どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はイングランドの【デビッド・ベッカム】です。
Embed from Getty Images「デビッド・ベッカムはどんな選手?」
「デビッド・ベッカムのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【デビッド・ベッカム】にキャッチフレーズをつけます。
ビューティフルスナイパー
「美しき放物線」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【デビッド・ベッカム】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
- プレースタイル「アーリークロスの生みの親?」
- 伝説のフリーキック
- ベッカムヘアーと2002年ワールドカップ
選手プロフィール
- 名前:デビッド・ベッカム
- 国籍:イングランド
- 生年月日:1975年5月2日
- 身長・体重:180cm75kg※体重は諸説あり
- 利き足:右足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)
- 主な所属チーム:マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリー、ロサンゼルス・ギャラクシー
- 代表歴:115試合(17得点)
- ワールドカップ出場:1998年、2002年、2006年
所属年:所属チーム:出場:(得点)
1992–2003 | マンチェスター・U | 265 | (62) |
1994–1995 | → プレストン (loan) | 5 | (2) |
2003–2007 | レアル・マドリード | 116 | (13) |
2007–2012 | LAギャラクシー | 98 | (18) |
2009 | → ACミラン (loan) | 18 | (2) |
2010 | → ACミラン (loan) | 11 | (0) |
2013 | パリ・サンジェルマン | 10 | (0) |
【デビッド・ベッカム】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:16
- ディフェンス:9
- テクニック:19
- パワー:13
- スピード:15
- スタミナ:17
- 総合力:89
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【デビッド・ベッカム】との出会いは【カントナ】と関係があります。
【カントナ】を知ってマンチェスター・ユナイテッドを知り、若き【ベッカム】や【ギグス】を知ることとなります。
【カントナ】【ギグス】の記事はこちらになりますので、興味のある皆様はごらんください。
【ベッカム】の最初の記憶は「プレミアリーグのダイジェスト」だったと思います。
【ベッカム】がハーフライン付近でボールを持つやいなや、ロングシュートを放ちます。
ロングシュートとは言えない距離です。
その距離55メートル!!
今の僕なら心でこう唱えるでしょう。
ロングシュート「否(いな)!」
超ロングシュート「否(いな)!」
【ベッカム】+超ロングシュート「鉄板(てっぱぁん)!」
今なお、僕の思い出に残る伝説のシュートです。
ちなみに超ロングシュートの伝説は、監督時代の【ストイコビッチ】の革靴シュートも外せません。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「アーリークロスの生みの親?」
【デビッド・ベッカム】のプレースタイルの特徴として「正確なキック」は外せません。
特に「アーリークロス」は、局面を打開するために必要不可欠です。
そもそも「アーリークロス」って何?
サイドからゴール前へのパスのことです。
「センタリング」や「クロス」と何が違うの?
「センタリング」や「クロス」は「サイドからゴール前のパスすべて」を指します。
「アーリークロス」は、より限定的です。
アーリーは早いという意味があり、「早めのクロス」です。
「早めのクロス」がわかりません。
まず落ち着きましょう。
「サイドで相手ディフェンダーが目の前にいて1対1の状況」を仮定します。
相手ディフェンダーを抜き去りゴール前にパスをするのが一般的な答えです。
【ギグス】が代表的な選手です。
一方【ベッカム】は「足が遅い短所」と「キックが正確な長所」をいかせないか考えます。
「相手を抜き去る前にパスすればいいのでは?」
そこで、「相手を抜く」を省略します。
ゆえに抜いてからのクロスに対して、抜かずにクロスのため早くなり「アーリークロス」となります。
なんとなくわかったので、これからもわからないサッカー言葉があったら教えてください。
