今回紹介するセリフは【バガボンド】の「お前はこの村で一番弱い」です。
この記事は考察ではなく個人の感想です。
もっというと今この瞬間感じたことをつづったものです。
興味を持たれた皆様はご覧ください。
【この記事は以下のような人にオススメ!】
- 漫画好き
- セリフ好き
- ツッコミ好き
※セリフの魅力を伝えるために、一部ネタバレを含みますのでご注意願います。
作者の紹介
セリフの紹介の前に作者の紹介をさせてください。
- 名前:井上雄彦
- 出身地:鹿児島県
- 生年月日:1967年1月12日
- 代表作:SLUM DUNK、バガボンド、リアル
必殺技などの非現実的なものは基本的に表現しません。
丹念な取材と画力がおりなす「心理描写」と「目の前にいるような人物の動き」は最高峰に達する。
2022年の映画「THE FIRST SLAM DUNK」の「原作・脚本・監督」です。
いつ誰が発したセリフ?
「バガボンド」2巻の#12「沢庵」にて。
【沢庵】が【新免武蔵(のちの宮本武蔵)】へ発したセリフ。
どの状況で
【武蔵】は故郷宮本村に一人で帰還した。
【又八】のおばばは【又八】が帰ってこないのは【武蔵】のせいだと逆恨みした。
【武蔵】を捕まえようとするが必死で【武蔵】も抵抗する。
そんな時、【沢庵】が【武蔵】と対峙する。
まずは「大物のようじゃが肝は小せえなあ」と言う。
【武蔵】はムッとする。
そして続けざまに言う。
「お前に触れたら切れそうだ」「そうやってまるで刃物のように神経をとがらせ人を寄せつけないのは人が怖いからだ」
どどめとばかりにこの言葉を言う。
「お前はこの村で一番弱い」
僕の感想
肉体的強さで言えば村で一番強いのは誰がどう見ても【武蔵】である。
【沢庵】が言いたいのは精神の強さのことを言っている。
チェッカーズの「ギザギザハートの子守唄」ではないが、【ナイフみたいにとがっては触るものみな傷つけた」はこのときの【武蔵】の状態だ。
大人になるとトゲがとれて丸くなると言うが、それはそれでいいのか疑問に思う。
子供の頃はみんな、ギザギザハートを持っていたのに全員が全員まんまるハートになっては面白くない。
才能には凹凸があるから面白い。
【バルデラマ】【デ・ラ・ペーニャ】【フィリッポ・インザーギ】のように。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
一番弱いのは逆に言うと一番強いことになると思います。
それを受け入れるか受け入れないかでその後が変わります。
世の中に短所はなく、ひっくり返してすべて長所と思えば面白い。
キャラクターが発したセリフは漫画の世界でなく現実世界の人に届きます。
読むだけでなく、自分がその本人になりきってセリフを声に出しましょう。
きっと人生が変わります。
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セリフは「受け取った人の人生を変えます」。次のセリフもお楽しみに。
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