ・シェリンガム】が押し込み同点となります。
そして、またもや【ベッカム】のコーナーキックから【オーレ・グンナー・スールシャール】が押し込み逆転します。
劇的な逆転劇は攻撃陣が目立ちますが【シュマイケル】を中心とした守備陣の奮闘があったからこそだと思います。
【マテウス】【ベッカム】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesゴールキーパーの親子鷹
【ピーター・シュマイケル】の息子は【カスパー・シュマイケル】です。
この記事を書いている段階では現役です。
親子鷹といえば【マルディーニ】【ブリント】親子も有名です。
【パオロ・マルディーニ】【ダニー・ブリント】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
父の【ピーター・シュマイケル】はマンチェスター・ユナイテッドの印象が強いですが、キャリアの最後はマンチェスター・シティになります。
息子の【カスパー・シュマイケル】はその影響もありマンチェスター・シティのユースに所属することとなり、後にマンチェスター・シティのトップチームでデビューします。
しかし、ゴールキーパーは経験が生命線ですので、レギュラーに定着することはできずローン移籍を繰り返し経験を積んでいきます。
そして同じ「シティ」の名前がつく「レスター・シティ」への移籍が【カスパー・シュマイケル】の転機となります。
【岡崎慎司】【ジェイミー・ヴァーディ】【エンゴロ・カンテ】などとともに「ミラクルレスター」と呼ばれ2015-2016年シーズンにプレミアリーグで優勝を果たします。
【ピーター・シュマイケル】がユーロ1992で優勝した時と同じように奇跡と呼ばれています。
父「ピーター・シュマイケル」に近づいた瞬間です。
優れたゴールキーパーが2代続いている稀有な例になります。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【ピーター・シュマイケル】は赤い悪魔と呼ばれるマンチェスター・ユナイテッドで鬼神のような活躍で3冠に導きました。
まさに「レッドデビル」の「レッドデーモン」です。
強いチームと奇跡を起こすチームには必ず共通点があります。
優れたゴールキーパーがいることです。
サッカーは点を取るゲームですが、点を取られなければ負けることは絶対ありません。
リーグなどの長期的な大会でも、トーナメントなどの短期的な大会でもです。
日本代表でも【ピーター・シュマイケル】のような安定感抜群のゴールキーパーがどんどん生まれてくればワールドカップベスト8以上は現実的な目標になります。
【ピーター・シュマイケル】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【オーガスティン・オコチャ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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