「初心者でもわかるサッカー言葉」をまとめてくれれば、サッカーがより楽しめます。
前向きに検討します。
話を戻します。
【ベッカム】は「アーリークロス」の使い手です。
むしろ、【ベッカム】の存在により「アーリークロス」が広まりましたので生みの親だとにらんでいます。
「アーリークロス」は線ではなく点で合わせる技術が不可欠であり、【ベッカム】の正確なキックがゴール前のフォワードへ綺麗な放物線を描きます。
誰でも簡単に真似できないことが【ベッカム】の偉大さをきわだてます。
フリーキック
【デビッド・ベッカム】の正確なキックはフリーキックでも存分に発揮します。
そして、ドラマを生みます。
時は2002年ワールドカップ予選の大詰めの「2001年10月6日」までさかのぼります。
予選最終節、相手はギリシャ。
場所はオールド・トラフォード、【ベッカム】が所属している「マンチェスター・ユナイテッドの本拠地」です。
試合は90分を過ぎ1対2で負けている状況で、残るはアディショナルタイムのみ。
同点に追いつかないと、プレーオフにいくことで予選敗退の可能性があります。
そしてアディショナルタイムでラストチャンスが訪れます。
相手のファールでゴール正面にフリーキックを獲得します。
もちろん【ベッカム】が蹴ります。国民すべてのプレッシャーを背に受けて。
サッカー否(いな)、フットボールの母国であるイングランド国民のプレッシャーは日本国民のプレッシャーの比ではありません。
そんななか覚悟を決めた【ベッカム】がキック一閃。
美しい放物線を描いたボールはゴールに突き刺さります。
【ベッカム】が英雄となり伝説となった瞬間です。
偶然か必然か、この試合がオールド・トラフォードだったことです。
マンチェスター・ユナイテッドで何度もこの場所で練習も試合もしている【ベッカム】は距離感、芝の感触を知り尽くしています。
【ベッカム】の類まれなキックの練習の積み重ねと状況の組み合わせによって、「伝説のフリーキック」に昇華したのだと思います。
Embed from Getty Imagesベッカムヘアーと2002年ワールドカップ
【デビッド・ベッカム】は2002年に日本で大ブレイクします。
最大のヒット作?は「ベッカムヘアー」です。
日本中のどこもかしこも、当時の【ベッカム】のソフトモヒカンのヘアースタイルを真似ている人が続出しました。
【ベッカム】のプレーを知らなくても【ベッカム】の顔は分かる人は多いのではないでしょうか。
海外サッカーの知名度を上げた功労者とにらんでいます。
一方で2002年ワールドカップのドラマの一つとして、【ベッカム】はアルゼンチンの【シメオネ】との因縁の決着があります。
1998年ワールドカップで【ベッカム】は【シメオネ】の挑発にのってしまい、軽く蹴りをいれてしまいます。
サッカーでは「あきらかな報復行為」はレッドカードで退場になります。
有名なエピソードは、ジダン頭突き事件です。
相手の口による攻撃(口撃)にかっとなり反射的に頭突きを見舞ってしまいました。
もちろんレッドカードです。
【ジダン】に興味のある皆さまはこちらの記事をご覧ください。
話を戻します。
【ベッカム】は1998年の悪夢をプレーでリベンジするしかありませんでした。
2002年にアルゼンチンと戦う機会を得た【ベッカム】は得点のチャンスを得ます。
ペナルティキックです。
【ベッカム】ほどのキックの名手であれば、ゴールの隅に決めることができたかも知れませんが、魂を込めたキックはど真ん中を貫きます。
そして、雄叫び。悪夢が払拭された瞬間です。
「ベッカムヘアー」はあくまできっかけであり、熱いプレーとドラマを見ていただけると幸いです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【デビッド・ベッカム】は稀代のキックの名手です。
そしてすべてが絵になります。
僕が「好きなシルエット」のひとつに「ベッカムのアーリークロスのシルエット」があります。
両腕を広げ、ボールの下をすくい上げるように親指の根本で蹴るシルエットです。
Embed from Getty Images「【中村俊輔】選手のフリーキックのシルエット」と双璧です。
写真ではなく、シルエットでプレーを表現できる選手は、狙ったところに蹴るために何千何万回も修練した証です。
【ベッカム】の「美しきフォーム」と「キックの放物線」は永遠に色あせることはありません。
第二、第三さんの「ビューティフルスナイパー」があらわれるか否かは、歴史が証明してくれるでしょう。
【デビッド・ベッカム】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ガブリエル・バティストゥータ】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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