今回紹介するセリフは【バガボンド】の「闇を抱えて生きろ‼武蔵」です。
この記事は考察ではなく個人の感想です。
もっというと今この瞬間感じたことをつづったものです。
興味を持たれた皆様はご覧ください。
【この記事は以下のような人にオススメ!】
- 漫画好き
- セリフ好き
- ツッコミ好き
※セリフの魅力を伝えるために、一部ネタバレを含みますのでご注意願います。
作者の紹介
セリフの紹介の前に作者の紹介をさせてください。
- 名前:井上雄彦
- 出身地:鹿児島県
- 生年月日:1967年1月12日
- 代表作:SLUM DUNK、バガボンド、リアル
必殺技などの非現実的なものは基本的に表現しません。
丹念な取材と画力がおりなす「心理描写」と「目の前にいるような人物の動き」は最高峰に達する。
2022年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の「原作・脚本・監督」です。
「闇を抱えて生きろ‼武蔵」
いつ誰が発したセリフ?
「バガボンド」2巻の#21「光のある場所」にて。
【沢庵】が【新免武蔵(のちの宮本武蔵)】へ発したセリフ。
どの状況で
【武蔵】は【又八のおばば】の逆恨みで捕まり、縄でぐるぐる巻きにして木にぶら下げられた。
何日も何日も。
そして、捕まえた張本人の【沢庵】によって助けられる。
「死に場所を選ばせてやる」というセリフとともに。
縄で助けた【武蔵】を故郷の「宮本村」が見渡せる場所に連れて行く。
【武蔵】は自暴自棄気味に言う。
「殺せクソ坊主」。
戦いにあけくれ修羅のように生きた【武蔵】に【沢庵】は立て続けに言う。
「殺すのみの修羅のごとき人生が本望か、武蔵」
「違うよ」
「お前はそんなふうにはできていない」
【武蔵】の眼から涙が落ち心の底から思う。
「生きていいのか」
【武蔵】の縄をほどいて【沢庵】が語ったセリフがこれだ。
「闇を知らぬ者に光はない」
「闇を抱えて生きろ‼武蔵」
「やがて光も見えるぞ」
【武蔵(たけぞう)】から【宮本武蔵(みやもとむさし)】になった瞬間でもある。
僕の感想
闇や影は光に比べて、文字通り日が当たりにくい。
しかし、対になるものなので必ずある。
たとえば大谷翔平選手。
打者としても投手としても圧倒的な才能を世界中に見せつけている唯一無二の二刀流。
光の部分は輝かしい実績が物語っている。
光がそれだけまぶしいのであれば、闇や影もより深いとにらんでいる。
それは悪い意味ではなく、努力や鍛錬と置き換えてもいい。
プロアスリートのため、試合の結果が最重要視される。
しかし、その裏では食事、睡眠、トレーニング、リカバリー、リラックスなどありとあらゆるものをつきつめているのかもしれない。
一方【武蔵】は望むか望まないかは別にして、時代や生まれた環境がそうさせたのかはからずも闇をたくさん得た。
そんな【武蔵】ならばこそ光がさんさんと注ぐと信じた【沢庵】は助けずにはいられなかったのかも知れない。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
オードリーの東京ドームライブを現地で見てきましたが圧倒的な光を感じました。
それは若林さんも春日さんも圧倒的な闇の時代があったから生まれた産物だとも思いました。
キャラクターが発したセリフは漫画の世界でなく現実世界の人に届きます。
読むだけでなく、自分がその本人になりきってセリフを声に出しましょう。
きっと人生が変わります。
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