今回紹介するセリフは【バガボンド】の「こんなものか・・・俺たちなんて・・・」です。
この記事は考察ではなく個人の感想です。
もっというと今この瞬間感じたことをつづったものです。
興味を持たれた皆様はご覧ください。
【この記事は以下のような人にオススメ!】
- 漫画好き
- セリフ好き
- ツッコミ好き
※セリフの魅力を伝えるために、一部ネタバレを含みますのでご注意願います。
作者の紹介
セリフの紹介の前に作者の紹介をさせてください。
- 名前:井上雄彦
- 出身地:鹿児島県
- 生年月日:1967年1月12日
- 代表作:SLUM DUNK、バガボンド、リアル
必殺技などの非現実的なものは基本的に表現しません。
丹念な取材と画力がおりなす「心理描写」と「目の前にいるような人物の動き」は最高峰に達する。
2022年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の「原作・脚本・監督」です。
「こんなものか・・・俺たちなんて・・・」
いつ誰が発したセリフ?
「バガボンド」1巻の#1「新免武蔵様」にて。
【新免武蔵(しんめんたけぞう)】に向かって幼馴染であり親友である【本位田又八】が発したセリフ。
どの状況で
17歳の若さで関ヶ原の戦いに参戦し、戦いに破れて二人は倒れていた。
残党狩りにおびえながら故郷に帰る最中にこぼれ出た言葉。
大将首を取って出世したかったが、現実はほど遠かった。
大将首を刈るどころか、兵士が通る道を作るために草を刈ることが多かった。
僕の感想
夢と現実が違うことはよくある。
夢の到達点が高ければ高いほど、現実とのギャップが深くなる。
戦国時代でも現代でも同じ苦しみがある。
戦国時代は戦国時代の考え方があるので、今の自分に置き換えることは軽々しくできない。
ただ言えることは「こんなものか」は自分の期待値でもある。
「こんなものだ」と思った瞬間に自分の上限値を自分で決めたことにもなる。
ポテンシャルがあればなんでもできる。
そう思えば前に進める。
又八はそう思っていたかもしれない。
ダービースタリオンという馬を育てるゲームがある。
成長のピークは馬ごと違うため、どこにピークを持っていくかで調教メニューやレースの出走スケジュールを決める必要性がある。
どの地点で「こんなものか」と思うのか「こんなものだ」と思うかで引退の時期も変わる。
もっというと種馬で長く後世に血を引き継ぐかも判断が必要になる。
ゲームの世界でこうなのだから、人生というゲームのなかでは「こんなものか」はすごい重要な言葉に思える。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
自分の現在地を見つめるのには「こんなものか」は良い言葉です。
「こんなものか」と思えば先に進めるし、「こんなものだ」と思えばそこで止まります。
キャラクターが発したセリフは漫画の世界でなく現実世界の人に届きます。
読むだけでなく、自分がその本人になりきってセリフを声に出しましょう。
きっと人生が変わります。
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