今回紹介する本は【社会人大学人見知り学部卒業見込み】です。
オールナイトニッポンで東京ドームを興奮のるつぼにした「オードリー若林」さんのエッセイです。
執筆当時と今では考え方は違うと思いますが、心に刺さる言葉がもりだくさんです。
【この記事は以下のような人にオススメ!】
- オードリーファン
- 若林正恭ファン
- 人見知りな人
- ネガティブな性格にコンプレックスを持っている人
この本を読み終えると、今までと違う目線になり、心の解像度が劇的に上がります。
では、これから【社会人大学人見知り学部卒業見込み】を心に残った8つの言葉を軸に紹介させていただきます。
※本の魅力を伝えるために、一部ネタバレを含みますのでご注意願います。
作者の紹介
出典: ケイダッシュステージ公式WEBサイト
本の紹介の前に作者の紹介をさせてください。
- 名前:若林正恭
- 出身地:東京都
- 生年月日:1978年9月20日
- コンビ名:オードリー
- 相方:春日俊彰
- 立ち位置:左
- 特技:漫才、ラジオ
- 代表番組:オールナイトニッポン、しくじり先生 俺みたいになるな!!、激レアさんを連れてきた。
テレビの顔とラジオの顔の二刀流。
テレビは一流、ラジオは超一流。
日常を切り取る目線と話術は老若男女をひきつけます。
心に残った言葉8選
わからないことにこだわらない人は一から百は作れるけど、ゼロから一は作れないんだよ
若林さんがあるディレクターから言われた言葉。
そのディレクターいわく成績の伸びない子の典型は「わからない問題にこだわり続ける」。
若林さんは気になることをスルーできないから今の若林さんになったとも言える。
要領がよかったら、ズレ漫才にたどり着くこともなく、東京ドームにもたどり着いていない。
結果、ゼロから一を作った。
性格とは形状記憶合金のようなもので元々の形は変わらない
若林さんはネガティブで消極的だったため、自分を変えたい気持ちが強かった。
そのため、成功者の本を読みまくった。
瞬間は変わるが、少したつと元の自分に戻る。
読んでも読んでも元の自分に戻る。
形状記憶合金のように元の自分に戻る。
それに気づけば、性格を変えるのでなく「性質をうけいれる」に方向転換できる。
一方、「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」という言葉もある。
代入して要約すると「性質をうけいれれば運命が変わる」。
大丈夫と言うことから大丈夫は始まるのだ
若林さんは決心した。
根拠があるかないかは関係ない。
ネガティブ感情から抜け出せない仲間に「保身」を考えず「大丈夫」と言う。
言ったことにより生じる責任を負う。
「笑う犬の冒険」の「テリーとドリー」の中で根拠がなくテリーも言っている。
「ダイジョブダイジョブー、テリーを信じてぇ。」
笑うという反応は人間の中でも嘘のつきにくい反応なのだそうだ
若林さんが精神科医の人に聞いた言葉。
特にお笑いライブは残酷だ。
ウケれば笑いが起こるし、スベれば静寂になる。
どちらにしても信用できるのだそうだ。
「オールナイトニッポンin東京ドーム」は笑いの渦が終始巻き起こっていたということは、嘘ではなく5万3千人が笑っていたということだ。
「何を言うか?」ではなくて、「誰が何を言うか?」なんだ
盲目の少年が落語をしていた。
話に関連する道具を触ったり、師匠と手と手をあわせて大きさを確認したりしていた。
そして、高座で披露した落語は、しゃべりだけで相手にリアリティあるものをイメージさせた。
説得力が違う。
大谷翔平選手が「憧れるのはやめましょう」やスラムダンクの安西先生の「あきらめたらそこで終了ですよ」もそういうことだ。
自分の生活圏内のコントローラーの操作をちょっとだけ覚えてきたのかな?
ゲームで例えるとコントローラーの操作方法がわからなければ面白くない。
わかっても自由自在に動かさなければそれも面白くない。
ドラクエしかり、ゼルダの伝説しかり、鉄拳しかり。
ということは、自分というキャラクターを自分がうまく操作できなければ面白くない。
上手く操作できるようになれば面白くなる。はずだ。
本気で悔しかったり惨めだったりする話は面白いんだよ
若林さんの恩人でもあり、古くはウッチャンナンチャンの恩人でもあるオールナイトニッポンの放送作家「藤井青銅さん」の言葉。
若林さんにとっては日常の話だが、視点が人と違うことでその話は一気に面白くなる。
解像度が高いカメラとピントを合わせる技術が常人離れしている若林さんの能力が発動した瞬間でもある。
ジョジョにおけるスタンドを発動させる矢が若林さんにとって「藤井青銅」だった。
スタンドの名前は「ダイアゴナルアイ(斜めの目線)」と勝手に命名する。
一番体力を消耗してしまうのが考えること
ある登山家に聞いた言葉。
吹雪などで立ち往生してテントで待機する場合、いかに体力を温存するかが鍵。
特に自分のことを考えると未来や過去などぐるぐる頭の中で考えるためどんどん体力が消耗するそうだ。
逆に、本を読むのが一番疲れない。
あくまである登山家の言葉だがわかる気もする。
寝る前に本を読むとぐっすり眠れるからあながち間違いではない。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
【社会人大学人見知り学部卒業見込み】には他にも心に刺さる言葉がたくさんありますが8つだけ紹介させていただきました。
自分の性質を理解し、自分のコントローラーをうまく操作したいと思います。
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本は「先人の知識の宝庫」です。次の本もお楽しみに。
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