どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
Embed from Getty Images今回紹介する伝説のサッカー選手はオランダの【フランク・デ・ブール】です。
「フランク・デ・ブールはどんな選手?」
「フランク・デ・ブールのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【フランク・デ・ブール】にキャッチフレーズをつけます。
レフティスナイパー
「後方支援を任せろ」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【フランク・デ・ブール】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
選手プロフィール
- 名前:フランク・デ・ブール
- 国籍:オランダ
- 生年月日:1970年5月15日
- 身長・体重:180cm76kg
- 利き足:左足
- ポジション:DF(ディフェンダー)
- 主な所属チーム:アヤックス、バルセロナ
- 代表歴:112試合(13得点)
- ワールドカップ出場:1994年、1998年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1988-1999 | アヤックス | 328 | (29) |
1999-2003 | バルセロナ | 143 | (5) |
2003-2004 | ガラタサライ | 19 | (2) |
2004 | レンジャーズ | 15 | (2) |
2004-2005 | アル・ラーヤン | 16 | (5) |
2005-2006 | アル・シャマル | 1 | (0) |
通算 | 519 | (43) |
出会い
【フランク・デ・ブール】との出会いは1994-95シーズンのアヤックス快進撃時代にさかのぼります。
ACミランから帰還した【ライカールト】や【ベルカンプ】の後継者【リトマネン】、近代ゴールキーパーの元祖【ファン・デル・サール】たちと一緒にアヤックスはチャンピオンズリーグ優勝を果たします。
詳しくはプロフィールで語っていますので、興味のある皆さまはご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「フリーキックとロングパス」
【フランク・デ・ブール】のプレースタイルの特徴としてキックの精度は欠かせません。
守備がメインのディフェンダーでありながらフリーキックを任せられることは、【フランク・デ・ブール】が「いかにチームメイトから信頼をえているか」の証拠です。
しかも、チャンピオンズリーグで優勝する実力のあるチームの中でのことです。
さらに【フランク・デ・ブール】のキックの精度はフリーキック以外でも活かされます。
フォワードへのロングパスです。
【フランク・デ・ブールの】強烈な印象が残るロングパスは、1998年フランスワールドカップの対アルゼンチン戦のベルカンプへのパスです。
ピッチを対角線に横断するパスは、【ベルカンプ】の絶妙なトラップとあいまって、一つの芸術品であり伝説となっています。
Embed from Getty Images左利きのセンターバック
【フランク・デ・ブール】は左利きのセンターバックです。
サッカー界ではいまなお「希少種」とされているため重宝されます。
なんで重宝されるの?
まずは右利きと左利きの選手の「ボールを蹴る位置を想像」してみて。
右利きの場合は「右足の少し前」、左利きの場合は「左足の少し前」ですね。
そうです。利き足で蹴りやすい位置にボールを置こうとするよね。
次に「ボールをドリブルで運ぶ場面を想像」してみて。
ディフェンダーはボールを奪われるリスクを少なくするため、外へ外へドリブルします。
いい答えですね。すると矛盾がひとつ発生します。
右利きの選手が左サイドでボールを持つと、右足を使うと内へ内へのほうが本来ドリブルがしやすいのですが、リスクを避けるため外へドリブルをせざるをえません。
そして、慌てた選手は逆足の左足で精度の低いパスを出してしまうのです。
もちろん、プロなので逆足といっても一定水準のパスは出せますが、流れるパスワークは望めません。
なるほど。矛盾の解決方法はなんですか?
左利きのセンターバックがその矛盾点を解決してくれます。
外へ外へボールを運びながら、斜めに横断するロングパスがスムーズにだせることで、ピッチを広く使うことができるのです。
監督の戦術の幅も広がります。
【フランク・デ・ブール】以外で左利きのセンターバックは、ルーマニアの【クリスティアン・キヴ】がいました。
【キブ】は同じアヤックス出身の【スナイデル】と一緒にインテルで「国内リーグ、国内カップ、チャンピオンズリーグ」の3冠を達成しました。
Embed from Getty Images双子「ロナルド・デ・ブール」
【フランク・デ・ブール】は僕の中で元祖双子サッカー選手です。
しかも、どちらもオランダ代表で活躍しています。
【ロナルド・デ・ブール】は【フランク・デ・ブール】と違って右利きです。
【フランク・デ・ブール】は守備ポジションはゴールキーパー以外全てでき、【ロナルド・デ・ブール】は攻撃ポジションは全てできます。
二人が「フュージョン」すれば完全体のフットボーラーができるかも知れません。
尚、オランダ代表でのゴール数はどちらも13得点です。
偶然なのか、双子ならでは必然なのかは知る由もありません。
Embed from Getty Imagesまとめ
いかがでしたでしょうか。
【フランク・デ・ブール】はディフェンダーの攻撃力を認識させてくれた選手です。
「フリーキック」であれ「ロングパス」であれ、チームの最後方の選手に攻撃力があれば、チームの総合力も必然と上がります。
後方支援をしながら、得意の左足で虎視眈々とゴールを狙うさまはまさに、「レフティスナイパー」です。
日本代表に左利きのセンターバックが現れれば、大きく歴史が動き始めると信じています。
【伊藤洋輝】が「バイエルン・ミュンヘン」に移籍したことで歴史が大きく動き始めました。
【フランク・デ・ブール】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【フランチェスコ・トッティ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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