どうも、サッカー大好きおっさんのじょのれんです。
今回紹介する伝説のサッカー選手はイタリアの【ジャンフランコ・ゾラ】です。
Embed from Getty Images「 ジャンフランコ・ゾラはどんな選手?」
「ジャンフランコ・ゾラのエピソード教えて!」
と思っていただいたあなたへお届けします。
ちょいちょいぼくのエピソードも混じっていますが、お付き合いいただければ幸いです。
いきなりですが【ジャンフランコ・ゾラ】にキャッチフレーズをつけます。
リトルウィザードリィ
「PKより簡単なもの、それはフリーキック」
なぜこのキャッチフレーズをつけたのか【ジャンフランコ・ゾラ】のすごいぞポイント3つを軸に語っていきますので、しばしお付き合いください。
いち早く実際のプレー動画を見たい皆様はこちらからどうぞ。
プレーを見た後で良いので、記事を読んでいただければ幸いです。
- プレースタイル「ファンタジスタ+フリーキック」
- マラドーナとの出会い
- チェルシー大冒険
選手プロフィール
- 名前:ジャンフランコ・ゾラ
- 国籍:イタリア
- 生年月日:1966年7月5日
- 身長・体重:168cm67kg
- 利き足:右足
- ポジション:MF(ミッドフィルダー)、FW(フォワード)
- 主な所属チーム:ナポリ、パルマ、チェルシー
- 代表歴:35試合(10得点)
- ワールドカップ出場:1994年
年 | クラブ | 出場 | (得点) |
1984-1986 | ヌオレーゼ | 31 | (10) |
1986-1989 | トレス | 88 | (21) |
1989-1993 | ナポリ | 105 | (5) |
1993-1996 | パルマ | 102 | (49) |
1996-2003 | チェルシー | 229 | (59) |
2003-2005 | カリアリ | 74 | (22) |
通算 | 629 | (193) |
【ジャンフランコ・ゾラ】の能力を表すパラメータがこちらです。
- オフェンス:18
- ディフェンス:6
- テクニック:18
- パワー:10
- スピード:16
- スタミナ:15
- 総合力:83
出典: WORLD CLUB Champion Football セガ
出会い
【ジャンフランコ・ゾラ】との出会いは、コロンビアの【ファウスティーノ・アスプリージャ】と関係があります。
1994年ワールドカップ予選のアルゼンチン戦にさかのぼります。
1986年優勝、1990年準優勝のアルゼンチンは1993年コパ・アメリカも制しており、まさに南米最強でした。
そんなアルゼンチンに5対0のスコアをサッカー雑誌ワールドサッカーグラフィックで知り、「何だそのすごいチームは」と衝撃を受けました。
偶然にも、NHKだったと思いますがその試合をテレビで放送されており、【カルロス・バルデラマ】のボールタッチと【アスプリージャ】のスピードに度肝を抜かれたのを今でも覚えています。
そして【アスプリージャ】を調べている時に、イタリアセリエAの「パルマ」というチームを知り【ゾラ】を知りました。
後の「パルマ旋風」の最初の一撃と記憶しています。
【アスプリージャ】【バルデラマ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
Embed from Getty Imagesすごいぞポイント3つ
プレースタイル「ファンタジスタ+フリーキック」
【ジャンフランコ・ゾラ】のプレースタイルは「ファンタジスタ+フリーキック」です。
「ファンタジスタ」は【ロベルト・バッジョ】の代名詞ですが、同時代に伝説級の「ファンタジスタ」があふれていました。
【ロベルト・マンチーニ】【ジュゼッペ・シニョーリ】【ゾラ】です。
当時は「ファンタジスタ」は1チームに一人が定説でしたので、イタリア代表では両雄並び立たずで、同時起用はほとんどありませんでした。
そんな中【ゾラ】は1994年アメリカワールドカップは苦い思い出となります。
途中出場で結果を出そうとがむしゃらにプレーしましたが、レフリーの不可解の判定でレッドカードをもらい退場してしまいます。
その後【バッジョ】の活躍で逆転するため、引き立て役となってしまいます。
なので僕の中では「悲運のファンタジスタ」というイメージがあります。
【バッジョ】【シニョーリ】に興味のある皆さまは下記記事をご覧ください。
話をプレースタイルに戻します。
【ゾラ】はパス、ドリブル、シュートすべてが一級品ですが、一つ上げるとするならば「フリーキック」です。
右足から繰り出されるキックはきれいな放物線を描き、ゴールに吸い込まれます。
「ペナルティキックよりフリーキックが簡単だ」という言葉が出るほど得意でした。
Embed from Getty Imagesマラドーナとの出会い
【ジャンフランコ・ゾラ】は「パルマ」に所属する前に「ナポリ」に所属していました。
「ナポリ」といえば【マラドーナ】が1984年から1991年のあいだ所属したことで、世界的に有名になりました。
【ゾラ】は1989年から1991年のあいだ【マラドーナ】と重複して「ナポリ」に所属しています。
この出会いが【ゾラ】のプレースタイルと無関係ではありません。
「ファンタジスタ+フリーキック」はまさに【マラドーナ】を語る上でも外せないからです。
パスが上手い選手、シュートが上手い選手は過去にもいたと思います。
しかし、そこに意外性や創造性をもたらしたのが【マラドーナ】です。
その全盛期の【マラドーナ】と一緒に練習をした【ゾラ】が真似をするのは必然です。
良い選手が超一流の選手と練習することで「能力が引き伸ばされ覚醒」する事例です。
【久保建英】は【ダビド・シルバ】と同じチームに所属し、練習と試合と両方で日々「能力が引き伸ばされ覚醒」しました。
Embed from Getty Imagesチェルシー大冒険
【ジャンフランコ・ゾラ】は当時のイタリア選手では珍しい海外移籍をしています。
イングランドの「チェルシー」です。1996年のことです。
一年前の1995年にオランダの英雄【ルート・フリット】が移籍して話題となりました。
当時のチェルシーは中堅チームでしたが、【ゾラ】加入後に「FAカップ」や「リーグカップ」に優勝します。
「セクシーフットボール」と言う言葉が使われたのもこの時からだと覚えています。
特に印象に残っているのは【トーレ・アンドレ・フロー】とのコンビネーションです。
「ファンタジスタ」と相性がいいのは高身長でポストプレーが得意な選手と相場が決まっています。
【トーレ・アンドレ・フロー】は身長193cmでノルウェー出身です。
ノルウェー出身で高身長といえば【ハーランド】と同じ特徴です。
小さな魔法使い【ゾラ】は次々とアシストします。
もちろん自分でも決めるので、いつしかチェルシーの名実共にレジェンドとなります。
現在でも【ゾラ】の背番号25は「ほぼ永久欠番」となっています。
【中村俊輔】が背番号10以外の場合、背番号25をつけるのは【ゾラ】の影響があったのではないかとにらんでいます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【ジャンフランコ・ゾラ】は「マラドーナとの出会い」を通じて「フリーキック」という武器を巧みに扱う小さな魔法使いになりました。
まさに「リトルウィザードリィ」です。
ちなみに「ウィザードリィ」というゲームが昔あり、ダンジョンに様々な罠があります。
ダンジョンの様々な罠をかいくぐれば無事クリアとなります。
【ゾラ】は色々な特徴があるチームメイトとともにダンジョンに繰り出し、パス、シュート、フリーキックなどの技を駆使しクリアしたのだと思います。
「フリーキック」でワクワクする選手がチームに一人いるだけで、敵から見れば驚異となり味方から見れば頼もしくなります。
今回の日本代表にも【中村俊輔】、【本田圭佑】、【遠藤保仁】のようなフリーキックの名手が出てきてほしいです。
左右一人ずつが理想です。
【ジャンフランコ・ゾラ】の魅力がうまく語れたかはわかりませんが、なつかしさや興味がわいた皆様は、実際のプレーをみていただければ幸いです。
次回予告
次回は【ヘンリク・ラーション】です。
お楽しみにしてください、またね。
Embed from Getty Imagesここまでお付き合いしてくださった皆様にサッカー本と漫画の紹介をします。
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